米国の子供たちが神様に手紙を書いた。「かみさまへのてがみ」という楽しい本は３０年ほど前、詩人谷川俊太郎さんの翻訳で日本語版がサンリオから出ている
美国的孩子们给上帝写了信。《写给上帝的信》是一本有趣的书，大约30年前，三丽欧公司出版了詩人谷川俊太郎的日译本。
子供たちはいろいろなことを神様に尋ねる。動物についての質問もあった。「かみさま あなたは きりんを ほんとに あんなふうに つくりたかったの？ それとも あれは なにかのまちがいですか？」
孩子们向上帝询问各种各样的问题，关于动物的问题也有。“上帝伯伯，您真的想那样创造长颈鹿吗？还是，哪里弄错了？”
上野動物園が雌雄２頭のキリンをドイツから購入したのは１９０７年（明治４０年）、今年はキリンの来日１００年にあたる。何かの間違いかなと、あの長い首を子供たちが不思議そうに見上げる光景は今も昔も変わらない
上野動物園从德国进口雌雄两只长颈鹿是在１９０７年（明治４０年），今年刚好是它们移居日本100周年。“是哪里弄错了吧”，孩子们以一幅不可思议的神情仰望着那长长的脖子，这样的景象一如从前。
愛嬌（あいきょう）のある顔、迷路のような模様…キリンの魅力は数あれども、くたびれた中年の身には、遠く離れた脳まで血液を送る丈夫な心臓がうらやましい。心臓の凍りつくような出来事がつづく時節はなおさらである
可爱的脸蛋、迷宫般的斑纹……长颈鹿的魅力之处不少，但是，很羡慕它们已是疲惫的中年之躯，却长着一个健康的心脏，将血液输送到遥遥相距的大脑中。尤其是在这个心脏结冰之类事故接连不断的季节里，更是羡慕不已。
３２人の学生仲間や教師を殺害する憎悪とは、いかなるものだろう。米国の大学で銃を乱射し、自殺した韓国人学生の心の回路は、犯行ビデオに収められたその言葉を聞いてもうかがい知れない
杀害32名师生，这是怎么样的一种憎恨呢？在美国的一所大学里开枪乱射之后自杀身亡的韩国籍学生，其心路历程如何，即使是听了他录在犯罪录象带里的那些话，也无法窥知。
手紙を書いた子供たちのなかには、大学生の子を持つ親になっている人もあろう。なにかのまちがいですか？ 神様に尋ねたいのはキリンの姿形ではなく、人間の狂気についてかも知れない。
当年给上帝写信的那些孩子们当中，想必有的已是拥有大学生孩子的父亲或母亲。到底是哪里弄错了呢？，这回他们要问上帝的不是长颈鹿的样子，而是关于人类丧心病狂的问题吧。
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