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韩流in日本:日渐衰落or新潮涌起?

轩舍 2015-04-06 06:30

一時期は、毎日のように日本のテレビに出演していたK-POPアイドルたち。しかし、最近はその姿を見ることも減り、紅白出場者からも名前は消えた。K-POPブームはすっかり下火になったといえる。しかし、本当にK-POPは人気がなくなったのだろうか?

曾经有一段时间,日本的电视台几乎每天都有韩流偶像出演节目。但是,最近他们的身影却有所减少,并且从日本红白歌会参演人的名单中消失了。韩流大潮可以说彻底失势了。可是,韩流音乐真的不再受欢迎了吗?

(上图:少女时代)

◆事件とスキャンダルの2014年  ワイドショーを騒がせたK-POP

◆充斥着事件&流言的2014年 轰动日综的K-POP

K-POPブーム急落の原因としてよく言われるのが、日韓関係の急速な悪化だ。韓流ブームとは真逆ともいえる反韓ブームが、少なからず影響したのは確かだろう。しかし、そんな社会的な動きを抜きにしても、以前からK-POP人気は下降気味だったといえる。

作为K-POP潮流急速衰落的原因,经常被提到的一点就是日韩关系的急速恶化。堪称与韩流大潮完全背离的反韩流大潮的确已经产生了不小的影响,但即使脱离这样的社会动向,也可以说K-POP的人气与之前相比呈现了下降的趋势。

昨年4月の「セウォル号転覆事故」では、韓国社会全体が自粛ムードとなり、コンサートやCDリリースなども延期や中止が相次いだ。一方、社会的な事件だけでなく、韓国芸能界そのものスキャンダルが多かった。KARAのニコルとジヨンの脱退にはじまり、少女時代ジェシカ、f(x)のソルリなど、人気グループから次々と脱退者が出たことが、様々な憶測を呼んだ。新人ボーイズグループのEXOも、人気が出てきたところで中国人メンバーのルハンとクリスが事務所を契約無効で提訴。かつてSUPER JUNIORの中国人メンバーであったハンギョンの脱退騒動を思い起こさせた。さらに、トップアイドルの恋愛事情も次々と明るみに出た。

(上图:EXO成员鹿晗、吴亦凡)

一方面,整个韩国社会由于去年4月的“世越号沉没事故”而转向克制气氛,演唱会、CD发行等活动陆续延期或中断。另一方面,不仅是社会事件,韩国娱乐圈自身也流言四起。先是KARA成员郑妮可、姜智英双双退队,之后少女时代的郑秀妍(Jessica)、f(x)的崔雪莉等一众人气团体接连出现退团者,引发了各种揣测。新晋男子组合EXO也在人气渐长之时出现问题——中国成员鹿晗吴亦凡(Kris)向所属经纪公司提起专属合约无效的诉讼。不禁让人想起过去SUPER JUNIOR中国成员韩庚引发的那场脱团骚动。大牌偶像的恋爱故事也接连浮出水面。

韓国のスキャンダルが、日本のワイドショーで取り上げられること自体、韓国との距離が近くなった証拠ともいえるが、2014年はとかくネガティブな情報に終始した1年だった。

韩国的流言在日本的综合电视节目上被报道这种现象,本身也可以说是日本与韩国拉近距离的证据,但2014年终归是消极信息贯穿始终的一年。

ただ、明るい話題もなかったわけではない。韓国では、GODやFly To The Sky、アイドルバンドのBUZZなど、往年の人気グループが続々と再結成されるカムバックブームだった。グループから離れ、ソロで活躍して人気を得たアーティストも多かった。しかし、日本のK-POPファンにとって、グループ以外の活動は、あまり興味をひく話題とはいえなかったようだ。

不过,也并非没有明朗的话题。在韩国,掀起了一股往年的人气组合不断再度结成的复出热潮,包括GOD、Fly To The Sky(飞行青少年)、偶像乐队BUZZ等。脱离组合,以SOLO形式活跃而获得人气的歌手也很多。但是,对于日本的K-POP粉丝来说,单飞活动估计未必能产生引发兴趣的话题。

◆DVD売り上げでは健闘  K-POPファンはライブ志向

◆DVD销量的奋斗 K-POP粉丝志于参加演唱会

日本に目を向けると、確かに音楽チャートでK-POPが注目されることはほとんどなくなった。日本国内における2014年の年間CD売り上げは、 AKB48とその系列グループ、嵐とジャニーズ系にほぼ独占されている。ダウンロードチャートにおいては『アナと雪の女王』の主題歌「Let it Go」が空前の大ヒット。K-POPの出る幕はほとんどなかった。

一旦将目光投向日本就会发现,K-POP在日本音乐榜单上的确基本不受关注。在日本国内,2014年的年度CD销量几乎被AKB48及其系列组合、杰尼斯系列组合独占。在下载榜单中,《冰雪奇缘》主题曲《Let it Go》空前火热。K-POP几乎没有露脸的机会。

(下图:东方神起)

