沪江

西野加奈十周年:想要唱出大家人生的BGM

佐佐家的小黄鸡译 2017-12-12 06:30

西野カナが、1年4ヶ月ぶりのアルバム『LOVE it』を発売。初期は「会いたくて 会いたくて」、最近では「トリセツ」など、自身の年齢に応じた恋愛ソングを世に送り出してきた彼女。常に日常を歌詞に反映してきた西野だが、今作で考えたのは音楽の“インスタ映え”だという。『日本レコード大賞』受賞やドームライブなど、ソロの女性アーティストとして進化を続ける彼女に心境を聞いた。

西野加奈时隔1年4个月发布新专《LOVE it》。最开始是《会いたくて 会いたくて|想见你 想见你》,最近则是《トリセツ|使用说明书》等,她出的歌曲都是和自身年龄相符的恋爱歌曲。西野经常在歌词中表现日常,这次的音乐则是以“Ins网红照”为主题。一起来听听获得“日本唱片大赏”并举办巨蛋live,作为solo女性歌手不断进化的西野的心境。

――昨年の『Just LOVE』は、話題になった「トリセツ」も収録されていて、“ザ・恋愛”という色合いが濃かった印象ですが、今回のニューアルバム『LOVE it』は、男女だけでなくもっと広い意味での愛を歌っている感じがしますね。

――去年的《just LOVE》收录了话题作“使用说明书”,给人“THE・恋爱”那样情感色彩浓厚的印象,这次的新专《LOVE it》则不仅仅是男女之情,感觉在唱更深层次的爱。

西野カナ そうですね。「Dear Bride」はウエディングソングですが、友だちに贈るために書いた曲だし、「パッ」も日常を描いていて、「Girls」はその日常からもうちょっと踏み込んだ感じの応援ソング。

西野加奈    是的。“Dear Bride"是婚礼歌曲,为了送给友人所写的歌曲,"パッ"是描写日常的,“Girls”则是鼓励大家在这种日常之上更进一步的应援歌曲。

――そういう意味では、今作は去年とはまた違う、もっと言えば、今までとは違う意味でのより広い“LOVE”をテーマにした作品になっているんですね。西野さんと言えば、どうしても「ラブソングの女王」というイメージがあって。

――在这层面上来说,今年的作品和去年又有所不同,或者说,是以和至今为止不同,意义更加广泛的“LOVE”为主题的作品。确实说起西野小姐,会给人一种“情歌女王”的感觉。

西野カナ 自分では、その時で「これ!」って思ったことについて歌詞を書いているだけなんです。だから、タイトルにある“it ”も、私が日常の中で「これ、いい!」って思う、そんな瞬間を集めた感じ。SNSが、コミュニケーションツールとしても、自分のライフスタイルを伝えていく場としても、すごく流行っているじゃないですか。みんなそこに、「いいね!」ってつけていくでしょ? その「いいね!」って気持ちも、広い意味での愛だと思うし。インスタはビジュアルを広めていくものだけれど、もしもインスタが音楽を広げるツールだとしたら、いわゆる“インスタ映え”しそうな曲になればいいなと思って(笑)。だから、いつもやっている女子会をそのまま歌詞にしたような「Best Friends Forever」とか、「スマホ」という曲があったりするんです。

西野加奈   我自己只是将彼时觉得“就是这(种感觉)!”的歌词写下来而已。所以,标题中的“it”也是我日常生活中感到“这个好棒”的瞬间的集合体。SNS,不管是作为交流的工具,还是作为传达生活方式的地方,非常有人气。大家不是经常都会在SNS上说“いいね!|不错哦!”吗?这种“不错哦!”的心情,广义上来说我认为也是爱。Ins是传播形象的工具,如果Ins是传播音乐的工具的话,能成为像“Ins网红照”那样人气的歌曲就好了(笑)。所以,就有了把一直在办的女子会原封不动变成歌词的“Best Friends Forever”,“智能手机”之些歌曲。

――なるほど。インスタのようなスタイルで音楽を発信していくイメージなんですね。だから、日常感がある。そう聞くと納得なんですが、世間的には、まだ「トリセツ」のイメージを引きずっている人も多いかもしれない(笑)。一旦、ああいうブームを作り出してしまうと、次に曲を作るときにプレッシャーを感じたりはしないんですか?

――原来如此。是将音乐用像Ins一样发表的感觉。所以,有日常感。这么说的话虽然可以理解,但是对广大听众来说,可能还有很多人无法忘记“使用说明书”那种风格的歌曲吧(笑)。一旦,创造出了某种潮流,下次作曲的时候,会不会感到压力呢?

西野カナ それはないです。昔から、歌詞を書くときはフラットな状態から、パッて思いついたものをテーマにしているので。

西野加奈   那倒不会。从以前开始,写歌词的时候会把放空的状态下突然闪现的东西当作题目。

――ネタ切れはしない?

――没灵感的时候有吗?

西野カナ します。だからその都度その都度探すんです。映画を観ることもあれば、雑誌を広げることもあります。普通に生活する中で、ヒントを探すことが多いですね。でも、やっぱり人と話すことがヒントになることは多いかもしれません。

西野加奈   有。所以那时就会去寻找灵感。有时去看电影,有时看杂志。多数是在普通的生活中,寻找灵感。但是,果然还是通过和人交流找到灵感的时候更多。

――「Dear Bride」は友だちに贈った曲ということですが、特定の誰かに向けて作ったんですか?

