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日本不断加强针对中国的入境防疫措施,专家异议:实际效果不大吧?

米亚 译 2023-01-09 13:34

去年年底中国卫健委宣布有序恢复中国公民出境旅游后,日本政府便表示于30日开启紧急入境防疫政策,对中国加强入境防疫措施。而加强防疫措施的第一天,从海外到达日本的航班中,就检测出92位旅客确诊新冠,其中90位旅客有中国旅居史。这也不禁让很多人思考日本的加强入境防疫措施是否会延长或者进一步升级。元旦刚过,日本政府则对我们的担忧给出了明确的答复,那就是自2023年1月8日0点起,对来自中国的旅客采取新的防疫措施。

具体政策如下:

1.1月8日起要求由中国(港澳除外)入境日本的所有直达旅客,无论有无三针疫苗接种证明,均需提交72小时内核酸阴性证明。若旅客搭乘航班时无法出具有效的核酸阴性证明,航空公司有权拒绝旅客登机。

2.1月8日起由香港、澳门前往日本机场的直达航班,将可使用成田、羽田、关西和名古屋中部以外的其他日本机场;同时容许航空公司恢复增加若干由港澳前往日本机场的航班。

3.1月8日起入境时实施的检测将改为准确度更高的PCR检测(即核酸检测)或抗原定量检测。

(强化入境防疫措施前后政策对比)

目前全球正在迎来第八波新冠疫情,但与此同时各国也在逐渐恢复正常经济生活。在这样的大背景之下,日本采取了这样的入境防疫措施,对此,日本大阪公立大学大学院城户康年教授认为“再怎么强化入境防疫措施还是会有漏洞,我认为如此针对中国的防疫政策实际作用可能不大”。

―――「脱ゼロコロナ」の中国では、人口の半数近く、6億人以上が感染かと見られています。また感染者数と死者数の発表も月1回となっていまして、感染状況は不透明な状況です。城戸教授はこの数字をどういうふうに見ていますか。

——放开“动态清零”下的中国预计已经有6亿多人感染,将近总人口的一半。而且确诊人数和死亡人数也改为一个月公布一次,由此可见数据十分不透明。城户教授如何看待这些数字呢?

これまで厳しいゼロコロナ政策を行ってきた中国ですが、一気に開放してかつてないほどの感染の波がやってきている状況かと思います。

一直以来,中国都在实施严格的动态清零政策,所以突然放开后才会有这么大的感染规模。

―――ワクチン接種の状況はどうなってるんでしょうか?

——中国的疫苗接种状况如何?

中国が国内で開発したワクチン接種を広く進めていて、少なくとも1回接種をした人は中国産ワクチンであれば90%程度が接種していると公表されているようです。これまで3年間、欧米や日本が大きな山に苦しんできたのと同じように、中国が初めての大きな山ですので、一時的な死者の増加など社会的な混乱が続くと思いますが、このスピードで感染が広がれば、ほとんどの人が感染した状況というのがまもなくやってくるので、そうすると、沈静化が予測されます。

中国一直在鼓励大家接种国产疫苗,据说有90%的人至少接种过一次国产疫苗。这三年,对于欧美和日本而言都是难以攀登的高山,而这对中国而言也是一样。面对前所未有的疫情高峰,短时间内肯定会出现大量死者,引起社会恐慌,但按照这样的感染速度,我想很快中国的绝大部分人口都会感染,这样一来疫情也可能暂时平息。

中国「狙い撃ち」の水際対策に実効性は

“针对中国”的防疫政策实际效果如何

―――日本と中国の行き来です。中国は水際対策が緩和され、入国者のこれまで8日間あった隔離措置が撤廃されます。また、国外旅行も事実上の解禁となりそうです。いっぽう日本は岸田総理が、今月8日から中国からの入国者に臨時的な措置を強化すると発表しています。ただ、城戸教授の考えとしては、「検疫を強化してもすり抜けが多発し、実効性が薄い」と疑問視されています。むしろ医療費負担やマスクの習慣など、このあたりに関する「法整備」などをするべきとお考えなんですね。

接下来是关于中日往来的问题。去年中国放宽边境防疫政策,废除了此前入境7天的隔离措施。出国旅行也实质上放开了。另一方面,日本岸田首相则宣布从本月8日起强化针对中国入境人员的临时防疫措施。对此,城户教授您抱有疑问,认为“再怎么强化入境防疫措施还是会有漏洞,如此针对中国的防疫政策实际作用可能不大”。比起加强防疫政策,不如从医疗费用负担、戴口罩的习惯等方面进行“法律整改”。

はい。今中国がゼロコロナ政策をやめて大きな波が来たので目立っているだけですが、いま全世界的に第8波に相当するような感染の流行があることは間違いないです。なので、中国だけを狙い撃ちにするような水際対策をやっても、実効性はかなり乏しいと思われます。日本は外の国を心配するのではなく、今後持続可能な日本のシステムをどう取り戻していくのかということに議論やエネルギーを集中していくべきかと思います。

是的。现在中国刚刚放弃动态清零政策,所以有了这么大的感染规模,看起来似乎是最需要我们关注的国家,但要知道,如今全球都在面临第八波新冠疫情的流行。因此,就算实施只针对中国的边境防疫政策,实际效果很可能微乎其微。我认为,目前日本应该把课题和精力集中在如何恢复今后可持续发展的日本体系上,而不是去担心其它国家。

―――岸田総理は「マスク着用」に関しては専門家の意見を聞きながら考えていかなければならないと話しましたが、マスクに関して先生はどうお考えですか。

——岸田总理表示,针对“戴口罩”的问题需要在听取专家意见之后慎重考虑,那么关于口罩问题您怎么看?

今までユニバーサルマスクといって、全ての人がマスクをどんなときも着用するということが求められてきたわけですけれど、それをやっても感染しているわけなので、その実効性というのは乏しいと言わざるを得ないと思う。必要なときに必要なところ、メリハリの効いたマスク着用というのが必要かなと思います。

一直以来国家都倡导大家随时戴口罩,也就是要求所有人外出时无论何时都要戴好口罩。但实际情况是即使戴了口罩可能也会感染,所以不得不说口罩的有效性真的一般。所以我认为在必要的时间和地点,灵活地带好口罩就可以了。

(三澤肇解説委員)長い目で見ると先生の言う通りですが、今波が来ている中で、政府として防疫措置をきちんと取らなきゃいけないというのは確かだと思うんです。台湾の現地紙によると、空港に着いた中国本土からの客の4分の1が陽性だったという話もあったと。短期的に見ると広がっちゃうので、国としては防疫措置を取らざるを得ないんでしょう。また長い目で見ると、こういった法制度の整備をやっていかなきゃいけないので、そこのバランスなんでしょうか。

(三泽肇解说委员)长期来看的话的确如教授所说。但如今我们正直面疫情高峰,作为政府的确有必要出台相应的防疫措施。而且据中国台湾媒体报道,到达机场的中国大陆旅客中有1/4的旅客核酸检测均为阳性。从短期来看,国家的确有必要对此采取防疫措施。不过从长期来看,也必须要对相关法律制度做出整改,这两方面还是需要想办法取得一个平衡的。

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