沪江

【日本人最爱背诵的名篇佳段】感怀往事之「一房の葡萄」(3/5)

2012-11-29 22:52
青 洋紅 絵の具 塗る ジム 幾日 経つ
どの色も美しかったのが、取り分けて青と洋紅とはびっくりするほど美しいものでした。ジムは僕より背が高いくせに、絵はずっと下手でした。それでもその絵の具を塗ると、下手な絵さえがなんだか見違えるように美しく見えるのです。僕はいつでもそれを羨ましいと思っていました。あんな絵の具さえあれば僕だって海の景色を本当に海に見えるように描いてみせるのになあと、自分の悪い絵の具を恨みながら考えました。そうしたら、その日からジムの絵の具がほしくってほしくってたまらなくなりました。けれども僕はなんだか臆病になってパパにもママにも買ってくださいと願う気になれないので、毎日毎日その絵の具のことを心の中で思い続けるばかりで幾日か日が経ちました。
每种颜色都非常漂亮,而蓝色和洋红色更是美得让人惊叹。吉姆尽管个头比我高,但是画画却差得太远。即便是画得不怎么好,但是一涂抹上那颜料,立刻就变得很漂亮,简直“判若两图”。我一直羡慕那颜料。我一边恨自己的颜料不好,一边想着只要我拥有了那种颜料,就能把大海画得跟真的一样。从那天起,我就想得到吉姆的颜料,那种感觉简直无法克制。但是又不知道是什么缘故,我没有勇气去求父母给我买,所以只是每天在心里想着这件事情。就这样又过了数日。
展开剩余