万葉恋歌 「-藤の章-」(遊佐浩二) 9 夜景中(下)
君の笑顔が好きだ。その目も、その唇も、その手も…全部いますぐ抱きしめたい!こんな気持ちは初めてだ。これが…恋か?
「夜景、綺麗でしょ?この景色を君に見せたかったんだ。喜んでもらえたなら誘った甲斐があったかな~今日はありがとう。楽しかった。またこうやって二人で会おう?年をとって、お互いがどんな環境に置かれてもいやなんて言わないよね。だって、僕と君は友達…なんだから。」
君はどんどん綺麗になっていく。まるで僕の知らない人のように。こうやって君を綺麗にしているのは誰?僕は怖くて、最後まで聞けなかった。
『天なるや月日の如くわが思へる君が日にけに老ゆらく惜しも』
僕の愛は永遠だけど…月日の流れで君の姿が変わっていくのは悲しい。
ねぇ、僕を忘れないで。永遠に…どんなことがあっても…
喜欢你的笑容,还有你的眼睛、你的嘴唇、你的手。你的全部,我都想现在就紧紧的抱住。还是第一次有这种心情,这就是,恋爱么?
“夜景很漂亮吧,我就是想让你看看这儿的景色。你喜欢的话,那么邀你过来就值了。今天谢谢你,我很开心,下次再这样两个人见面吧。即使岁月流逝,两个人所在的环境不同,都不能说不好呢,因为我和你是……朋友,嘛。”
你越来越漂亮了,简直就像成了我不认识的人。让你变得这么漂亮的,是谁?我很害怕,直到最后也没能问出口。
『我思君,如天上月日;君却日日老矣,令人惋惜。』
我对你的爱是永远的,但随着时间流逝,你倩影的变化,让我感到悲伤。
呐……请不要忘记我,永远……不管发生什么事……