关键字:吾輩 猫
元来我々同族間では めざしの頭でも鰡の臍でも一番先に見付けたものがこれを食う権利があるものとなっている。もし相手がこの規約を守らなければ腕力 に訴えて善いくらいのものだ。しかるに彼等人間は毫もこの観念がないと見えて我等が見付けた御馳走は必ず彼等のために掠奪せ らるるのである。彼等はその強力を頼んで正当に吾人が食い得べきものを奪ってすましている。白君は軍人の家におり三毛君は代言の主人を持っている。吾輩は教師の家に住んでいるだけ、こんな事に関すると両君よりもむしろ楽天である。
本来,在我们猫类当中,不管是干鱼头还是鲻鱼肚脐,一向是最先发现者享有取而食之的权力。然而,人类却似乎毫无这种观念。我们发现的美味,定要遭到他们的掠夺。他们仗着胳膊粗、力气大,把该由我们享用的食物大模大洋地抢走,脸儿不红不白的。
白嫂住在一个军人家里,杂毛哥的主人是个律师。正因为我住在教师家,关于这类事,比起他俩来还算是个乐天派。