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日本明年将迎来新一轮“涨价潮”?超4000品类商品将会涨价!?

米亚 译 2022-12-13 11:28

「食品主要105社」価格改定動向調査(12月)

日本“105家食品企业”价格变动动向调查(12月)

来年も記録的な「値上げラッシュ」に直面する。上場する主要飲食料品メーカー105社における価格改定計画を調査した結果、2023年の値上げ品目数は11月末時点で累計4425品目に上り、早くも4000品目を超えた。このうち23年1月で514品目、同2月が3269品目に達した。特に23年2月の値上げは前年の1420品目から2倍超となるほか、22年以降で10月(6699品目)に次ぐ2番目の多さとなった。1-3月ベースでも、23年は今年(3553品目)の水準を既に上回るなど、値上げペースは今年に比べ加速している。

明年,日本将直面破纪录的“涨价潮”。在对上市的105家主要饮料食品制造商制定的价格变动计划进行调查后发现,截至11月末,预计2023年的加价产品累计已有4425品目,远超4000品目。其中,23年1月共514品目加价,2月共3269品目加价。尤其是2023年2月加价的品目比上一年的1420品目数量多出了两倍之多。是22年之后继10月(6699品目)以来加价品目数量第二多的一个月。仅仅1~3月份,2023年的加价品目也已经超过了今年(3553个品种),加价速度与今年相比加快。

2023年中の値上げが判明した食品の値上げ率平均は17%に達し、22年通年に比べても3pt高い水準だった。急速に進行した円安水準も背景に、特に輸入食品・飲料で大幅な価格改定が行われたことが響いた。また、食材価格の上昇が理由として多かった22年2月当時に比べ、電気・ガス代や物流費、人件費の上昇など値上げ要因が多様化・複雑化しており、最大で20%以上の大幅な価格引き上げを行う企業・食品が多いことも、値上げ率が高止まりする原因となっている。

2023年中目前已知加价食品的加价率平均在17%左右,与22年全年相比高出3个点。在日元贬值速度不断加快的大背景之下,尤其是进口食品饮料将会有大幅度的价格变动。此外,2022年2月当时,食品加价的最大原因是食品原材料上涨,与此相比,本次加价的原因更加多样化、复杂化,电费、燃气费、物流费、人力费用的上升,许多企业、食品大幅加价最多20%以上,这也是本次加价率居高不下的原因。

2022年12月単月の値上げはドレッシングなど調味料、ゼリー類や砂糖などを中心に175品目が判明した。11月(882品目)に続き2カ月連続で1000品目を下回ったほか、これまで最も少なかった5月(251品目)を下回り年内最少となった。今年の「値上げラッシュ」は、10月をピークに峠を越えた。2022年通年の値上げ品目累計は2万822品目、値上げ率平均は14%だった。

2022年12月单月有调味汁等调味料、果冻类、砂糖类等175品目加价。是继11月(882品目)之后连续两个月加价品目在1000以下,比今年加价品目最少的5月份(251品目)还要少,是今年加价品目最少的一个月。今年的“涨价潮”在10月到达极值。2022年全年累计有20,822品目加价,平均加价率为14%。

輸入ウィスキーなど洋酒、焼酎など「酒類・飲料」の値上げが先行 円安で輸入コスト増響く

进口威士忌等洋酒、烧酒等“酒类·饮料”先行加价 日元贬值导致进口成本上升

2023年の値上げで最も多い食品分野は加工食品の2128品目で、23年全体の値上げ予定総数のうち半数を占めた。冷凍食品類のほか、小麦製品や水産缶詰といった品目での値上げが目立つ。特に冷凍食品は、今夏に続き3度目となる値上げとなる。菓子(252品目)も、原材料やエネルギーなど製造コストの増加を背景に、再値上げの動きが目立つ。

2023年加价最多的食品类别是加工食品,共计2128品目,占据23年全年预计加价品目总数的半数。此外,冷冻产品类、小麦制品类、水产罐头类等品目的加价也引人关注。尤其是冷冻食品类已经是继今年夏天之后的连续三次加价。小吃点心(252品目)也因原材料、能源等制作成本的上升而再次加价,也值得关注。

ドレッシング、ソースなど調味料(1065品目)は、主に食用油価格の高騰などが響いた。酒類・飲料は949品目で、輸入ウィスキーやワイン、焼酎など主に酒類の値上げが中心となった。特に輸入洋酒は円安にともなう輸入コストの上乗せ効果も重なり、大幅な価格引き上げを行う品目が目立つほか、国内製造品でも発売以来初の値上げとなる商品もみられた。

调料汁、酱油等调味料(1065品目)主要受食用油价格飞涨的影响。酒类、饮料共有949品目加价,主要是进口威士忌、红酒、烧酒等酒类的涨价。尤其是进口洋酒,受日元贬值影响,产品进口成本上涨,导致产品价格本身大幅上涨,除此之外,国产酒类也迎来了上市以来的首次涨价。

