沪江

天声人语(2007年2月12日)朱丽爱特·格雷高

miyakoi 2007-02-12 10:55
   82歳とは思えぬ声の張りに、会場は総立ちの拍手だという。フランス歌謡界の長老、シャルル・アズナブールが、「最後の」と銘打った日本公演を続けている。

   声音的张力看不出已82岁了,全场起立鼓掌。法国歌谣界泰斗查尔斯·阿兹纳布卢正在日本举办“最后的”公演。

   歌手でも役者でも、流れの速い芸能界で長く一線にとどまるには二つの道がある。軽やかに時流に乗るか、がんこに自流を貫くか。シャンソンの名手には後者が少なくない。7日に80歳になったジュリエット・グレコが典型だ。

   无论歌手或演员想在快速流逝的演艺界长期留存在一线位置有2条路:轻松的随波逐流,或是顽固的坚持自身派别。法国歌谣的名家中不乏后继之人。本月7日满80岁的朱丽爱特·格雷高就是一个典型。

   夜の森を思わせる深い声、語るような歌唱、黒ずくめの衣装、宙を舞う両の手。どれも22歳のデビュー当時からだ。自由を愛し、強者や権力を疑う生き方も変わらない。ナチス占領下のパリで、レジスタンス活動家の娘として秘密警察に拘束された体験が原点だろう。

   令人想起夜晚森林的深厚嗓音,叙事诗般的歌唱,全黑的衣裳,宇宙中舞蹈的双手。从22岁出道以来就是如此。热爱自由、质疑强者和权力的生活方式也没有改变。在纳粹占领下的巴黎,作为反法西斯运动活动家的女儿被秘密警察逮捕的体验是她的原点吧。

   すでに大御所だった1981年、チリのピノチェト独裁政権の招きをあえて受け入れた。軍幹部と家族が聴き入る御前コンサートの途中から、軍政が禁じた抵抗歌を続け、直ちに国外追放となる。いかつい兵士に囲まれ、空港へと連行される報道写真はフランス人を熱くした。本人は「生涯最大の勝利」と振り返った。

   在她已成为巨星的1981年,勇敢接受了智利的皮诺切特独裁政权的邀请。她在军队官员及家属入场的御前演唱会中途开始坚持唱军政禁止的抵抗歌曲,立即被流放国外。她被粗暴的士兵包围,押送飞机场的新闻照片让法国人热血沸腾。本人回顾时说是“人生最大的胜利”。

   4月に19回目の日本公演がある。「最後の」としない理由はパリマッチ誌との問答からうかがえる。「私に理解できない言葉があるとすれば、ノスタルジー(懐旧の念)です」

   4月将在日本举行第19回公演。从她在巴黎竞技杂志的采访中可以窥视到不作“最后的”演出的原因。“如果说有句话让我无法理解,那就是nostalgie(怀旧的念头)”。

   とんがって、反骨を貫くのは、人生の損得勘定でいえば大損かもしれない。これを不器用と笑うか、潔しとするかは人それぞれである。80歳を迎えた水曜日の夜、彼女は仏テレビの生番組に出た後、祝宴に臨んだ。参加者は家族ら8人だけだった。

   锋芒毕露、离经叛道在人生的损益判定中也许是巨大损失。是嘲笑她不中用、或是认为她清廉随各人看法不同。迎来80岁的星期三的晚上,她在法国电视台的现场节目中登场后参加了生日宴会,参加者只有家属8人。

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