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【有声日语文学作品】63.星の王子さま^22

hollysakura 编辑 2010-10-07 06:00

【原作】:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
【朗読】:保志総一朗、諏訪部順一 

日 々飛行機を修理しようと悪戦苦闘する傍ら、王子から以上のような話を聞いていた「ぼく」は、ついに蓄えの水が底をつき、途方に暮れる。「井戸を探しに行こう」という王子に、砂漠の中で見つかるわけはないと思いながらついて行った「ぼく」は、本当に井戸を発見する。王子と一緒に水を飲みながら、「ぼく」は王 子から、明日で王子が地球に来て一年になることを教えられる。王子はその場に残り、「ぼく」は飛行機の修理をするために戻っていった。

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それは飛行機の故障で砂漠に不時着してから八日目のことだった。僕は水の蓄えの最後の一滴を飲みながら、王子さまの話を聞いていた。

这是我在沙漠上出了事故的第八天。我一边喝我所备用的最后一滴水,一边听小王子讲话。

「ああ、君の思い出話はとても楽しかったよ。でも、飛行機の修理はまだ終わっていないし、水も底を尽いた。」

“啊!”我对小王子说,“你回忆的这些故事真美。可是,我还没有修好我的飞机。我没有喝的了。”

「僕の友達の狐が言うにはね。」

小王子对我说:“我的朋友狐狸……”

もう狐どころじゃないんだよ。」

“现在还说什么狐狸!”

「どうして?」

“为什么?”

「僕はもうすぐ喉が渇いて死んでしまうんだ。」

“因为这就要渴死人了。”

「もうすぐ死ぬとしても、友達がいたっていうのはいいことだね。僕だって、狐という友達がいて、本当によかったもの。」

他不理解我的思路,他回答我道:
“即使快要死了,有过一个朋友也好么!我就为我有过一个狐狸朋友而感到很高兴……”

「この子は、どれほど危険が差し迫っているか分かってないんだな。飢えも渇きも感じないのだろう。僅かな日の光で十分なんだ。」

“他不顾危险。”我自己思量着,“他从来不知道饥渴。只要有点阳光,他就满足了……”

しかし王子さまは僕の考えが聞こえたかのようにこう言った。

他看着我,答复着我的思想:

「僕も喉が渇いたよ。井戸を探しに行こう。」

“我也渴了……我们去找一口井吧……”

僕は、「やれやれ」という身振りをした。
この広大な砂漠で、
当てもなく井戸を探すなんて馬鹿げている。それでも、僕たちは歩き始めた。何時間も黙りこくって歩いていたら、夜になって星が見え始めた。渇きのせいか、少し熱っぽかったので、
夢見心地で星を眺めた。僕の記憶の中で、王子さまの言葉が踊っていた。

我显出厌烦的样子:在茫茫的大沙漠上盲目地去找水井,真荒唐。然而我们还是开始去寻找了。
当我们默默地走了好几个小时以后,天黑了下来,星星开始发出光亮。由于渴我有点发烧,我看着这些星星,象是在做梦一样。小王子的话在我的脑海中跳来跳去。

「じゃあ、君も喉が渇いているの?」

“你也渴吗?”我问他。

しかし、王子さまは問い掛けには答えず、ただこう言った。

他却不回答我的问题,只是对我说:

「水は心にもいいんだよね。」

“水对心也是有益处的……”

意味がよく分からなかったが、黙っていた。王子さまにあれこれ聞いても、答えは返ってこないと分かっていたからだ。王子さまは疲れて座り込んだ。僕もその横に座った。

我不懂他的话是什么意思,可我也不做声……我知道不应该去问他。
他累了,他坐下来。我在他身旁坐下。沉默了一会,他又说道:

「見えない花のおかげで、星が綺麗だね。」

“星星是很美的,因为有一朵人们看不到的花……”

「そうだね。」

我回答道:“当然。”而我默默地看着月光下沙漠的褶皱。

「砂漠も綺麗だ。」

“沙漠是美的。”他又说道。

それは本当だった。僕はずっと砂漠が好きだった。砂丘に座る。何も見えない。何も聞こえない。それでも静寂の中で、何かが光る。何かが歌う。

确实如此。我一直很喜欢沙漠。坐在一个沙丘上,什么也看不见、听不见。但是,却有一种说不出的东西在默默地放着光芒……

砂漠が綺麗なのは、どこかに井戸を隠しているからだよ。」

“使沙漠更加美丽的,就是在某个角落里,藏着一口井……”


僕 は、不意に砂漠の不思議な光の秘密が分かって、ビックリした。子供の頃、僕が住んでいた古い家には、どこかに宝物が埋まっているという言い伝えがあった。 もちろん、誰も宝物を発見できなかったし、もしかしたら、探そうともしていなかったかもしれない。しかし、そのことが家全体に魔法を掛けていた。僕の家 は、その中心の奥深くに秘密を一つ隠していたのだ。

我很惊讶,突然明白了为什么沙漠放着光芒。当我还是一个小孩子的时候,我住在一座古老的房子里,而 且传说,这个房子里埋藏着一个宝贝。当然,从来没有任何人能发现这个宝贝,可能,甚至也没有人去寻找过。但是,这个宝贝使整个房子着了魔似的。我家的房子 在它的心灵深处隐藏着一个秘密……

「そうだ。家や星や砂漠を綺麗にしているものは目に見えない。」

我对小王子说道:“是的,无论是房子,星星,或是沙漠,使它们美丽的东西是看不见的!”

「嬉しいよ、君が僕の狐と同じ考えで。」

“我真高兴,你和我的狐狸的看法一样。”小王子说。

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