万葉恋歌 「-藤の章-」(遊佐浩二) 7 想见的人(上)
「ただいま~はぁ、疲れた~」
「眩しい…朝の太陽って、こんなに眩しいものだったっけ?学生の頃はよく朝起きられてたなぁ~」
卒業してもう何週間経ったんだろう。学生の時とは違う生活のリズムに正直僕は疲れきっていた。毎日忙しく時間に追われ、気づくと仕事場に徹夜で籠もっていることもある。窓際に置かれた写真たて、そこには卒業式に撮った二人の写真が飾られている。色褪せることなく、いまでもあの日の美しい桜を映し出している。
「桜の花が映ってる。もうどれくらい会ってないっけ?会いたいなぁ~話したいことたくさんあるよ。」
でも、それは友達として、恋とか愛ではなく…ただ友人として彼女が心配なだけ。
本当の恋なんて、面倒だ。
“我回来了。啊……好累。好刺眼,早晨的太阳,是这么刺眼的东西么?上学的时候,经常是早晨起床的啊。”
毕业以来已经过去好几个星期了。和学生时期完全不同的作息时间,说实话,已经让我开始感到有点累了。每天都赶时间忙于工作,偶尔反应过来时,已经在单位待了一整夜了。
窗前相框里的照片,是我们两人毕业时的合照,丝毫没有褪色,到现在仍然呈现出那天美丽的樱花;而在樱花映照下的我们,已经多久没有见面了呢?好想见你,有好多话想对你说。
不过,我们之间只是朋友,并没有爱……我只是作为朋友担心她而已。真正的恋爱,会很麻烦的。