しかし、DVDセールスランキングでは、相変わらずジャニーズ系が強いものの、8位に東方神起、10位にBIG BANGがランクインしている。そして、アーティスト別に見たトータルセールスでは、東方神起が5位に入っている。嵐やAKB48は別格としても、東方神起もまだまだ人気コンテンツなのだ。

然而在DVD销量排行榜中,虽然杰尼斯系列组合仍然强势,但东方神起、BIGBANG两个韩流组合分别位列第8、第10名。另外,在歌手分类总销售额中,东方神起位列第5名。即使岚和AKB48的地位与众不同,但东方神起仍占据着人气名次。

東方神起もBIGBANGも、好調だったのはコンサートの模様を収録したライブDVDだ。東方神起とBIGBANGのドームツアーは、相変わらずチケット入手が困難な状況が続いている。K-POPアーティストは、基本的に韓国で活動しており、日本ではリリースイベントやコンサートでしか直接見る機会がない。K-POPファンの主眼は、そんな本人たちを間近で見ることができるコンサートに向いているといえるだろう。コンサートに行けなかったファンのために、各地の映画館でライブビューイングなども行なわれている。

无论是东方神起还是BIGBANG,销量飘红的都是收录演唱会实况的DVD。东方神起和BIGBANG的巨蛋巡回演唱会,仍旧持续着门票入手困难的状况。韩流歌手基本在韩国开展活动,在日本除了发售活动和演唱会以外没有别的直接与日本观众见面的机会。K-POP粉丝的主要着眼点可以说就放在他们眼前可见的演唱会上。为了满足那些无法在现场观看演唱会的日本粉丝,各地影院举办了演唱会大荧幕直播等活动。

 

【相关视频】Music Japan 东方神起日本十周年特别LIVE:

在线地址:http://www.bilibili.com/video/av2075572/

◆新しい風を巻き起こすニュースター 注目のEXOとA Pink

掀起新潮的新晋明星 值得关注的EXO&A Pink

新人グループの台頭は楽しみのひとつだ。とりわけEXOは、すでにコンサートチケットが入手困難なほどの爆発的な人気を日本でも得ている。昨年4月にはさいたまアリーナで初単独公演、秋に行なわれた東京、大阪、福岡でのツアーにもファンが殺到。日本デビューしても活躍が期待できるグループだ。

新晋组合的兴起是值得高兴的一件事。尤其是EXO,他们已经在日本获得了爆炸性的人气,甚至达到演唱会门票入手困难的程度。去年4月份EXO在埼玉竞技场举办首次独立公演,秋季在东京、大阪、福冈举办的巡回演唱会也让粉丝们蜂拥而至,是一个刚刚在日本出道就相当活跃、值得期待的组合。

(下图:EXO)

ガールズグループでは、近年はセクシー路線化する傾向にあった。Girl’s DayやAOAなどは、セクシー路線への転換が成功した例といえるだろう。ただ、似たようなセクシーグループばかりが乱立したのが、衰退した一因でもある。

在女子组合方面,近年来有着走性感路线的倾向。Girl’s Day、AOA等组合都可以说是向性感路线转型的成功例子。可是,类似的性感组合一个劲地胡乱成立,这也是女子组合走向衰退的原因之一。

そんななかで、“妖精アイドル”とも呼ばれるA Pinkは、他のボンデージセクシー路線とは一線を画しふんわりかわいい系正統派アイドルとして人気となっている。日本デビュー前のショーケースでは、5万人以上の応募が殺到し、近年は控えめだった一般誌やテレビなども取材に押し寄せ、取材陣だけで満杯となった。多くのK-POPアイドルが出演してきた「東京ガールズコレクション」のステージにも上がっている。

在如此乱象中,有着“妖精偶像”之称的A Pink与其他女子组合所走的成人性感路线划清界限,作为软萌系的正统派偶像不断获得人气。在日本出道前的SHOWCASE(大型歌迷会)上,有超过5万人涌去报名参加活动,近年投入减少的一般杂志和电视台等机构的采访也不断拥来,单是记者团就已经挤得满满的了。A Pink也登上了许多韩流偶像出演过的“Tokyo Girls Collection(东京女孩展演)”的舞台。

ブームは去ったといわれるが、韓国では日韓ワールドカップ共催が行なわれた2002年以降、一時アイドル人気が衰退し、2006年頃になって再び盛り上がってきたという経験がある。ブームは一過性だが波には高いときもあれば低いときもある。現在は一時引いていたとしても、再び新しい波が押し寄せる時期はくるだろう。過去の例に倣えば来年以降ということになるが、意外と早く訪れるかも知れない。

日韩2002年共同举办世界杯以后,韩国曾在短时期内陷入偶像人气衰退期,然后在2006年以后再度兴盛起来。虽然我们现在都说韩流大势已去,但是过去却有这样的经历。热潮具有暂时性,时而高涨时而低落。即使现在暂时落潮,也还是会再度迎来潮流汹涌的时期。若是参考前例,明年以后韩流热潮将会再度席卷日本,可能还会意外地更早到来。

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