沪江

【有声日语文学作品】65.星の王子さま^24

hollysakura 编译 2010-10-30 06:00

【原作】:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
【朗読】:保志総一朗、諏訪部順一 

日々飛行機を修理しようと悪戦苦闘する傍ら、王子から以上のような話を聞いていた「ぼく」は、ついに蓄えの水が底をつき、途方に暮れる。「井戸を探しに行こう」という王子に、砂漠の中で見つかるわけはないと思いながらついて行った「ぼく」は、本当に井戸を発見する。王子と一緒に水を飲みながら、「ぼく」は王子から、明日で王子が地球に来て一年になることを教えられる。王子はその場に残り、「ぼく」は飛行機の修理をするために戻っていった。

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僕は王子さまの唇に桶を近づけた。王子さまは目を閉じて飲んだ。祝福の宴のように、甘い喜びに満ちていた。この水は命を長らえるためだけのただの飲み水ではなかった。それは、星空の下の彷徨から、滑車の歌から、僕の腕の力から生まれたものだ。だから、贈り物のように、心に喜びをもたらすのだ。子供の頃、クリスマスツリーの光や、真夜中のミサの音楽や、みんなの優しい笑顔が一つに合わさって、僕が受け取るクリスマスプレゼントに一層の輝きを与えていたように。

我把水桶提到他的嘴边。他闭着眼睛喝水。就象节日一般舒适愉快。这水远不只是一种饮料,它是披星戴月走了许多路才找到的,是在辘轳的歌声中,经过我双臂的 努力得来的。它象是一件礼品慰藉着心田。在我小的时候,圣诞树的灯光,午夜的弥撒的音乐,甜蜜的微笑,这一切都使圣诞节时我收到的礼品辉映着幸福的光彩。

「この星の人たちは一つの庭園で五千本の薔薇を育てるのに、自分たちが探しているものを見つけられない。」

“你这里的人在同一个花园中种植着五千朵玫瑰。”小王子说:“可是,他们却不能从中找到自己所要寻找的东西……”

「見つけられないね。」

“他们是找不到的。”我回答道。

「だけど、みんなが探しているものはたった一つの薔薇や、ほんの少しの水の中にも見つかるものなのに。」

“然而,他们所寻找的东西却是可以从一朵玫瑰花或一点儿水中找到的……”

「そうだね。」

“一点不错。”我回答道。

「でも、目には見えないんだ。心で探さなきゃいけないんだ。」

小王子又加了一句:
“眼睛是什么也看不见的。应该用心去寻找。”

僕は水を飲んだ。呼吸が楽になった。夜明けを迎えて、砂は蜂蜜色に染まった。その色も僕を満ち足りた気分にしてくれた。それなのに、なぜ僕は悲しかったのだろう。

我喝了水。我痛快地呼吸着空气。沙漠在晨曦中泛出蜂蜜的光泽。这蜂蜜般的光泽也使我感到幸福。为什么我要难过……

「約束は守ってね。」

小王子又重新在我的身边坐下。他温柔地对我说:“你应该实践你的诺言。”

「何の約束?」

“什么诺言?”

「ほら、羊の口輪だよ。僕はあの花に責任があるんだから。」

“你知道……给我的小羊一个嘴套子……我要对我的花负责的呀!”

僕はポケットからいろいろな絵の下書きを引っ張り出した。王子さまは覗き込んで、笑いながら言った。

我从口袋中拿出我的画稿。小王子瞅见了,笑着说:

「君の書いたバオバブ、ちょっとキャベツみたいだね。それに、その狐は耳がなんだか角みたいだ。長すぎるよ。」

“你画的猴面包树,有点象白菜……”
“啊!”
我还为我画的猴面包树感到骄傲呢!
“你画的狐狸……它那双耳朵……有点象犄角……而且又太长了!”
这时,他又笑了。

「酷いな。僕はボアの外側と内側しか書けないんだから。」

“小家伙,你太不公正了。我过去只会画开着肚皮和闭着肚皮的巨蟒。”

「それでいいんだよ。子供には分かるから。」

“啊!这就行了。”他说:“孩子们认得出来。”

そこで僕は口輪を鉛筆で書いてあげた。それを手渡す時、胸がぎゅっと締め付けられる思いがした。

我就用铅笔勾画了一个嘴套。当我把它递给小王子时,我心里很难受:

「君は、これから何かしようとしているね。僕が知らないことを。」

“你的打算,我一点也不知道……”

「一年前、僕は地球に落ちてきた。明日がその記念日なんだ。」

但是,他不回答我,他对我说:
“你知道,我落在地球上……到明天就一周年了……”

しばらく黙ってから、王子さまは続けた。

接着,沉默了一会儿,

「落ちてきた場所はね、ここのすぐ近くなの。」

“我就落在这附近……”

そう言って、顔を赤らめた。その時また、理由も分からないまま、奇妙な悲しみに襲われた。

此时,他的面颊绯红。
我不知为什么,又感到一阵莫名其妙的心酸。

【一点感想】
ほんの少しの水の中にも見つかるものなのに
每一个人都说,在这个时代里,我们不再自然。每一个人又说,我们要求的只是那一点心灵的舒服,对于生命,要求的并不高。这是,我们同时想摘星。我们不肯舍下那么重的负担,那么多柔软又坚韧的纲,却抱怨人生的劳苦愁烦。不知自己便是住在一颗星球上,为何看不见它的光芒呢? (三毛)

推荐大家读三毛的《简单》,三毛深爱读《小王子》,她说过这本书要用一个月去看。希望每一个喜欢小王子,喜欢三毛的人,看看这篇文章,想想自己是不是也忘记了一个星球的光芒。

三毛 《简单》(在线阅读)

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