沪江

编集手帐(2007-05-02)-切勿开车打瞌睡

心香 2007-05-02 22:02

劇作家の宇野信夫が無名のころ、自宅によく古今亭志ん生が遊びに来た。こちらもまだ売れる前、柳家甚語楼(じんごろう)と名乗っていた当時である

剧作家宇野信夫还是无名小辈的时候,古今亭志生经常到他家玩。那是在志生也尚未出名前,自称为“柳家甚語楼”的时候。

いつものように差し向かいで話しているうちに、志ん生が居眠りをはじめた。と、だしぬけに顔を上げて言ったという。「どうも、ジャリ(子供)が朝早くから目をさまして胸の上を歩きやァがるから、目に借りが出来ちまって…」

象往常一样,两人面对面谈天的时候,志生开始打盹了。据说,他又突然抬起头说道:“很对不起,孩子一大早就醒来在我身上走来走去的,所以,欠了‘眼债’……”

睡眠で目に楽をさせるところを、そうできずに借りをつくってしまった、というのだろう。たちまち情景が浮かぶ「胸の上を歩きやァがる」、昔は言葉の達人がいたものだとしみじみ思う

这话想必是说,正当睡得正酣时,却被吵醒而无法继续,只好欠“眼债”了。 “在身上走来走去”也是令人立刻浮现其情其景的表达,深深体会到前人是多么擅长遣词造句啊。

(意译:“在身上走来走去”也是生动形象的表达)

春深く、眠気を催す時期を「目借時(めかりどき)」という。蛙(かえる)が人の目を借りてしまうので人は眠くなる、という語り伝えだが、目に借りができる志ん生流の目借時も味があっていい。瞼(まぶた)が重く感じられる季節である

春意浓浓、慵懒犯困的季节,称为“目借時”。它源自“青蛙借走了人的眼睛,所以,人开始发困”的传说,而志生式的“目借時”——“欠眼债”,别有一番趣味,也很不错。眼下正是眼皮不禁犯困的季节(意译:眼下正是容易犯困的季节)。

大型連休のさなかという方もおられよう。行楽や帰省の行き帰り、居眠り運転による痛ましい事故の報に接するのは、年末年始とこの季節である。くれぐれも、運転中は借りを返すことのなきように

想必还有一些人正在休长假吧。经常是在岁末年初和现在这个季节,我们看到关于旅行、探亲的往返途中因开车瞌睡而导致悲惨事故的报道。开车时千万不要打瞌睡。

英和辞典をひらくと、最後のページの末尾に「zzz」が載っている。ぐうぐう――漫画などでいびきや眠りを表すときに用いられる。人生という読みでのある書物を、不注意な「zzz」で閉じてはつまらない。

翻开英日辞典,最后一页的末尾有“zzz”一条。呼~呼~———这是漫画等书中用来表示打鼾和酣睡的词。倘若不小心用“zzz”把“人生”这本有看头的书合上,那就太没意义了。 

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