沪江

日本人为什么如此酷爱跑步?

ウサギ译 2015-09-29 00:45

日本人はいったいどのぐらい走ることが好きなのか?人気作家・村上春樹のエッセイ集「走ることについて語るときに僕の語ること」を読まなくても、4月8日に開業する成田空港「第3旅客ターミナル」に行く機会があればおのずとわかるだろう。ランニング好きの日本人は第3旅客ターミナルの通路に陸上競技場のような青いゴムチップの床に白線で仕切ったレーンの床面表示を取り入れているのだ。

日本人到底有多爱跑步?就算没读过人气作家村上春树的随笔集《当我谈跑步时,我谈些什么》,那么只要有机会去一次4月8日开业的成田机场“第3旅客终点站”,自然就会明白了。爱跑步的日本人,把第3旅客终点站通道铺上了如田径赛场那样划着白线的蓝色橡胶地。

日本のメディアによると、この陸上トラック式の床面表示は第3ターミナルの入り口から国際線の搭乗ゲートまでの約500メートルに及び、搭乗者が迷子にならないように、搭乗口まで誘導するのが目的だという。

日媒表示,这样田径跑道式的设计一直从第3终点站的入口延续到国际线搭乘站门,约500米,目的是为了防止乘客迷路,所以做成了直到搭乘口的诱导路线。

成田国際空港LCC専用ターミナルビル供用準備室の仲田雄一マネージャーは、「遅刻してしまった旅客が搭乗口まで走るのに便利」と笑顔で冗談を語った。また、成田国際空港の職員は、「搭乗ロビーではやることがなく、たいくつしている人が大勢いる。この陸上トラック式レーンがあれば、走ることが好きな人がここで身体を動かすこともできる。冷たいイメージだった空港が親しみやすくなる」と説明した。

成田国际机场LCC专用终点站大楼供给休息室的仲田雄一经理笑容满面地开玩笑说:“迟到的旅客直接跑去搭乘口可方便了。”另外,成田国际机场的职员解释道:“在搭乘大厅没什么事儿可做,大家都很无聊。有了这个田径跑道式的线路,爱跑步的人还能跑个来回呢。也让冷清的机场变得更平易近人吧。”

■日本のランニング文化は女性から起こった

■日本的跑步文化从女性起源

日本にはランニング文化が根付いている。どの日本人の周りにもランニング愛好者はかならず存在し、ランニングブームはすでに40年近くも続いている。上海のマラソン大会に何度も参加している日本のマラソン愛好者の松野さんは、「第2次世界大戦が終わった後、日本は奇跡的な経済発展を遂げた。しかし、1980年代頃から多くの中年層、特に家庭の主婦のストレスが大きくなった。主婦たちは最初の頃は暇な時間にランニングをして、溜まっているマイナスの感情を発散させていたが、徐々に走ること自体が健康や気持ちの上で極めて大きなプラスの影響を及ぼすことに気付いてきた」と語る。松野さんの母親もそのうちの一人だったという。

日本的跑步文化根深蒂固。日本人的周围到处都是爱好跑步者,跑步热潮已持续了将近40年。多次参加上海马拉松大赛的日本马拉松爱好者松野说道:“第二次世界大战结束后,日本奇迹般地在经济上飞速发展起来。然而,从1980年代开始,许多中年人,尤其是家庭主妇压力越来越大。主妇们起初只是在闲暇时间里跑跑步,发泄掉积聚的消极情绪,但渐渐地,发现跑步这件事本身对健康、对心情都极有好处。”松野的妈妈也是其中一位。

日本の元テニスプレイヤー、毎年マラソン大会にも参加している伊達公子さんは、「日本のランニングブームの初期は女性中心だったこともあり、日本人女性にはランニングの伝統がある。男性は、後になって、徐々に参加するようになった」として、日本のランニング文化の発端は女性にあるという見方を示した。また、「日本人、とくに女性は『忍耐力』に優れている。忍耐力と意志力が最も直接的に影響するスポーツであるマラソンはまさに日本人女性に適している」と語る。

日本原网球选手、每天都参加马拉松大赛的伊达公子也表达了日本跑步文化的起源由女性开始的意见:“日本的跑步热潮初期是以女性为中心的,日本女性有着跑步的传统习惯。而男性是后来慢慢加入的。”另外还说:“日本人,尤其是女性有着十分强大的‘忍耐力’,而最需要忍耐力和意志力的马拉松的确是最适合日本女性的运动。”

現在、中国のおばさんは「広場舞」を踊り、日本のおばさんはランニングに夢中になっている。同じ年齢層でも、両国には異なる健康文化が生まれている。ちなみに日本のランニング愛好者の中では、現在20~40歳の女性が一番多い。

如今,相对于中国的大妈跳“广场舞”,日本的大妈就是沉迷跑步啦。即使是同一个年龄层,两个国家也产生出不同的健康文化。顺便提一下,现在在日本的跑步爱好者中,20~40岁的女性人数最多。

