沪江

看看不说话:日本人学英语的妙招

忘川译 2016-01-14 06:30

中学卒業レベルの英語で、ある程度の日常会話はできる。そう言われても、英語が口からついて出てこない…。仕事でスムーズなやり取りができるようになりたいけれど、社会人になってから上達するのは難しいだろう…。そんな英語上達を考えながら諦めモードの大人に“処方せん”となる本がある。

拥有中学毕业的英语水平,应该能进行一定程度的日常对话。话虽如此,却很难将英语说出口…虽然想要在职场上流畅地使用英语,但是成为社会人之后很难再有所提升。对这种虽然想要提高英语但终究无奈放弃的人们,有一本书开出了“处方”。

加藤俊徳氏の『脳科学的に正しい英語学習法』(KADOKAWA 中経出版)だ。

这就是加藤俊德的《运用脑科学 正确的英语学习法》(KADOKAWA 中经出版)。

人間の脳が大きく成長するのは20代〜40代。

人的大脑在20岁〜40岁期间快速成长。

日本では語学は子どものうちに身につけるのが良いと考える人のほうが多いが、それについても脳科学的にみれば、いくらか危ういところがあると指摘する。

很多日本人都认为语言要趁孩子还小的时候灌输进去,这一观点在脑科学看来,存在值得担心的地方。

幼い頃に母国語以外の外国語を身につけようとすると、理解をつかさどる脳の発達が遅れるリスクがあるのだそう。一方、大人は脳のそうした部分も十分に発達している。あとは、脳機能の特性やそれぞれの個性を生かしながら、効率よく習得すればいい。

在孩子小时候给他灌输母语以外的语言,会有一定风险,易使掌控理解能力的大脑发育迟缓。另一方面,成年后人脑发育成熟。只需要充分活用脑的各种机能、特性,就能进行高效率的学习。

脳の働きを最大限に活用して学習する。そのしくみについて、加藤氏はわかりやすく脳のエリアごとに「脳番地」と名づけ、大まかに8つの系統に分けて解説する。

要最大限度地活用脑来学习。有关这种学习方法的构造,加藤将其分为简单易懂的不同模块,并称他们为“脑领域”,大体分8个系统来解释。

8つの系統とは、理解系、伝達系、思考系、感情系、運動系、聴覚系、視覚系、記憶系に分けられる。語学習得のカギは、伝達系。コミュニケーションを通じて意思疎通を行う脳番地なのだが、これを軸に脳番地と脳番地をつなぐ“ネットワーク”を強化する。このネットワークは鍛えるほど発達するのだそうだ。

这8个系统分别是理解系、传达系、思考系、感情系、运动系、视觉系、记忆系。学习语言的钥匙是:传达系。它是通过交流来疏通意义的脑领域,大脑以它为轴心连接着不同脑领域,强化整个“网络组织”,这个网络组织越锻炼越发达。

どういうことかと言うと、例えば、感情豊かに話せば、それは感情系から伝達系へのネットワークが使用され、論理的に話せば、理解系から伝達系へのネットワークを鍛えることになる。口を動かして話すことは、運動系。覚えたはずの英単語が口から出てこないのは、記憶系から運動系のネットワークが弱いから。そうならないよう、覚えた段階で口に出すなどの工夫をするといいそうだ。

举个例子具体说明一下,如果用富有感情的话语来交流,将会使用到从感情系到传达系这一网络组织,如果要讨论理论方面的话题,就会锻炼从理解系到传达系的网络组织。动嘴来说话属于运动系。我们明明记住了单词却无法脱口而出是因为记忆系到运动系的网络组织太弱的缘故。为了避免这种状况发生,我们要在记忆阶段以及说出口的阶段下点儿功夫。

そもそも記憶力に難がある…と考える人も方法はちゃんとある。記憶力を高めるには、記憶系脳番地を意識して使えば、鍛えられるのだ。例えば、長い英単語を覚える。また、無意味なフレーズや外国人の名前など、覚えるのにちょっと大変だなというものを覚えれば、筋トレのように記憶系をビルドアップしてくれる。

不过,本来记忆力方面就存在难关…应该有不少人会这么想吧。想要提高记忆力,需要有意识地使用自己记忆系的脑领域加以锻炼。比如说,记忆长单词。还有,记一些没有什么意义的法国人、或者其他外国人的名字等,选一些记忆起来有难度的东西来记忆,也会像锻炼肌肉一样建造起自己的记忆系领域。

