2012年3月15日、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに、白米を多量に摂取すると2型糖尿病の発生リスクが高まるとの研究論文が掲載された。16日、オーストラリア華字紙・澳洲日報が伝えた。
研究は過去の研究成果を再分析する形で行われた。のべ35万人以上を4~25年間にわたり追跡調査した形となったが、日中では白米を多く食べていた人の2型糖尿病発生リスクは55%高かったことが明らかとなった。もともと白米を食べる習慣があまりない米国、オーストラリアでは、多く食べる人の発生リスクは12%高いだけにとどまった。
研究を主導したハーバード公衆衛生大学院の孫斉(スン・チー)氏は、調査には米以外の食品についての詳細な情報がないなどの問題点もあり確証は得られていないと説明しつつも、白米と糖尿病の関連には生物学的妥当性があるとコメントしている。
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