沪江

编辑手帐(2008-01-18)-记者的气质

心香 2008-01-23 21:24

双击或划选,即可查看单词的详细解释,并收录生词进生词本

昭和30年代の半ばという。井伏鱒二がある朝、当時のNHK会長、阿部真之助氏の自宅を訪ねると、主人がパジャマ姿で座敷一面に朝刊各紙を広げ、険しい顔で見出しを見比べている

话说昭和30年代中期,有一天早上,井伏鱒二来到时任NHK会长的阿部真之助家,看见主人正穿着睡衣将各式早报铺满客厅,神情严肃地对比着各种标题。

「気になりますか」と問う作家に、新聞記者出身の阿部氏は答えたという。「気になるさ。ぼくは今でも他社にスクープされる夢を見るんだ」。70歳を過ぎて衰えることのない記者気質(かたぎ)に感じ入ったと、井伏は回想録に書いている

当这位作家问道“你担心吗”, 据说,新闻记者出身的阿部是这样回答他的:“担心啊,我至今仍梦见被其他报社抢报了特讯呢”。井伏在回忆录中写道-----他对阿部年过70仍没有减退的的记者品性深感佩服。

敏腕の阿部氏と違い、そういう夢の種ならば一生分の在庫を蓄えてしまった凡庸の身ながら、その言葉は分かる。他に先んじて報じることを無上の誇りとした人は、古巣の醜聞に泉下で言葉もなかろう

与能干的阿部不同,我是平庸之辈,若说这种“梦之种子”,自己可是拥有一生的库存,不过,还是能够理解(阿倍说的)那句话的。九泉之下这位以“报道在先”为无上光荣的故人,对他“娘家”的丑闻想必也无话可说吧。

NHKの記者ら3人がインサイダー取引の疑いで証券取引等監視委員会の調査を受けた。企業買収をめぐるスクープの放送直前に内容を知り、株式を売買した疑いがもたれている。他に先んじて儲(もう)けることに熱心な者を、記者気質ではなく何気質と呼ぶべきか

NHK的3名记者因涉嫌内部交易而接受证券交易等监视委员会的调查。他们被怀疑是,在关于企业收购的特讯播出之前知道了内容,并进行股份交易。热中于“赚钱在先”的人,不能称之为记者品性,那该叫什么品性呢?

情報が悪用されるのを懸念し、取材先がこぞって口をつぐめば報道は成り立たない。寝る間を惜しんで地道な取材を重ねている多くの記者も、はらわたの煮える思いだろう

倘若被采访者因担心信息被滥用全都缄口不言,那么报道就无法成立了。很多废寝忘食、认认真真地进行采访的记者也会感到愤怒吧。

それにしても、問題のよく起きる組織である。会長が朝、自社の不祥事を報じる朝刊各紙の見出しを恐る恐る見比べるようでは情けない。

话虽如此,这个组织也是经常出现问题的。如果它的会长每天早上都要提心吊胆地查找各式早报中报道本公司坏消息的标题,那也太可悲了。

展开剩余