沪江

编集手帐(2007-02-01)-正确解读"中国残留孤児"

心香 2007-02-02 02:23

漢字を積み重ねた言葉は、ときに意味を誤りやすい。そう語ったのは国語学者の金田一春彦さんである。例えば離れ島の活性化を指す「離島振興」は「島を離れろ」と奨励しているようにも聞こえると

汉语词组有时很容易产生歧义。这句话是国語学者、金田一春彦说的。比如,他说,意指“把离岛搞活”的“离岛振兴”,听起来也象是“鼓励离开岛屿”之意。

「中国残留孤児」の語に接するたび、金田一さんの言う漢語を読み下す難しさが頭をかすめる。「中国に残り、とどまった…」は誤読だろう。望んで孤児になる者はいない。「残し、とどめた」である

每次触及“中国残留孤児”(译注:在华遗留日本孤儿)一词,我的脑海里就掠过金田一所说的汉语词组的难读。“(孤儿自己)遗留在中国”这种读法,即为误读吧。没有人愿意成为孤儿。所以,这里应是“(把孤儿)遗留在中国”之意。

生死の予測もつかぬ引き揚げの旅路に、幼子は伴えない。親は断腸の思いでわが子に別れを告げたはずである。異郷に残し、とどめたのは誰か。個々の親よりも戦争であったと、そう答えるほかはない

撤离路遥遥,生死亦茫茫,小儿岂能同行!父母应是怀着断肠之痛告别亲生骨肉的。是谁,将他们遗弃他乡?是各位父母,更是那场战争。——除此之外,别无答案。

日本に永住帰国した孤児の多くが職にもつけず、生計を立てられずにいる。新たな支援策の用意を、安倍首相が厚生労働省と自民党に指示した

回归日本定居的孤儿,大多陷入就业艰难,无法谋生的困境。安倍首相发出指示,要求厚生労働省和自民党考虑新的援助方法。

国の支援は足りているとの判断が東京地裁で示されたばかりである。司法の判断は判断として、「残し、とどめた」親の悲しみ、「残され、とどめられた」子の苦しみを国も分かち合う。正しく漢語を読み下した首相の判断だろう

東京地方法院刚刚做出判决,认为国家之前已对孤儿提供了足够的援助。然而,不管司法判断如何,对“遗留主体”父母们的悲伤和“遗留客体”孤儿们的痛苦,国家也必须分担。这个决定是首相正确解读汉语词组的结果吧。

「孤児一人やっと昭和を掘り当てる」。8年前の本紙に載った読者の時事川柳は、永住帰国の夢をかなえた孤児の喜びを詠んでいる。涙の果てに掘り当てた「昭和」が、生活苦と孤独であってはならない。 

“有个孤儿/盼啊盼/盼到了‘昭和’”。 8年前登在本报的这句时事川柳,表达了孤儿实现回国定居愿望的喜悦。流尽泪水才盼到的“昭和”,哪堪再让孤儿们感到生活的艰辛和孤独!

 

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