沪江

日本民间故事:贫穷的富翁

小尾巴译 2015-08-09 00:45

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むかしむかし、ある村に、一人の貧乏(びんぼう)な漁師(りょうし)のおじいさんが住んでいました。

很久很久以前,在某个村子里,住着一个贫穷的渔夫老爷爷。

おじいさんには子どもが大勢いたので、働いても働いても貧乏でした。

老爷爷有很多孩子,所以不管怎么工作还是很穷。

この村には、とても大金持ちの長者(ちょうじゃ)も住んでいました。

在那个村子里,还住着个很有钱的富翁。

ある日、長者がおじいさんをよんでごちそうをしました。

有一天,富翁喊来老爷爷款待了他。

長者はおじいさんを見ながら、うらやましそうに言います。「わしも、じいさまの幸せにあやかりたいもんだ」

富翁看着老爷爷,一脸羡慕地说道:“我可真羡慕爷爷您的幸福生活啊。”

それを聞いたおじいさんは、首をかしげて「おや?貧乏なわしなんかよりも、お金持ちに長者さまこそ、幸せではありませんか?」と、いうと、長者は、「いやいや、じいさまこそ、村一番の幸せ者だ。何しろじいさまは、人間にとって一番目の宝である健康と、二番目の宝である子宝(こだから→子ども)が大勢いるんだからな。じゃが、わしは三番目の宝である、お金しかないじゃ。比べると、やっぱり村一番の宝持ちはじいさまだよ」

听到这样说的老爷爷歪着头说道:“哎呀?和我这个贫困的老头子相比,富翁您不更幸福吗?”富翁听了说道:“不是不是,爷爷您才是村子里最幸福的人。因为您拥有对人类来说第一大的宝贝健康和第二大宝贝孩子。而我却只有第三宝金钱。这样一比,村子里最富裕的还是爷爷您啊。”

「なるほど、そいつはうれしいな」おじいさんは大喜びで家に帰ると、おばあさんにその事を話しました。

“原来如此啊。这可真是令人高兴啊。”老爷爷兴高采烈地回了家,把这事告诉了老奶奶。

そしておじいさんとおばあさんはさっそく、一番目の宝と二番目の宝のお礼をするために、お宮参り(おみやまいり)に出かけました。

然后,老爷爷和老奶奶为了感谢自己拥有第一大宝贝和第二大宝贝,就马上去参拜神社。

さて次の日、海に出かけたおじいさんの舟は大漁でした。

话说第二天,出海捕鱼的老爷爷的船获得了大丰收。

おまけに海辺でひろったたき木をわったら、なんと中から大判小判がざくざくと出てきたではありませんか。

而且劈开海边捡来的柴,出来哗啷哗啷大大小小的金币。

ですが、おじいさんとおばあとんは、「わしらは、一番目の宝と二番目の宝のある幸せ者じゃ。この上、三番目の宝まで手に入れたら、バチが当たってしまうわい」と、とれた魚を村人たちにごちそうして、おみやげに大判小判を一人一人に手渡したのです。

可是,老爷爷和老奶奶想着:“我们已经是拥有第一大宝贝和第二大宝贝的幸运者了。要是再拿第三大宝贝的话,会受惩罚的。”于是就把捕来的鱼请村民们吃了,还把大小金币作为礼物一个一个送给了大家。

この時からおじいさんとおばあさんは、貧乏長者と呼ばれるようになったという事です。

自从那时候开始,老爷爷和老奶奶就被称为贫穷的富人。

声明:双语文章中,中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。

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