日本一有名な“ニート”
日本最有名的“不上班的人”
『持たない幸福論 働きたくない、家族を持たない、お金に縛られない』(幻冬舎)は、「仕事のために自分の生活を犠牲にするのはおかしくないか」「家族を作ることだけが正しい生き方なのか」「現代社会の生活は常にお金に追いかけられてる感じで変じゃないか」という現代的かつ全うなテーマを正面から取り扱っている人生論だ。
《另类幸福论 不想工作 不想组建家庭 不想被金钱束缚》(幻冬舍)是直面“为了金钱而牺牲自己的生活不是很奇怪吗”“难道只有组建家庭才是正确的生活方式吗”“现代社会的生活总是追求物质这不是很奇怪吗”等严肃的现代话题而来的人生理论。
本の著者の名は「pha」。本の帯の紹介には「日本一有名な“ニート”」と紹介されている。phaさんとは一体何者なのか?
书的作者署名“pha”。书的腰封介绍其为“日本最有名的不上班的人”。Pha到底是什么人物?
京大入学も「モラトリアムとしか思っていなかった」
京都大学入学“我的精神尚未成年”
1978年の生まれの36歳。大学卒業後普通に就職するが、あくせく働くのが性に合わないと3年間の勤務の末28歳で会社を辞めてニートとなる。
1978年出生,今年36岁的pha在大学毕业后跟其他人一样进入了社会开始工作。因为觉得不间断的工作不适合自己,于是在工作3年之后的28岁时辞去了工作,成为了不上班的人。
「大学に入った時から将来働くのは嫌だなあと思っていたんです。大学入学は4年間のモラトリアム(猶予)としか思っていなかったので、将来いい会社でちゃんと働こうという気もありませんでした」
“从进大学开始就对将来要工作感到厌恶。大学四年间精神都尚未成年,不足以面对社会,也没有打算将来找家好公司就职。”
そうphaさんが言うところの「大学」とは京都大学。phaさんといえば「だるい」というのが半ばキャッチフレーズとなっているのだが、「だるい、だるい」と言っていて入れるような大学ではない。「高校時代あまり友だちもいなかったのでとりあえず始めた受験勉強がわりと面白かったという感じです。ゲーム感覚で点数を上げていった結果(京大に)入ることができました」各種メディアでも取り上げられることの多いphaさんは「働くのに向いている人が働けばいい」とか「お金がないときはネットでおごってくれる人を探せばいい」などといったエキセントリックで「だるい」発言ばかりが注目されがちだが、実は最難関の京大に合格するための厳しい受験勉強を完遂している。そして、その資質は「だるい」を全面に押し出す今も損なわれていない。
Pha所说的大学指的是京都大学。提起pha,“懒”已经几乎成为他的宣传口号,但京都大学并不是打着“懒”的口号就能够进入的大学。“高中的时候我就没什么朋友,抱着姑且试一试心态开始的应试学习意外有趣。就好像打游戏一样不断地提高分数最后得以进入京都大学。”经常被媒体报道的pha,发言中“适合工作的人去工作就好了”“没钱的时候就上网去找别人资助”等反常言论往往引人注目,但实际上他为了进入难考的京都大学通过了最严格的考试。他的资质并没有因为现在全面强调“懒”而有所减少。
ニートを選んだ理由とは
为何选择了不上班
会社を辞めた理由は「だるい」からだったが、その背中を押したのは自らの持つプログラミングの技術だった。インターネットと出会った後、会社勤めをせずに収入を得る方法を模索したphaさんは、独学でプログラミングを学ぶ。そして「村上春樹風に語るスレジェネレーター」をはじめ、いくつものウェブサービスを作った。
虽说辞职的原因是“懒”,然而让他敢于这么做的是他所持有的编程技术。接触到互联网之后,开始摸索即使不出勤也能赚钱的方法的pha自学了编程。以“树上春树风格的留言生成器”为首,设计了好几个网站服务功能。
