沪江

天声人语24日  城山三郎

临波 2007-03-24 16:28

作家の城山三郎さんが亡くなった。経済小説という新しい分野を切り開いた。貴いこの仕事は、経済という一分野を超えた大きなものに貫かれていたように思われる。

作家城山三郎先生去世了。他开创了经济小说这个新的领域。这个重要的工作被人们认为是贯穿了超越经济领域的伟大工作。

四半世紀前、城山さんはネパールに旅をした。ヒマラヤを仰ぐ山国の湖畔で悠々と草をはむ牛がうらやましく、生まれ変われるならネパールの牛になりたいと思う。そして、戦争末期にも同じ思いをしたことを想起した。

25年前,城山先生到尼泊尔旅行。他非常羡慕在仰望喜马拉雅山的山国湖畔悠然吃着草的牛,想着如果转世投胎的话能变成尼泊尔的牛就好了。然后,想起在战争末期的时候也有相同的想法。

17歳だった城山さんは、忠君愛国の大義を信じ、海軍に志願入隊した。そこで一部の職業軍人たちが愛国者の顔をしながらいかに醜いかを知る。理由もない体罰、ひっきりなしに振るわれるこん棒。兵士が芋の葉をかじる時、士官たちは天ぷら、トンカツを食う。演習の時、河原でのんびりしている牛を見て、牛の方がいいと思った。

17岁的城山先生,相信忠君爱国的大道理,加入了海军的志愿队。在那里知道了一部分的职业军人们虽然摆出一幅爱国者的脸孔,其行为却是极其丑陋的。毫无理由的体罚,无休止的挥舞起的棍棒。士兵们在啃着芋头的叶子的时候,军官们却在吃着炸油豆腐,猪排。演习的时候,看见了在河滩里悠闲的牛,觉得还是牛的生活好啊。

「大義名分のこわさ、組織のおそろしさ。暗い青春を生きたあかしとして、とりあえずそれだけは書き残しておかねばならない。そこからわたしの新しい人生がはじまった」。「大義の末」や「男子の本懐」などが生まれ、組織と人間を見つめる目に磨きがかかった。

“大道理这一名义的可怕,组织的恐怖。这些作为灰暗的青春存在的证据,首先必须将这些记录下来。从那之后我的新的人生展开了”。接着他写下了‘大道理的结局’,‘男人的本意’等作品,这些都磨利了注视组织和人类的眼睛。

「旗」という詩がある。「旗振るな/旗振らすな/旗伏せよ/旗たため……ひとみなひとり/ひとりには/ひとつの命」(『城山三郎全集』新潮社)。

有一首称为‘旗’的诗。“不要去摇旗帜/不要去挥动旗帜/让旗帜倒下来/将旗帜折叠起来……所有人都是独立的一个人/每个人都只有一次生命”(《城山三郎全集》新潮社)。

旗一つで人をあおり、絡めとるようにみえる組織的な動きには、死の直前まで反対の声をあげ続けた。「戦争で得たものは憲法だけだ」とも述べたという。それが、城山さんを貫く思いであり、書き記そうとしてきたことの本質だったのかも知れない。

他对于可以看成是用一面旗帜去煽动大家,将大伙紧紧的绑起来的组织的行为,到死之前都是一直反对的。据说他还曾说过“在战争中唯一能得到的只有宪法了”。这既是贯穿城山先生的思想,也许也是他想记录下来的事情的本质吧。

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