DEARS星座物語外伝 二十四の物語-07
原文听写:hy908 校对:詩織、akiragao
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迷子になったカニさん
朗読:陶山章央
ある大川に一匹のカニさんが住んでいました。さらさらと流れている大川が快適で、カニさんはのんびりとして日々を過ごしていました。
しかし、ある晩のこと、大きな嵐がやってきて、川が氾濫してしまいました。たくさんの水が溢れてどんどん流れていきます。逃げ遅れたカニさんはどこまでもどこまでも流されていきました。そして気づいた時、カニさんは砂漠にいました。あれほどあった水はどこにもなく、一面砂だらけです。
「どうしよう?僕も森に帰られないかな。」不安に駆られながら、カニさんは森へ目指そうとしました。けれどどっちへ行けばいいのかわかりません。
そうこうしているうちに、カニさんは喉が渇いて、いまにも倒れてしまいそうになりました。けれど、たまたま通りかかった親切な少年に水をもらい、命拾いができました。
そして夜になり、カニさんは気力を振り絞って歩きつづけます。そんな時、砂の隙間から大きなはさみが見えました。
「もしかして僕のほかにも仲間が来ているかも。」そう思ってカニさんが近づくと、そこにいたのは一匹の大きな蠍でした。
「あっ、蠍さんだったのか、そうだよね。砂漠にカニがいないよね。」カニさんはがっかりしました。
「そうだね、だけど、じゃ何で君はここにいるんだい?」
「実はーー」カニさんは蠍さんに事情を話しました。
「そうだったのか、たいへんだったんだね。慣れない砂漠じゃ、迷うのは仕方がないよ。もしよかったら、僕が森まで案内してあげようか。」
「ほんとうに?ありがとう蠍さん。」
「気にするなよ、同じはさみを持った仲間じゃないか?」
カニさんは蠍さんに連れられて森へ向かいます。独りで迷っていた時はあんなに心細かったのに、蠍さんと一緒に歩いているだけですごく安心できました。
「ほら、着いたよ。」
「ありがとう、君がいてくれてほんとうによかった。君のことを忘れないよ。」
「僕も忘れない。だって君と僕とは友達だから。」そう言って二人は互いのはさみを重ね、握手してさよならしたのでした。
お仕舞い。
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