■毎年1000以上の大会 校内マラソンの対抗戦

■每年1000次以上的大赛 校内马拉松对抗赛

ランニングに夢中になる日本人の数が増えるにつれ、日本の学校では長距離走が最も普及するスポーツ競技となった。子供は幼稚園から持久走大会に参加し、小学校1、2年生から体育の授業で2000メートル走が始まる。

随着沉迷跑步的日本人数量的增加,在日本的学校,长跑成了最普及的运动项目。孩子从幼儿园开始就参加耐力跑,而小学1、2年级开始体育课就要跑2000米。

長距離走は味気ない競技ではあるが、優れた長距離走選手は日本の学校では絶対的な人気者だ。日本で有名な「箱根駅伝」は、こういった学校で培われた長距離走文化の結晶ともいえる。「箱根駅伝」と呼ばれる「東京箱根間往復大学駅伝競走」は、東京から箱根までの往復217.1キロをたすきリレーでつなぐ大会で、毎年正月三が日に2日間にわたって行われる。参加者は全員が大学生だ。大会に賞金などはなく、各ランナーは自分と学校の名誉のために全力を尽くす。日本で有名なマラソンをテーマにした映画「風が強く吹いている」はこの箱根駅伝を描いたものだ。単なる大学対抗の長距離走大会である駅伝が、日本では紅白歌合戦に迫るような高い視聴率を誇っているなんて中国人には想像できないだろう。データによると、駅伝の視聴率は毎年20%以上に達しており、これは中国の国民的年越し番組「春晩」にも匹敵するほどだ。

长跑虽然是项挺乏味的运动,但优秀的长跑选手却是日本学校里绝对的人气王。日本有名的“箱根车站接力”,可谓是在学校培养起来的长跑文化的结晶。“箱根车站接力”是往返于东京与箱根的大学车站之间217.1公里的接力跑大赛,每年举行于正月三日,历时两天。参赛者全部都是大学生。大赛没有奖金,各个跑步选手为了自己与学校的名誉而全力以赴。日本有名的以马拉松为主题的电影《狂风袭来》就是描绘了箱根车站接力的故事。说起来不过是大学对抗长跑比赛而已,却能直逼日本的红白歌会获得高收视率,也是令中国人无法想象的。而数据显示,车站接力赛的收视率每年都达到20%以上,这可是与中国的国民过年节目“春晚”不相上下的。

日本で有名な元マラソン選手の高橋尚子はかつて明かしたことによると、「箱根駅伝」のような大学対抗の長距離走大会は日本で毎年1600回以上行われているという。

日本著名原马拉松选手高桥尚子曾经还揭露,像“箱根车站接力”这样的大学对抗长跑大赛,在日本每年会举行1600多次。

■一般の人から皇太子までランニング好き

从普通人到皇太子都爱跑步

このように多くの大会が開催されることも、まさに日本人のランニングへの傾倒ぶりを表している。日本国内で開催されるマラソン大会以外に、海外のマラソン大会に参加する人も少なくない。たとえば、上海マラソンやハワイのホノルルマラソンでは、外国籍参加者の中では日本人の数が最も多い。

举办了这么多大赛,可想而知日本人是有多倾心于跑步运动。除了在日本国内开展马拉松大赛,参加海外马拉松大赛的人也不在少数。例如,上海的马拉松和夏威夷檀香山的马拉松大赛,外籍参赛者中人数最多就是日本人。

毎日、皇居の外周を走るランニング愛好者は4、5千人を超えているほか、東京マラソン大会を見たり、応援したりする人々は116万人以上にも達している。

每天,在皇居外圈跑步的爱好者超过4、5千人,而观摩东京马拉松大赛、加油助威的人群超过了116万。

一般の人だけでなく、皇太子もランニング愛好者だ。55歳の皇太子は毎月100キロ以上を走り、フルマラソンを4時間30分以内で走る実力があると報道されたことがある。

不只是普通人,连皇太子也是跑步爱好者。55岁的皇太子每个月跑100公里以上,据报道称,他还有着在4小时30分钟以内跑完马拉松全程的实力。

日本人が走ることが好きな要因について、シンガポール華字紙「聯合早報」の日本人評論家・橋本隆則氏は、「あきらめずに目標に向けて走り続ける精神は、我々の精神だ」として、「耐えて、耐えて、耐えて、がんばって、がんばってさらにがんばる。これが長距離走競技の特徴であり、まさに日本人の特徴でもある」と語った。

那么日本人爱好跑步的理由是什么呢?新加坡华文报刊《联合早报》的日本评论家桥本隆则表示“不放弃,朝着目标不断前进的精神,就是我等的精神。”他还说,“忍耐、忍耐、忍耐,努力、努力、更努力,这就是长跑竞技的特点,也正是日本人的特质。”

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