ウェブサービスをプログラムすることは決して簡単なことではない。少なくとも「だる」がっていてできる作業ではない。それでもphaさんは「サイト作りは向いていたのか楽しく続けられた」と述懐している。つまり稼ぐために無理をして自分に負荷をかけたわけではなかった。そしてそれこそが本書『持たない幸福論』のキモなのだ。
网站服务的编程绝不是件简单的工作。至少靠“懒”是无法完成的。即便如此pha表示“制作网页十分有趣,让人想继续下去。”也就是说不是为了赚钱而勉强自己去做的。而这也正是此书《另类幸福论》的重点。
「自分はこれをやっているときが絶対幸せだという自分なりの価値観を持つことが大切だと思うんです。それを手放さなければ、自分で自分の人生に納得できるものがあればいいと思います」
“我认为拥有自己在做这件事的时候是绝对幸福的,这样主观的价值观是很重要的。如果做不到这样的话,只要拥有让自己能够肯定自己人生的意义的东西也是可行的。”
phaさんにとってそれは物を書くことやインターネットだった。一方で、学校や会社における人付き合いは苦手だった。だから収入が激減しても定職を持たない「ニート」の道を選んだのだ。
对pha来说,写东西和网络就是这样的东西。而他不擅长与学校和社会的人打交道。所以即使收入减少,职业不稳定,他还是选择了“不上班”的道路。
「世間体と個人の幸せは一致しませんから」
“这是因为他人认为的幸福和自己真正感受到的幸福是不一致的”
そのphaさんがもう一つ「だる」がらずに行っている活動がある
另一个让pha不“懒惰”积极参与的活动是?
それがテックギーク(テクノロジーオタク)向けのシェアハウス「ギークハウス」の運営だ。
那就是面向技术极客(技术宅)的合租屋“极客之家”的经营。
学生時代は授業の勉強も嫌いで寮で読書や麻雀をすることに明け暮れていたというが、そこで初めて自分の居場所を見つけて人生を楽しいと思うようになったのだという。
学生时代的pha不喜欢学习,每天在宿舍看书和打麻将,但正是这样才慢慢地找到了自己的位置,开始享受人生的乐趣。
「一人で孤立せずに社会や他人との繋(つな)がりを持ち続けること」が大切だと説くphaさんにとっての「つながり」の原体験はその学生寮だった。その後インターネットと出会い新たな「つながり」を獲得していくが、学生寮での体験がphaさんの人生における最も慈しむものだということは言葉や著作の端々から感じられる。
认为“不孤立地与社会及他人持有联系”很重要的pha就是在学生宿舍体会到的“与他人间联系”的意义。此后虽然他也在网络中获得了新的联系,但在学生宿舍中的体验,从pha的话语和著作的角角落落中可以看出,是他人生中最重要的东西。
phaさんが社会善を声高にうたうことはないが、「ギークハウス」の運営にこだわるのは、かつての自分の抱えていた息苦しさを持つ人々に手を差し伸べたいからだというのは間違いないだろう。
pha虽然并无意宣扬社会良善面,但专注于“极客之家”的经营也是为了向那些和自己以前一样苦苦挣扎的人伸出援手。
「もし一億円のお金が入ったらどうしますか?」
如果你有一亿日元,你会怎么做?
現在はならすと年収100万円程度で生活をしているというphaさんに意地悪な質問をぶつけてみた。
pha现在稳定年收入100万日元左右,于是采访时跟他使了个坏,问他“如果收入到达一亿日元,你准备用它做什么?”
「うーん、一人で使ってもつまらないので共有したいですね。たとえそのお金が自分で稼いだものであっても、それは自分だけの功績ではないですから。でもバラ撒くというのもつまらないので、でかい家を買うなり借りるなりして、ニートを住ませるとかいいかもしれませんね。そういう『場』を作りたいですね」
“嗯——,因为一个人用会很没劲,所以还是想和人一起分享。即使那一亿日元是自己一个人赚来的,但那不能算是自己一个人的功绩。而乱花钱也是一件很无聊的事,所以可以的话可能会买或是借一所大房子,提供给不工作的人居住。想建造那样一个‘场所’。”
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