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【日本民间故事】良宽助竹成长

小尾巴译 2011-08-24 06:00

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ある日の事、村から帰ってきた良寛は、お寺の縁側の床がふくらんでいる事に気づきました。

有一天,从村里回来的良宽发现寺庙走廊的地板鼓了起来。

「おや?どうした事だ?」不思議に思った良寬が床下をのぞいてみると、なんと床下から一本の竹の子が生えていて、床を下から押しているのでした。

“哎呀?这是怎么回事?”良宽觉得不可思议,就往地板下看。原来是地板下长出一根竹笋,把地板从下面挤了出来。

「ああ、これは大変だ!」良寬は急いで物置へ行くと、のこぎりを持ってきました。

“啊啊,这可麻烦了!”良宽急忙去仓库拿来了锯。

そして、そののこぎりで竹の子を切るのかと思えば、なんと良寬は竹の子の真上の床を四角く切り抜いたのです。

然后,原以为会用那锯把竹笋锯掉,可是良宽却是把竹笋上面的地板锯掉了四个角。

「これでよし。きゅうくつな思いをさせてすまなかったね。さあ、竹の子さん。遠慮はいらんから、ずんずんと伸びなされよ」良寬とは、こんな人物だったのです。

“这样就好了。让你感觉受到了拘束不好意思啊。那么,小竹笋,不要有顾虑,茁壮地成长吧。”良宽,就是这样的一个人。

さてこの竹の子は、それからも毎日すくすくと大きくなりました。

话说那竹笋,之后一天天地飞快成长。

「がんばれ、竹の子さん」良寛は、毎日大きくなる竹の子を見て大喜びです。

“加油,小竹笋。”良宽看着日渐长大的竹笋很高兴。

でもそのうちに、「いや、これはどうしたものかのう?」何と竹の子は、天井に届くまで大きくなってしまったのです。

但是,在这期间,竹笋却长到天花板那么高了。“哎呀,这可怎么办啊?”

「天井を切れば雨がもるし、かといって、竹の子を切るのも可哀想だ。天井と竹の子、どっちが大切かと言うと」ちょっと考えた良寛は、物置からのこぎりとはしごを持ってくると、竹の子の周りの天井を四角く切り抜いてやったのです。

“要是割了天花板,雨就会漏进来。可是要是割掉竹笋的话也太可怜了。天花板和竹笋到底哪个比较重要呢。”良宽想了一会后,就去仓库把锯和梯子拿来了,并且把竹笋周围的天花板锯出了四个角。

「さあ、もう安心じゃよ。竹の子さん、がんばれよ」おかげで小さかった竹の子は、立派な竹になりました。

“好,放心吧。小竹笋,加油哦。”多亏了良宽,才能让小竹笋长成了高大的竹子。

でも雨が降ると天井の穴から水が入ってきて、お寺の床は水びたしになってしまいます。

可是要是下雨了的话,就会从天花板的洞里漏水进了,导致寺庙的地板上都是水。

それでも良寛は満足げに、「なあに、雨でぬれた床は拭けばいい。それより竹さんが、雨をあびて喜んでおるわ」と、言ったそうです。

可是良宽却很满足地说道:“什么呀,地板被雨淋湿了擦擦就好了嘛。与此相比,竹子却很高兴淋雨呢。”