視覚系?聴覚系?自分のタイプを知って、さらに効率アップ

视觉系?听觉系?明白自己擅长的类型,就能使效率更高。

そもそもなぜ英語を学びたいのか。どう使えるようになりたいのか。当たり前だが、それによって学習法は異なる。英語といえば、受験英語が思い出されるが、それらの復習をしたとしても英会話ができるようにはならないし、仕事で使うフレーズも蓄積されない。

想想我们到底为什么想要学习英语呢?你想要如何应用英语呢?这些看似理所应当的理由,根据它们的不同,学习方法也不同。说到英语,普通都会想到英语考试。但就算为了英语考试复习,也不能使我们变得能够应用英语讲话,也没办法为工作上流畅的英语表达做积累。

日常会話ができるようになりたいのであれば、前述したように感情豊かに、たくさん口を動かすなど、伝達系に加えて、感情系や運動系などの脳番地を刺激しながらのトレーニングが効果的だし、仕事でスムーズなやり取りが必要なら、仕事でよく使う単語やフレーズを覚えていくのが近道になる。

如果想要能够进行日常会话,就要像之前所讲的那样饱含感情、多开口说,在传达系的基础上加上感情系、运动系等脑领域的刺激进行锻炼才能显示出效果,如果工作上要求流畅的英语表达,那么直接去记忆工作上经常会使用到的单词或者短语是捷径。

加えて、人の脳はそれぞれ発達している程度が異なり、視覚系と聴覚系のどちらかが得意なタイプに分かれるという。例えば、スポーツやゲームが好きで、観察することが得意、文字や数字は映像で覚えるという人は視覚系。また、人の話を聞くのが好きで、音楽が好き、文字や数字を口ずさんで覚えるという人は聴覚系。

再加上人脑的发达程度各有不同,有擅长视觉系、擅长听觉系之分。比如,喜欢运动或者游戏的人擅长观察,将文字、数字以图像的形式记忆的人擅长视觉系。还有,喜欢听别人讲话、喜欢音乐、通过朗读来记忆文字或者数字的人是听觉系。

それぞれの得意分野を生かして学べば、さらに効率は上がる。例えば、語彙力を増やす場合も、視覚系の人は書いて覚え、聴覚系の人は声に出して覚えるのが早いといった具合に。

活用个人所擅长的领域来学习,会使效率更上一层楼。例如,在需要增加词汇量的情况下,视觉系的人用书写去记忆比较快,听觉系的人发出声音来记忆比较快。

興味深いのは、口べたな人は英語でも流暢には話せないため、まずは日本語でスピーチを練習するといいということ。というのも、スピーキングアップには聴覚系と伝達系の番地をつなぐ「フォノロジカルループ」というネットワークの強化が不可欠。日本語でも英語でも同じように使われるので、そもそも上手く話せない人はこのルートが弱いということらしい。

令人觉得饶有趣味的是,因为嘴笨的人无法流利说出英语,首先要练习演讲。也就是说,说出来是强化联系听觉系领域和视觉系领域之间“语言通道”的必不可少的环节。无论是日语还是英语,如此一来都能够熟练的使用了。说到底,无法开口说的人只是这方面(从听视觉系到传达系)的路径比较薄弱而已。

なりたい自分になった姿を想像してモチベーションを上げるのも大切なポイント。やらされている感のある学習は語学力アップのカギとなる伝達系があまり働かないためだ。自分が興味を覚えること、好きなことと絡めると、脳は活発にいろんな番地が働くので、自然とネットワークも盛んになる。

想象一下自己的目标姿态,就会涌现出更多的动力,这是非常关键的一点。因为如果使用被动学习语言的态度充当钥匙的话,传达系领域无法运作。只有凭着自己的兴趣去记忆、与自己喜欢的事情相关联,活跃的脑细胞是的很多快领域都动了起来,我们的“网络组织”自然呈现出一片盛况。

映画が好きな人なら、お気に入りの映画を徹底活用するのがオススメ。脳を喜ばせるためには、自分が面白いと思うものを“教材”にするのが一番だからだ。楽しみながら自分の必要な英語を効率よく身につけてみてはいかが。大人の脳は、短期間でも劇的に進化できるのだから。

喜欢电影的人,推荐彻底活用自己喜欢的电影。为了使大脑进入亢奋的状态,用自己觉得有趣的“教材”最重要。一边享受一边高效地学习对自己很重要的英语。即使是成人的脑,也能在短时间内进行剧烈的进化。

声明:本双语文章的中文翻译系沪江日语原创内容,转载请注明出处。中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。

展开剩余