沪江

高桥一生:不似配角的存在感后也有不甘

米亚译 2016-08-05 06:30

ドラマ『グ·ラ·メ!~総理の料理番~』(テレビ朝日系·毎週金曜11:15~)の2話から、俳優·高橋一生が本格的に登場することが話題となっている。高橋といえば、『民王』で一躍脚光を浴び、彼が主役のスピンオフまでが制作されたほど人気を博した名バイプレイヤー。これまでも多くの作品に出演して存在感を発揮してきた高橋の、今作への考え方とは? 俳優としてのターニングポイント、そして過去の悔しい思いが基点となる、独特のスタンスについて迫った。

演员高桥一生在日剧《GU·RA·ME~总理料理人》(朝日电视台每周五11:15~)第二话中正式登场引起网友热议。高桥一生,因出演《民王》一夜爆红,甚至制作了以他为主角的番外SP,是人气如此了得的名配角。目前为止出演众多作品、充分发挥了自己存在感的高桥一生,对于自己的未来是怎么想的呢?处于作为演员的转折点,基于其对过去的悔恨,从独特的角度去了解他的故事。

――剛力彩芽さんが主人公·一木くるみを演じるドラマ『グ·ラ·メ!~総理の料理番~』ですが、高橋さん演じる清沢晴樹は、第2話から本格的に登場します。これまで官邸食堂総料理長として一切を仕切ってきたスゴ腕のフレンチシェフですが、どんなキャラクターだと考えていますか?

——在刚力彩芽主演(饰一木久留美)的电视剧《GU·RA·ME~总理料理人》中,您饰演的清泽晴树在第二集中正式登场。这位官邸食堂厨师长掌管着一切相关事务,是十分厉害的法国料理大厨,您自己认为这是一个怎样的角色呢?

高橋一生:変人だと思っています(笑)。料理人としてとても輝かしい経歴の持ち主だし、清沢会(清沢率いる料理人軍団)を引っ張るだけのカリスマ性がなくちゃいけない。彼の今までの経歴が細かく説明されることはないかもしれませんが、きっと特殊な環境で育ってきた人だと思っていて。だから、自分の世界を貫いていることにフォーカスを当てて演じようと思っています。

高桥一生:我觉得他是个怪人(笑)。作为料理人来说,经历丰富,要想带领清泽会(清泽率领的料理人军团)没点儿领导力是做不到的。虽然到现在对于他的经历还并没有详细说明,但我觉得他一定是在特殊的环境中成长起来的。所以我觉得他是个在自己的世界从一而终的人,我也抱着这种看法饰演着这一角色。

――2話では、自分のいない間にくるみが“総理の料理番”となったことで、清沢はかなり憤慨するようですが。

——第二集中,在你缺席的时候留美成了“总理的料理人”,清泽对此很是愤慨啊。

高橋一生:ただ、彼女に冷たくあたっても、いじめるとか腹が立つから彼女を攻撃するって概念で演じようとは思っていなくて。そうじゃないと清沢像が崩れてしまうんです。彼は料理に対してどこまでも真摯で、常に100点を出すことに努力してきた。99点を出す人ではないし、かといって101点を出す人ではない。ものすごく「高水準なスタンダード」を作り続けることにプライドを持っている人。だから、“君の料理人としての生き方はそうかもしれないけど、僕の生き方はこうだから認められない”と言っているだけだと思うんです。その部分はすごく重きを置いて演じてますね。

高桥一生:我并不是是抱着想泼她冷水、想欺负她或是因为生气所以要攻击她的想法来演这一段的。这样演绎,清泽的形象就会崩坏。他对料理是十分真诚的,一直以来都是冲着满分而努力的。他不会满足于99分,也不是那种追求101分的人。一直以很高水准要求自己做到,也因此有着很强的自尊心。所以他才会说“你作为料理人的生存方式可能是这样的,但对我而言是绝对不会认同的。”这种话。我在塑造人物时特别注重这一点。

――料理を作るシーンもあるんですよね?

——也有做饭的场景吧?

高橋一生フレンチってソースが重要なんですって。だから、これでもかってくらいソース作ってますね。混ぜて混ぜて……(笑)。

高桥一生:都说法式料理的话酱料是很重要的,所以别看我这样我也是做过很多酱料的。就是搅啊搅的......(笑)。

――高橋さんご自身は、普段1日1食だとか。

——听说高桥你一天吃一餐吗?

