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[中日语]富士通宣布社长更迭

高野 敦 2008-04-08 10:46

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富士通は,会長と社長が同時に交代する役員人事を2008年3月27日に発表した。代表取締役会長には間塚道義氏(現代表取締役副社長),代表取締役社長には野副州旦氏(現経営執行役上席常務)が就任する。2008年6月下旬の定時株主総会と同会終了後の取締役会を経て正式に決定される予定。

富士通于2008年3月27日宣布了人事变动,同时更替了会长(董事长)与社长(公司总经理)。会长由间塚道义(现副社长),社长由野副州旦(现任经营执行董事兼高级常务董事)就任。该变动预定经由2008年6月下旬的定期股东大会及会后的董事会正式决定。

この人事で現代表取締役会長の秋草直之氏は取締役相談役に,現代表取締役社長の黒川博昭氏は取締役ではない相談役となる。これに先立ち,2008年4月1日付で野副氏は経営執行役副社長に昇格する。

人事变动后,现任会长秋草直之将改任董事顾问,现社长黑川博昭将改任非董事顾问。野副将于2008年4月1日先升任经营执行副社长。

黒川氏は,社長を退く理由に「(同氏自身の)ワンマンコントロールによる弊害」を挙げ,グローバル企業を目指す上で「今が(社長交代の)適切な時期」と説明した。新社長に野副氏を選んだ理由は,〔1〕バランス感覚の優れたリーダーである〔2〕変化に対応できる柔軟性を持っている〔3〕(黒川氏にない)海外赴任経験がある〔4〕システム・インテグレーション(SI)事業を立て直した実績がある〔5〕幅広い人脈を持っている---ことなどである。

黑川表示,辞退社长的理由在于“自己的一人独断给经营带来了弊病”,为了争取让富士通成为全球企业“现在是(更替社长)的最好时机”。新社长选择野副的理由包括:(1)野副是综合感优秀的领导者;(2)具有能够应对变化的灵活性;(3)拥有(黑川没有的)海外工作经验;(4)拥有重整系统集成(SI)业务的业绩;(5)拥有广泛的人脉。 

また黒川氏は,自身が取締役でなくなる理由を「新会長と新社長に自由に経営させるため」と説明。当初は秋草氏も取締役から退く案を検討したが,現会長と現社長が同時に取締役でなくなると,外部との関係に支障を来す恐れがあるため,外部対応をどちらかといえば多く担当していた秋草氏が取締役に残ることにしたという。

另外,黑川还表示,辞退董事的理由是“为了让新任会长与社长自由经营”。当初,秋草也曾考虑辞退董事,但是,如果现任会长与社长均不为董事,那么与外部的联系可能会出现困难,因此,决定负责外部事务较多的秋草留任董事。

以下に,記者会見時の主な質疑応答を掲載する。

下面是新闻发布会上的主要问答。

――今回の人事はいつ決めたのか?
黒川氏:秋草会長とは(2007年)12月ころから人事の話を始めた。二人とも,ワンマン・コントロールによる弊害を認識していた。野副新社長に打診したのは(2008年)2月ごろ。

——这次人事变动是何时决定的? 黑川:我与秋草会长从(2007年)12月开始讨论人事。两人都认识到了独断经营带来的弊端。向新社长野副征求意见是在(2008年)2月左右。

――なぜ経営の一線から退くのか?
黒川氏:副社長たちとは連帯しながら仕事を進めてこれたと思うが,常務会のレベルでは次第に発言が減ってきていた。そうなってしまった。それならば,思い切って自分が外れた方がよいと判断した。私が取締役からも外れるのは,新会長と新社長の二人が自由に経営できる環境を整えるため。それが私と秋草会長の役割だと思っている。

——为什么退出经营一线?
黑川:我觉得自己一直是与副社长们协调推进工作的,但现在常务会上的发言越来越少。既然如此,干脆彻底退出经营层。我不担任董事的目的是为给新任会长和社长二人创造能够自由经营的环境。这是我和秋草会长的责任。

――ワンマン・コントロールによる弊害について,具体的に教えてほしい。
黒川氏:どのようなプロジェクトでも,リーダーには権限を集中させるものだ。ただし,富士通の全業務を見わたすと,風土も顧客も違うので,業務によっては権限を委譲したつもりだった。常務会には「うるさい」人材を選んだはずだったが,私に対しては徐々に意見を言わなくなってしまった。そうすると「会社の成長の限界」すなわち「私の限界」になってしまう。これは危険なことで,非常に悩んだ。ほかにも例えば,現場の情報を集めるつもりで現場を歩いたり,担当者からメールを受けたりしたが,その際には担当者から「自分から社長に伝えたことが周囲に知られると,自分の仕事がやりにくくなる」などと言われたりもした。

——请具体介绍独断经营带来的弊端。
黑川:不管是什么项目,都要把权限集中到领导者手中。但是,纵观富士通的全部业务,地域和客户都不一样,因此我们根据业务转让了权限。虽然我选择的都是能在常务会上发表意见的人才,但是他们也逐渐不提意见了。这样就成为“公司发展的极限”,也是“我本人的极限”。这种情况很危险,令我非常头疼。再举一个例子,当我到现场收集信息,或从现场负责人那里接到邮件时,负责人也曾经表示:“如果我向社长汇报的情况被周围知道,我的工作将难以开展”。

――(野副氏に対して)現社長の状況(ワンマン・コントロールによる弊害)を見て,(野副氏は)どうしていこうと考えているのか?
野副氏:黒川社長は「ワンマン」と言っているが,そうではなく,我々が黒川社長の想いに負けたのではないかと思っている。

——野副如何看待现任社长提到的独断经营弊病?今后将采取怎样的措施?
野副:黑川社长说是“独断”,其实并非如此,我觉得是我们辜负了黑川社长的想法。

――富士通の経営課題と解決策は?
野副氏:最大の課題はグローバル化。収益基盤を全世界に拡大しようにも,今のリソースでは限界がある。内外のパートナー企業と連携しつつ,海外で通用することを目指す。また,単独の営業利益の改善も重要。

——富士通的经营课题和解决措施是什么?
野副:最大的课题是全球化。如果要把收益基础扩大到全球,以目前的资源是存在极限的。因此,我们将与国内外的伙伴企业合作,争取与海外接轨。另外,提高单独营业利润也很重要。

――エレクトロニクス業界で富士通の目指すビジョンとは何か?
野副氏:顧客のイノベーションを実現するためのイノベーションを起こせること。(サーバなどの)ハードウエアからアプリケーション,その運用までをワンストップで提供する企業として常に第1位でありたい。

——富士通在电子行业的目标前景是什么?
野副:为满足客户创新而进行创新。作为(服务器等)一站式提供硬件、应用及其运营的企业,富士通应该永远保持第一。

――(黒川氏に対して)やり残したと思うことはあるか?
黒川氏:企業にとって重要なのはゴーイングコンサーン(存続可能性)。経営はゴールのない駅伝競走のようなものだと思う。つまり,タイミング見計らって次の人にたすきをわたす。(自分が打ち出してきた経営方針は)新しいリーダーの下で続けばいいし,新しい課題も発掘されるだろう。

——黑川社长有什么遗憾吗?
黑川:对于企业来说重要的是可持续经营。我认为经营如同没有终点的长跑接力赛。也就是看准时机,把接力棒交给下一个人。(我提出的经营方针)只要在新领导的领导下继续就行,新课题也会不断被发现。

    

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