来年2月は今年10月級の記録的値上げとなる可能性、今月中に5000品目到達も

明年2月可能创下今年10月级的加价记录,本月内将达到5000品目

年内の「値上げラッシュ」は10月を最大の山場としてピークアウトしているほか、12月の値上げもゼリー類など局所的なものにとどまる。そのため年末までの短い間、消費者生活面では新たな「値上げ」から距離を置くことができそうだ。

年内的“涨价潮”在10月份迎来顶点极值,12月加价的品目也仅仅是果冻类等部分品类。由此看来,到年末的这短时间内,消费者在生活面上距离直面新的“涨价潮”还有一段时间。

一方で、来年値上げする予定の品目数は11月末時点で4000品目を超えた。今月中にも計画ベースで累計5000品目に到達する見込みで、特に2月は今年10月に匹敵する規模の値上げラッシュとなる可能性がある。落ち着きを取り戻しつつある米ドル・円為替相場も、今年はじめに想定されていた1ドル・110円台と比較すれば依然として大幅な円安水準であり、原油高などエネルギー価格上昇も重なって、輸入に頼る食用油や食材などではコスト上昇圧力が高止まりしたままとなっている。今後も大きく引き上げられる予定の電気・ガス代など、コスト上昇圧力が解消される見込みは薄く、来春は今年を上回る「値上げラッシュ」が到来する可能性が高い。

另一方面,截至11月末,已经有超过4000品目明确了明年将会加价的事实。按本月计划统计,本次累计将有5000品目加价,尤其是到2月份,涨价潮的规模可能堪比今年10月。政府原本想要逐步回升日元汇率,但距离今年年初预计的1美元=110日元的汇率差距较大,目前依旧出于大幅度的日元贬值阶段。再加上原油等能源价格上涨,日本依赖进口的食用油、食材等产品上涨压力居高不下。而预计今后电费、燃气费也将大幅上涨,成本上涨压力难以消解,来年春季很可能会迎来比今年更加疯狂的“涨价潮”。

値上げラッシュは12月は一息つく 年末商戦に冷や水

涨价潮12月暂息 年末商战难展开

2022年を何の年だったか、と後で考え直したとき「値上げの年」というキーワードは刻まれるのではないでしょうか。2022年の消費者物価指数がプラスになるのはもはや疑いようがない状態です。

要说2022年是怎样的一年,回顾一下你就会发现今年是“涨价的一年”。2022年的居民消费价格指数(CPI)无疑是不断上涨的。

今年の春から値上げ情報を月イチでまとめてきましたが、もはや個別商品を紹介するレベルではなくなっています。

自今年春季开始,笔者每月都会汇总涨价信息,但截至目前已经不是介绍个别商品的加价程度了。

ところが、12月については「値上げ品目数」としては小康状態にあるようです。帝国データバンク調べでは、12月の値上げ品目が175となり、今年最小になったとの見通しです。10月の値上げが6699品目だったことを考えれば、大幅な縮小ということになります。

不过,12月的“加价品目数量”有所减少。根据日本最大的信用调查公司日本帝国数据银行(TDB)调查,12月共有175个加价品目,是今年加价品目最少的一个月。与10月的6699加价品目相比,有大幅度减少。

12月といえば、クリスマスや年末年始といった季節イベントの出費があり、忘年会や新年会、あるいは帰省での移動も多くある時期です。

12月,我们会迎来圣诞、年末新年,这类节日都将有消费支出,加上忘年会、新年会,此外也是很多人回老家的节点。

この時期に値上げが多すぎると年末商戦は冷え込んでしまいそうですが、とりあえず「目の前の値上げ」は回避されたことになります。

这个时期如果涨价幅度过高,可能会影响到年底商战,所以暂时也就不再“涨价”。

今のところ、1月の値上げ品目も514品目と、少なめの年明けとなりそうです。

如今看来,明年1月将有514品目加价,年初将会较为轻松。

次の値上げピークが2~3月に襲来?

下一次涨价高峰在2~3月?

とはいえ、値上げ傾向はまだまだ油断できないところにあります。帝国データバンクの同記事においては、食品関連で来年の値上げ予定品目がすでに4000を超えていること、特に2月が3269品となっており昨年同月と比べて倍増になるとしています。

然而,加价倾向却不容忽视。据日本帝国数据银行文章报道,目前可以确定有超过4000个食品关联品目将在明年加价,尤其是2月将有3269加价品目,与去年同月相比呈倍数增长。

実際にはまだまだ品目数が増える可能性があり、今年の10月なみの可能性もあると予想しているようです。

而实际上很可能还会有加价品目,加价程度可能媲美今年10月。

しかも、値上げ割合が高いものとなりそうです。同記事では、2023年の値上げ予定がある食品の平均値上げ率は17%にもなるそう。ここまで値上げを抑えてきた品、あるいは初回値上げで耐えきれなかった品の値上げは大きなものとなりそうです。