高橋一生:それがベースです。今舞台もやっているので、1食半とか2食。3食を食べることはまずないですね。体が求めたときにほしい人なので、グーっておなか鳴ったら“あ、おなか空いてるんだ”と、食べるような感じです。普段は自炊ばっかりで。撮影現場でのお弁当もあまり食べないんですけど、今日のから揚げ弁当はすっごいおいしかったです(笑)。

高桥一生:这是最基本的。因为现在我还在做舞台工作,一天大概就是一餐半或者两餐吧。一天三餐的话还没有过呢。我是那种身体不要求的话就不会吃东西的人,所以只有当肚子叫了的时候才会意识到“啊肚子饿了”,然后才会想要去吃东西。平常都是自己做饭,所以不怎么吃拍摄现场的便当,但是今天的炸鸡便当真的超好吃(笑)。

——自炊するなら、この役はすごく勉強になりますね。

——如果自己做饭的话,应该能从这个角色中学到不少吧。

高橋一生:そうですね。バターソース、バジルソースとすごい勉強になったし。早速シャケに使ったりして、おいしいなって家でほくそ笑んでます。

高桥一生:是啊。黄油酱料啦、罗勒叶酱料之类的学到很多。回家立马就用鲑鱼做着试了试真的很好吃,在家里吃得很开心。

役作りの概念がわからない “ジャンプ”でなく“徒歩”で臨む

不知道塑造角色的概念,一步步来靠近角色

——現場はどのような雰囲気ですか?

——现场的气氛怎么样呢?

高橋一生:とても和気あいあいとしていますね。僕も、今回は特に、皆さんに話しかけるように心がけています。清沢を演じていると、どんどん人との距離感を取り過ぎちゃうような気がして。清沢のキャラクターが自分の中で凝り固まってしまうと、それこそ存在そのものがアニメのようになってしまいそうな不安があったんです。だから、役から離れている時間は “常人”に戻すように、共演者の方たちに話しかけるようにしています。

高桥一生:现场一片其乐融融的氛围啊。我这次也是特意和大家都有交流。因为开始饰演清泽这个角色后就会和大家脱离开。如果将清泽这个角色融入到自己的性格当中的话,就真的会和动漫中一样找不到自己的存在,对此我十分不安。所以在不饰演角色的时候我就回归“常人”,和演员们一起聊天。

——役が抜け切らないことはなくて、すぐスイッチが切り替わるんですね?

——并不会陷入角色不能自拔,而是能很快切换的意思吗?

高橋一生:よくそう言われますね。前の作品(『僕のヤバイ妻』)のときも、「1億円奪っておいて、その後よく普通に話せるね」って(笑)。僕はそんなにスイッチングしてるつもりはないんですけどね。

高桥一生:经常被这么说。在之前的作品(《我的可怕妻子》)里面也有人说我“明明一亿元都被夺走了,亏你还能像什么事都没有一样和我们说话啊”(笑)。虽然我并没有刻意要切换得这么快啦。

——役作りに関しては?

——关于塑造角色你是怎么想的呢?

高橋一生:実は僕、役作りっていうものの概念がわかっていなくて。僕にとって役作りというのは、主観で言うと、“役に対してジャンプする”っていう感覚。でも僕はその必要はないと思っていて、普通に徒歩で行けるんじゃないかなって感じています。そこまで境界線を引いて、ガツンと飛んでしまうと、なんか違うのかなって。あとは台本に書いてあることがすべてだと思っています。言葉で「こうしたい、こう表現したい」って芝居を表すことはできても、言い過ぎちゃって実際にできなかったら意味はないですし。ある程度は言いますけど、言い過ぎないよう気を付けています。

高桥一生:其实我并不是很能理解塑造角色的概念。对我来说,塑造角色这一概念似乎是“从自己一下子跳到角色”。但我觉得没那个必要,一步一步来就挺好的。如果将自己和角色的界限得很清楚,一下子做转换的话总觉得哪里不对。然后还有就是台本上写着的东西就是全部。就算是嘴上说“想这么演,想这么表现”,说得再多做不到的话也没意义。我觉得说到一定程度就好了,会注意不说得太过。

——清沢は原作にはいないキャラクターですが、今回も役作りは“徒歩”で?

——清泽是原作中没有的角色,那你本次的角色塑造也是一步一步来的?

高橋一生:そうですね。ただ撮影に入る前は甘くしていたフォーカスが、だんだん合ってきました。とはいえ原作の有無は、僕はあまり気にしないんですよ。映画になりそう、とかドラマになりそうっていう作品ってありますけど、自分がやれなかったときに残念なので、なるべく小説もマンガも読まないようにしてるんです。だって悔しいですもん。

高桥一生:是啊。在拍摄前好好集中精神,就会慢慢融入角色。话说回来我并不是很在意原作中有没有这个角色。虽然有很多小说或漫画是那种似乎会真人化,要拍成电影、电视剧的,但如果自己不能出演会觉得很遗憾,所以我在饰演角色的时候是不怎么读小说和漫画的。没被选上真的会遗憾啊。

自分が演じられなかったあまりの悔しさに、ものすっごい走りました

因为没有演到想演的角色十分不甘,所以就拼命奔跑

——これまで、そういう悔しい思いをした体験があるんですか?