――“Dear Bride”是送给友人的歌曲吧,是特定给谁写的吗?

西野カナ ちょうど友だちの結婚式が続いた時期だったので、何人かをイメージしました。まずこの曲のメロディを聴いたときに、ウエディングソングのイメージが湧いて。大好きな友だちを送り出すという気持ちや、晴れやかな門出を見守っていた気持ちをもう一度思い出して、実際に、結婚式の写真を目の前に置いたりして作詞をしました。

西野加奈    那段时间刚好是朋友们连续举行婚礼的时候,想到了好多人。首先听到这个歌曲的旋律时,就想到了婚礼的感觉。再一次想起了目送最好的朋友出嫁和守护其明朗新生活的心情,实际上,作词的时候把结婚典礼的照片放在眼前完成的。

――今年は、東京・大阪でのドームツアーも成功させています。ドームは目標にしていた?

――今年的东京・大阪巨蛋巡演也十分成功。之前是否是以巨蛋为目标的?

西野カナ コンサートをするときに、演出など具体的なことをイメージすることはありますけど、特に目標としていたわけではないんです。今回は10年目ということもあったので、会場の大きさよりも、どうしたらみんなに感謝を届けられるだろうか、ということからステージをイメージしました。大きいからこそより身近に、シンプルに、歌声を届けたい。だからセットリストも、1曲目を「Best Friend」のアカペラでいこうと、すぐ閃きました。

西野加奈   准备演唱会的时候,有想象过演出等具体的效果,但并不没有特别以此为目标。因为今年也是10周年,比起会场的大小,更在乎该如何向大家表达感谢,所以以此为主题决定了舞台。正因为场地大,所以更想亲近地简单地传递歌声。所以第1首要清唱“Best Friend”,脑海中突然就出现了这个想法。

――実際にドームのステージに立って、どうでしたか。

――实际站上巨蛋的舞台,感觉如何。

西野カナ 空っぽの状態でドームに入ったときは、「広いっ!」と思ったんですけど、みんなが席にいて私がステージに立ったら、お客さんの顔がすごくよく見えて、全然距離を感じなかったんです。演出はド派手なんだけど、気持ちはいつも通り。そもそも私、アリーナに行くと「アリーナ大きい!」って思うし、ホールに行くと「ホール大きい!」って思ってしまうんです(笑)。でもお客さんの顔を見ると、会場の大きさのことを一瞬で忘れるんです。ステージに立つと、目の距離感が毎回リセットされるんですね。嬉しかったのは、いつも同じダンサーやバンドメンバーでやってきているから、「みんなで東京ドームのステージに立てた」という気持ちを共有できたこと。それは、足を運んでくれたファンのみんなとも同じ。いつもは「楽しい」が先に立つのに、今回はそれ以外にも「嬉しい」「ありがとう」という感情が溢れて。

西野加奈   进入空无一人的巨蛋时,就觉得“好大!”,当大家都入座而我站上舞台的时候,可以很清楚看到大家的脸,完全没有距离的感觉。演出非常的华丽,但心情还是和往常一样。本来我去竞技场的时候也会觉得“竞技场好大!”,去剧场的时候会觉得“剧场好大!”(笑)。但是看着大家的表情,一瞬忘记了会场的大小。站在舞台上的话,距离感每次都需要重新设定。高兴的是,一直是同样的舞者和乐队成员,可以拥有同样的“大家都站上了东京巨蛋的舞台”的心情。这种心情,远道而来的粉丝们也是一样的。一直都是最先感受到“高兴”,这次除此以外还涌现了“喜悦”“感谢”等感情。

――去年は、『日本有線大賞』と『日本レコード大賞』を受賞しています。

――去年获得了日本有线大赏和日本唱片大赏

西野カナ メダルとかトロフィーとは無縁の子供時代を過ごしていたので、すごく不思議です。あれは、いろんな幸運が重なったんです。いい曲があって、詞に共感していただけて、いろんな人に聴いてもらえた。受賞の一報を耳にしたときは、「ミラクル起きた!」って思いました(笑)。賞をいただけたことももちろん嬉しいんですが、スタッフ、家族、友だち、ファンの人と嬉しい気持ちを共有できたことが何より幸せでした。

西野加奈   因为小时候都与奖牌奖杯无缘,所以觉得非常不思议。这是,多种幸运叠加而成的。有好的曲子,并和歌词产生共鸣,能让很多人听到。当听到获奖的时候,就想“奇迹发生了!”(笑)。获奖当然是很开心的,但能和工作人员,家人,朋友,粉丝们共有开心的心情比什么都幸福。

――これから先、どんな曲を歌っていきたいですか?

――这之后,还想唱什么样的歌呢?

西野カナ アルバムタイトルには毎回“LOVE”という言葉がついていて、身の回りにあるLOVEを描きたいということは昔から変わっていません。聴いてくださる人の人生の1ページのBGMになるような曲を…。私はあまり具体的な目標を持って活動はしてないんですが、もし目標があるとすれば、たくさんの皆さんの人生のBGMになるような曲を歌い続けていくことが目標です。

西野加奈   专辑的标题每次都是有关“LOVE”的词,想要描写身边的LOVE这一点从以前就没有变过。希望能创作出成为听众人生篇章其中1页BGM的曲子。我并没有按照明确的目标进行活动,如果非要有目标的话,希望可以不断唱能成为大家人生BGM的歌。

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