而且加价比例也将提高。该文章中还表示,预计在2023年加价的食品,平均加价率将达到17%。到目前为止一直没涨价的产品,或者是初次涨价后依旧无法承受成本的商品的涨价幅度将会很大。

値上げの流れは光熱費においても深刻です。すでに規制料金の上限まで値上げを行って、それでも赤字になっている全国の電力会社は値上げの申請を行うこととしていますが、報道では最大45.8%の申請があった模様です。

物价上涨在水费、电费、煤气费上也表现突出。目前虽已涨至规定费用的上限,但依旧处于亏损状态的全国电力公司还在申请上调价格,报道称申请的最大涨幅达到了45.8%。

規制料金は上限を定めるものですから、いきなり45.8%値上げとはならない可能性がありますし、申請を希望通り国が認めない可能性もありますが、さらなる料金値上げの可能性は織り込んでおく必要があるでしょう。

这些费用有规定上限,可能无法突然上涨45.8%的金额,该申请也有可能如大众所愿无法获得国家的认可,但我们也有必要考虑到费用上涨的可能性。

ガスの値上げも多くのガス会社が今月行います。上限に達しているガス会社も出始めており、こちらもさらなる値上げを覚悟しておく必要がありそうです。

此外,本月也有很多燃气公司提高了燃气费用。也有燃气公司的费用已经到达规定上限,我们也有必要做好这方面费用上涨的心理准备。

アドバイス:冬ボーナスを14万円残しておくことが2023年のやりくりを左右する?

建议:14万日元的冬季津贴储备能够抵御2023年的加价风潮?

そうなってくると、今年の冬のボーナスは使い方が定まってきました。来年前半の値上げのためにちょっとストックしておくことを意識したいところです。

如此一来,今年冬季津贴的使用方法就已经确定。就是要提前为明年前半年的物价上涨做好储备工作。

仮に月2万円の値上げ対策費用を確保したいのであれば、とりあえず8万円残しておきます(1~4月分として)。次のボーナス支給月まで考えるなら7カ月分、14万円となります。

假设想要确保每个月2万日元的加价对策费用,目前就应该先预留8万日元(1~4月量)。如果按照下次津贴发放月来算的话需要提前准备7个月的量,也就是14万日元。

同じことを月3万円で見積もって対策しておけばさらに安心えす。冬はどうしても暖房費用としてガス代、電気代がかかる時期で請求額は大きく上昇します。

当然,如果一个月能储备3万日元当做加价对策费用的话我们也会更加安心。冬季暖气费、燃气费、电费花费会大幅上升。

家計においてはとにかく「物価上昇による赤字転落」を避けることが大切です。第一段階としては「月単位での黒字死守」を目指しつつ、ボーナスも併用する「半年単位での黒字死守」はなんとか実現したいところです。

在家庭支出上,总之最重要的就是避免“物价上升导致的家庭财政赤字”。首先第一阶段要以“死守每月有盈余”为目标,再者就是利用津贴努力实现“死守半年内有家庭财政盈余”的目标。

年末年始 セールで割安をしっかりつかみ取ろう

年末新年 抓住特卖打折机会

12月の値上げが控えめなことは、年末商戦への影響を考慮してのことかもしれない、と述べましたが、年末年始といえば各種セールの頃合いでもあります。財布のひももゆるみがちです。

上文提到,之所以12月各商家都暂停涨价,或许是希望不要对年末的商战产生影响,毕竟年末新年正是商家各种特卖打折的时间段。我们也容易钱包空空。

しかし今年はお店の側も真剣勝負です。なにせ値上げ状況で安売りをしなければいけないわけですから、そう簡単な値付けをしてくれるはずがありません。

不过,今年对商家来说也是一场“厮杀”。因为它们必须要在涨价的大环境下降价销售,所以很难简单地给出定价。

全体としての売上アップと、できる限りの利益率向上を意識しながら慎重な値付けをしてくるでしょうから、簡単に割安がゲットできるとは思わないことです。

考虑到提升整体销售额和尽可能扩大利润率的目的,商家一定会慎重的定价,所以消费者很难简单地获取折扣。

最安値ゲットは情報戦です。価格調査はスマホを駆使し、ポイント獲得もアプリをチェックして逃さないようにしてください。

所以,想要买到最物美价廉的商品,靠的就是情报信息。我们可以用手机查询商品价格、随时查看APP,尽可能地获取购物积分。

服や家電、長期にわたって利用する日用品などは金額も高いものとなりますし、購入頻度が低い分、こうした年末年始を上手に活用したいものです。

服装、家电等能够长期使用的日用品价格自然比较高,不过购买频次较低,所以可以在年末新年的时候灵活购买。

年末年始、上手な買い物をして、良い年をお迎えください!

年末新年,希望大家都能买到心仪的商品,开心迎接新年!

本内容为沪江日语原创翻译,严禁转载。

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