沪江

编集手帐(2007-03-05)-玫瑰芳香

心香 2007-03-05 20:42

アロマセラピー(芳香療法)の起源は、古代エジプトにさかのぼるという。日本でも奈良時代には、香木などを焚(た)いた煙を薬用に用いていた(「日本大百科全書」)

据说,Aromatherapy(芳香疗法)的起源,可以追溯到古代埃及。而日本在奈良時代,也焚烧香木等,利用烟雾进行药疗。

現代生活の中でも、その言葉は、目や耳にしない日がないほど普及している。しかし20年前は、芳香の効用を説いても「ホント?」と問い返されるのが落ちだったと、熊本市の調香師田中貴子さんは言う

現代生活中,该词十分普及,以至于无一天不耳闻目睹到它。然而,20年前,即使对芳香療法的功效进行说明,结果也只会落得对方反问一句“真的吗?”——熊本市調香師田中貴子如是说。

香り療法の歴史に、どこかで断絶があったらしい。田中さんによれば、例えば精神的に参っている時など、バラ水をかぎバラの花を想像すると「お肌が生き生きしてきます」

芳香療法的历史好像中途一度间断过。据田中介绍,精神感到压力等时候,只要闻闻玫瑰香水,想像玫瑰花的样子,“皮肤就会变得充满活力”。

そこらの機微に関して語る資格はないが、記憶喚起の効用についてなら一言ある。田中さん手製のチョコレートをかじった時のこと。溶かし入れたバラ水の甘い香りに促され、かつて訪ねたイラン・シーラーズの街を思い出した

个中奥妙,我没有资格谈论,但是,若是关于它有唤起记忆之功效,我却要讲一句。那是嚼着田中自制的巧克力的时候。在那溶解了的玫瑰香水的甜甜清香的催化下,我想起了以前曾经探访的伊朗希拉兹古街。

この古都に生きた14世紀の詩人ハーフィズに、「もし給料が届いたら、薔薇(ばら)と酒に費やそう」(平凡社東洋文庫・黒柳恒男訳)とあるが、至る所で咲き誇るバラの間を縫うようにして、知人がバラ水製造の町工場へ案内してくれた

在这个古都生活过的14世紀詩人哈菲兹写有这样的句子:“倘若领到津贴,就让我用它来买玫瑰和美酒吧”,在希拉兹,朋友带我参观了镇里生产玫瑰香水的工厂,我们仿佛穿行于到处争芳斗艳的玫瑰花丛中。

翻って、現在のイラン。世界から非難されながら、ウラン濃縮活動をやめる気配はない。国際社会との摩擦で生じた、どこか焦げ臭いにおいで、バラ水の上品な香りが台無しだ。

回过头来,看看现在的伊朗。虽然它遭受世界各国的谴责,但丝毫不见中止浓缩铀活动的迹象。和国际社会的摩擦而产生的焦臭味把玫瑰香水高雅的清香糟蹋了。


 

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