沪江

编集手帐(2007-11-28)-春之雪

临波 2007-12-01 23:25

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晴れた空から舞い降りる雪を、風花(かざはな)という。冬の季語だから季節はちょっと違うが、三島由紀夫の晩年の小説「春の雪」に、奈良の寺院に散る風花が描かれている

据说晴朗的天空中飘落的雪花称为‘风花’。由于这是冬季的语言所以与所说季节有些不同,但三島由紀夫晚年的小说《春之雪》中描绘了奈良的寺院中飘散的雪花。

「空が曇っているあいだは空の色に紛れ、かすかに弱日が射(さ)すと、却(かえ)ってそれがちらつく粉雪であることがわかった」。淡くはかない寒空の使者である

“阴天的时候,她与天空成一色,暖阳微微一照,才知道那是纷飞的细雪".她是寒天的使者,淡然而无常”。它是淡淡的,无常的寒冷日子的使者。

主人公の青年「松枝清顕(まつがえきよあき)」の禁断の恋が描かれている。三島が学習院高等科1年生のときに使っていた教科書から、作品の題名と主人公の姓が登場する古い歌謡のメモ書きが見つかったという

小说描绘了主人公青年‘松枝清顕’的禁忌的恋爱。据说从三岛在学习院高等科1年级时使用的教科书中发现了有作品的名字以及主人公姓氏的古代歌谣的笔记。

教科書「東洋史概説」に挟まれた半紙に鉛筆書きで、「松がえ(枝)かざし(挿頭)にさしつれば/はるのゆきこそふりかゝれ」とあった。平安末期の「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)口伝集」の中の詩句で、三島のメモでは原典の「梅」が「松」に変えてある

用铅笔写的日本纸夹在教科书《东洋史概说》中,写着“松将枝插在头上时/正是春雪开始飘落”。这是平安末期的《梁塵秘抄口授集》中的诗句,在三岛的笔记中将原著中的‘梅’变成了‘松’。

青春の胸に兆した何かが歳月を経て、晩年の作品に昇華したものか。昇華と無縁、きょう考えたことを明日の紙面に書き散らす身に、歳月の作用は興味が尽きない

是他青春的心中萌发的某个念头经历了岁月之后晚年的作品中升华了吗?与升华无关,对于今天考虑的事情就信笔写在明天的报纸上的人来说,岁月的作用就是让兴趣一直存在着。

三島は変わらぬ松の緑に「永遠」を、地上につかの間の命をとどめる風花に「滅び」を重ねていたともいう。後世に読み継がれていく作品が松の緑ならば、その創作過程は作家の死去とともに溶けていく風花だろう。雪の結晶をほんの少し、心眼に映してくれたメモである。

三岛将‘永远’重叠在松之绿,将‘毁灭’重叠于停留在地上的只有短暂生命的雪花上。被后世一直传诵的作品若是松之绿的话,那么那个创作过程是与作家的去世一起融化的雪花吧。那个笔记把雪的结晶微微映照在慧眼中。

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