犬、好きですか? かわいいですよね。チワワ、柴犬、プードル、ダルメシアン……。街には、さまざまな種類の犬を見かけますが、ほんとに同じ「犬」なのかっていうくらい見た目が全然ちがいます。特に「大きさ」は、小型犬のチワワと大型犬セントバーナードでは全く違います。
你喜欢狗吗?狗很可爱吧。吉娃娃、柴犬、贵宾犬、达尔马提亚狗……在大街上能看到各种各样的狗,但外观却相差甚远,令人怀疑真的都一样是“狗”吗?尤其是在体型上,小型犬吉娃娃和大型犬圣伯纳犬完全不同。
他の動物では同じ種類でここまで大きさの違うものはあまり見たことがありません。どうしてこんなにも違うのでしょうか?
如果是其它动物,同样的品种不会有这么大的差别。为什么狗的差异这么大呢?
●犬の大きさを決める遺伝子
●基因决定狗的大小
美国国立卫生研究所的研究小组通过分析143个血统的超过3000条狗,找到了决定狗大小的基因变异。
その遺伝子はIGF1(インスリン様成長因子)という、成長因子の遺伝子でした。この遺伝子は、体のほとんどの部分の成長に関わっており、体の大きさだけでなく寿命にも関係があることが分かっています。驚くべきことに、小型の犬種ではこの遺伝子の中のわずかな部分が違っているだけで、体のサイズが小さくなっていることが分かったのです。そして、調べた小型犬はすべてこの違いをもっていたそうです。
它被称为IGF1(类胰岛素生长因子),是生长因子的基因。科学家们了解到这一基因与身体内部几乎所有部分的发育有关,不仅是体型大小,还与寿命有关。令人惊讶的是,小型犬基因中只要很细微的部分有所不同,就会使得体型变小。并且,被调查的所有小型犬都有这一差异。
●小さい大きさの方が便利だった
●小型犬更方便饲养
通过对全部遗传信息的分析认为,与狗的小型化有关基因的变化是在人们饲养狗很早之前就表现出来的。
野生の犬にとっては極端に小さくなることは生き残るためには不利かもしれませんが、人に飼われた犬にとっては小型のほうが、人間と一緒に行動しやすいという点で人間に選ばれることになり、有利だったと考えられます。
对于野狗来说,如果体型太小也许会对生存带来不利,但对于饲养的狗来说,因为要便于和人类一起行动,人们更愿意选择小型犬,因此体型小的有利。
やはり、犬の大きさも遺伝子で決まっていたのですね。人間も、見た目の特徴は遺伝的に決まることが多いようです。あなたも、遺伝子に描かれた自分の設計図をのぞいてみませんか?
果然是基因决定狗的大小啊。人类也一样,外表特征基本都是基因决定的。你不是也在看着由基因描绘出的自己吗?