——至此为止,您有过十分不甘的经验吗?

高橋一生:『暗いところで待ち合わせ』(乙一作)という小説を読んで、主人公の相手の男の子の役が、すっごいステキだと思ったんです。映画化されたとき、自分が演じられなかったあまりの悔しさに、ものすっごいジョギングで走りましたね(笑)。悔しいときは体を動かさないと、やっぱり陰(いん)の部分が抜けないんで。

高桥一生:我读过《在黑暗中等待相遇》(乙一 作)这部小说。我觉得和主人公演对手戏的男人很棒。宣布电影化的时候因为没能演成而十分不甘,所以那时候真的一直在慢跑(笑)。因为在不甘心的时候如果不活动身体的话,果然没办法将自己的负能量释放出来啊。

——高橋さんは多くの作品に出演されていますが、ドラマ『民王』(2015年·テレビ朝日系)をきっかけに、より注目が集まったように思います。

——您在很多作品中都曾出演,以电视剧《民王》(2015年·朝日电视台)为契机变得引人注目。

高橋一生:『民王』に出演させていただいてから、声をかけてくださることも増えたし、共演者の方にも「あの作品は面白かったね」と言われることが増えました。知ってくださることって、ありがたいなと思います。

高桥一生:因为出演了《民王》,很多人都认识我了,一起工作的时候也开始有很多人会和我说“那部剧真的好有趣”。让这么多人知道我真的十分感激。

——『僕のヤバイ妻』でも、最初から強烈な存在感でした。

——在《我的可怕妻子》里面也是一开始就有很强的存在感啊。

高橋一生:そういう役をいただけるようになったんだなぁって、俯瞰で、感慨深く思ってますね。ある程度メインの方に絡んだりとか、そういう役をいただけることが僕は今まで少なかったので……。真摯にやっていかなくては、と自戒を込めて思っています。

高桥一生:如果我自己站在旁观者的角度来看,也真心觉得我原来也能演这种角色啊。对我来说,一直以来,饰演的角色几乎都和主角没什么瓜葛的....。所以在接到邀请的时候就一直告诫自己一定要全心全意去饰演好这个角色。

——役者としてのターニングポイントは?

——您作为演员的转折点是什么?

高橋一生:僕の中では『Woman』(2013年·日本テレビ系)です。脚本家の坂元(裕二)さんに出会えたことが大きかったです。僕が20代のときに演じていたのは、引きこもり(の役)ばっかだったんですね。引きこもり、引きこもり、引きこもりからの殺人犯、引きこもりからのストーカー、みたいな(笑)。ひとつのイメージが付きすぎて、そればかりを引きずっていたというか。でも、坂元さんは僕にまったく違うものを望んでくださいました。現状を打破する想像力のある方が声をかけてくださったからこそ、自分の中で“こういうこともやらせていただけるんだ!”と思えた作品です。

高桥一生:对我来说就是《woman》(2013年·日本电视台)。与编剧坂元裕二先生相遇对我影响很大。我在20岁左右的时候总是在演家里蹲啊。家里蹲、家里蹲、家里蹲变成了杀人犯、家里蹲变成了跟踪狂....之类的吧(笑)。总觉得给大家留下的就只有这一种印象,所以类似的角色就越来越多。但是,坂元先生给予我与以往完全不一样的期待。正是托这位拥有着打破现状的想象力的坂元先生的福,才让我自己心中有“原来我也能演绎这种人啊”的想法。

——今回の清沢もそうですが、最近ではクールな役が多いようですが。

——话说回来本次的清泽也是,最近您饰演了很多冷酷的角色呢。

高橋一生:クール、そうですね。僕自身としては、何だか自身でも自身をわからない人で居たいんです。人って、得体の知れないものに対して定義づけるから、説明できないものは端的な言葉に当てはめて、自分の恐怖を無くそうとするんだと思うんです。クールだって言われると、“その枠にはまってしまってるんだな、僕”っていうのはあります。できる限りそれを崩していけたらとは思いますが、でも、クールって思ってくださってるだけでも、ずっと引きこもりでも、印象に残ったのならいいかと(笑)。

高桥一生:冷酷....嗯的确是啊。总觉得我自己内心有一部分是我自己都不了解的呢。人在面对不明正体的东西的时候就会想要用什么东西来定义它,说明不了的东西就想直截了当的一句话涵盖起来,好像这样做就能掩盖自己的恐怖情绪。如果被说很酷的话,我就会被酷的范围所限制。我也会尽可能突破禁锢,但是,被认为很酷也好,被认为是家里蹲也好,只要能给大家留下我这个人的印象就很幸运了。

——これから、こんな役者になりたいというような希望は?

