关键字:メロス シラクス セリヌンティウス
村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨も止み、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。メロスは額の汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや故郷への未練は無い。妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気さを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。
ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧いた災難、メロスの足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。きのうの豪雨で山の水源地は氾濫し、濁流滔々と下流に集り、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵に橋桁を跳ね飛ばしていた。彼は茫然と、立ちすくんだ。あちこちと眺めまわし、また、声を限りに呼びたててみたが、繋舟は残らず浪に浚われて影なく、渡守りの姿も見えない。流れはいよいよ、ふくれ上り、海のようになっている。メロスは川岸にうずくまり、男泣きに泣きながらゼウスに手を挙げて哀願した。「ああ、鎮めたまえ、荒れ狂う流れを! 時は刻々に過ぎて行きます。太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、王城に行き着くことが出来なかったら、あの佳い友達が、私のために死ぬのです。」
走出村子,横越原野,穿过森林,到达邻村的时候,雨已经停了,太阳高挂,渐渐热起来了。梅洛斯挥了挥额头上的汗,到了这里的话就不要紧了。事到如今对故乡已不在有任何留恋。妹妹他们一定会好好生活吧。现在我应该也无需再有任何牵挂了。只要径直朝向皇城而去就可以了。梅洛斯天生从容的性格,使他感到也无需这么着急,唱着喜欢的短歌,悠闲地走着。
梅洛斯悠闲自得的行走了两三里路,差不多快到达半程的时候,梅洛斯顿时停住了脚步,灾难从天而降。看!前方的大河,由于昨天的暴雨,山上的水源地泛滥了,浊流滔滔地涌向下流河域,其凶猛之势一举将过河的桥也破坏了,哗哗涨起来的激流,把桥身冲了个稀巴烂。梅洛斯呆若木鸡地站着,时而向四处眺望,又声嘶力竭地呼喊着。可河面上的小船像是被巨浪不留痕迹般疏浚地无影无踪,根本就看不见渡船人的身影。河流愈发地猛涨,已似大海一般。梅洛斯蹲在岸边。一边号啕大哭着举起手向宙斯神哀求道“请帮我平息这狂暴的激流吧。时间正在分分秒秒地过去,现在也已经是晌午,在太阳没有落下之时,我若无法赶到皇城,我的好友就会为我而死啊。”