万葉恋歌 「-桜の章-」(神谷浩史)04(下篇)单相思(下)
うわっ!俺、顔、赤かったよなぁ…すっげぇ恥ずかしい…だって、まさか話してくれるとは思わなかった…しかも、手触っちゃった…すごい、ドキドキする…
俺、彼女に、まさか…恋?!
はぁ~バカだなぁ俺…こんなに胸が苦しくなるなら、自分の気持ちに気づかないで遠くで見ているだけにすればでよかった…きっと、あのピアスも恋人からのプレゼントなんだろうなぁ。
かくばかり恋ひむものそと知らませば遠くそ見べくあらましものを
恋がこんなにつらいものなら、遠くから貴方を見ているだけにすればよかった。
昔覚えた句が頭の中に甦ってきた。まるでいまの自分の気持ちを代弁しているかのように…
哇!我的脸,刚才肯定通红了,真丢脸。没想到她竟然会和我说话,而且,还碰到了她的手,我的心咚咚跳个不停。我,难道是……爱上她了?唉……我真傻。早知道现在这么痛苦,不如当初不要打开心门,而是在远处默默凝望她就好了。那对耳环一定是她的恋人送她的礼物吧!
『恋,如此折磨人;当在初见时,远观勿近身。』
——早知道恋爱如此揪心,我宁愿远远地看着你。
以前背的歌句在脑中涌现,仿佛道出了我现在的心声。