——从今以后有没有想要成为哪种演员的想法?

高橋一生:僕、あまり夢が叶ったことがない人間なので、今は“こうなりたい”というのはないんです。僕を起用してくださる、周りの方たちに任せた方がいいのかなって。さっきの小説の話じゃないですけど、僕が凝り固まっちゃって“悔しい”とかって感じたくないので、もっと広い心で“役をいただける”というモードを作っていたいんです。

高桥一生:我是那种没实现过什么梦想的人,所以不太会有“想成为这样”的想法。在请我演戏的时候也会想这个工作交给周围的人来做会不会更好。不是要继续前面提到的小说的话题,但是我就是不想再体验那种“不甘”的感觉,所以就想用更加包容的心态,用“作为演员就好”的模式来经营自己。

——夢が叶ったことがない、というのは?

——梦想从没实现过是什么意思呢?

高橋一生:もちろんこれまでは、“こういう作品に出たかった”という想いもたくさんあったんです。でも今、自分の想像以上の素敵な役、仕事をいただいている状況であって。もし自分が制約しすぎてしまうと、そういうことがもう起きないかもしれない、とも思う。自分を変にライン引きしちゃうと、その外に出るときにすごく大変なことになる気がするので、それはあまりやらないようにしています。

高桥一生:当然至今为止也是有很多“想要在这部作品里出演”的想法的。但是现在的话,已经在演超乎自己想象的很棒的角色了。如果自己再过于限制自己的想法的话,说不定今后就不会再有这种(好的角色)了。如果我给自己划定了一条奇怪的界限的话,再突破它可能就会很困难,所以就尽量不这么做了。

——名バイプレイヤーとも言われていますが、主役を望むことは?

——您一直被称作“名配角”,那您有想要做主角的愿望吗?

高橋一生:『民王』スピンオフでもやらせていただきましたし、主役とかバイプレイヤーとか、あまり考えてないですね。作品の一部に帰依しなくちゃいけない、と思っているだけで。

高桥一生:我在《民王》SP里面也担任过主角,对我来说无论主角还是配角,我没想过那么多。不想着自己是作品的一部分是不行的。

——なるほど。来年はNHK大河ドラマ『おんな城主、直虎』の出演も決まり、今後のご活躍も楽しみです。大河ドラマは5本目ですが、4本目の『軍師官兵衛』では親友ともいえる岡田准一さんとの共演も果たしてましたね。

——原来如此。明年您将出演NHK大河剧《女城主直虎》,也十分期待您今后的活跃身姿。至今已经出演了五部大河剧,第四部《军师官兵卫》中是和亲友冈田准一共演了啊。

高橋一生:もうクランクアップには岡田とキスしましたから(笑)。あのときは濱田(岳)さん、速水(もこみち)さんたちが岡田のおでこにキスをしていったんです。最後に中谷(美紀)さんから、すれ違いざまに「オチが必要だ」と言われて(笑)。これは口にキスをするしかないんじゃないかなって、しちゃいました。でも写真の撮られ方もわかっていないので、思いっきり岡田の顔をカメラから隠す形になっちゃったんですけどね。

高桥一生:快杀青的时候和都冈田kiss了(笑)。那时候滨田、速水都亲了冈田的额头。最后是中谷美纪,她路过的时候装作擦身而过的样子说“最后得有个大彩蛋吧”(笑)。都说到这儿了就必须要亲嘴才能解决问题了啊,所以就kiss了。因为当时不知道具体会怎么拍,就一鼓气亲上去,结果完全没有拍到冈田的脸啊。

——ちなみに、その頃に『スタジオパークからこんにちは』(NHK総合)で歌声を披露されて。あまりにお上手で驚いた人も多かったようで。歌手への野望はあるんですか?

——顺便一提,您当时在《来自直播间的问候》(NHK综合)里面一展歌喉了吧。因为唱得太好了让很多人大吃一惊啊。您有想过当歌手吗?

高橋一生:実は先日、森雪之丞さんにお会いしたときに同じように「どうなの?」と言われました(笑)。雪之丞さんの作る詩が好きなので、雪之丞さんが曲を作ってくださるなら、僕いくらでもやらせていただきます!と思っています。

高桥一生:其实之前在遇到森雪之丞先生的时候也被问了“怎么样有这个想法吗?”(笑)。我很喜欢雪之丞先生的诗,如果雪之丞先生肯为我作曲,我觉得无论多少我都会唱的!

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