沪江

为何日本出现了很多50岁女性与30岁男性的情侣档?

Shiro译 2022-10-18 10:56

世間知らずだけど、真面目でかわいい

虽然不谙世事,但很认真可爱

「ご無沙汰してます!」

“好久不见!”

お店のドアが開くと同時に、マスクをしていても満面の笑みと分かるくらいのビッグスマイルで登場した真美子さん(48歳、仮名・以下同)。この日はご自身の48歳のお誕生日プレゼントにと筆者が経営するアーユルヴェーダのサロンへ来て下さった。肌の様子を見ても、なんだかとても調子がよさそうだ。

店门一打开的同时,真美子(48岁,化名・以下同)就露出了即使戴着口罩也能看出她满面笑容的微笑。这一天,作为送给自己48岁的生日礼物,她来到了笔者经营的生命科学沙龙。即使只看皮肤的情况,也会觉得她状态很好。

「真美子さん、ひょっとして最近、よく会っている男性がいるのではないですか?」と半分冗談半分本気で投げかけてみると、真美子さんは両手で自分の胸に手を当ててにこやかに目を逸らした。

“真美子,难道最近有经常见面的男性吗?”我半开玩笑半认真地试问道,真美子双手捂着自己的胸口,笑眯眯地移开了视线。

真美子さんは3ヵ月前に彼氏ができたばかりと言う。お相手の年齢を聞くと、目をギュッとつむってこう答えた。

真美子说她3个月前才交了男朋友。当问到对方的年龄时,她闭着眼睛这样回答。

「24歳なの! お母さんが私と同い年で……」

“只有24岁! 他妈妈和我同龄……”

私は思わず声を上げて驚いてしまった。

我不由得惊叫起来。

真美子さんは短大卒業後は大手広告会社で勤務をしていたが26代で寿退社。しかし、度重なる夫の浮気、風俗通いにうんざりして、35歳で離婚した。子供はいない。離婚を機に職安の職業訓練で医療秘書の資格をとり、現在では埼玉県内の医療機関に勤めている。

真美子短期大学毕业后在一家大型广告公司工作,26岁离职结婚。但是,对丈夫频繁的外遇和出入风俗场所而感到厌烦,35岁时离婚了。没有孩子。离婚后,她通过职业培训取得了医疗秘书的资格,现在在埼玉县的医疗机构工作。

45歳を過ぎる頃から少しずつ体重が増加してきていることを気にしていた真美子さんは、半年前にランニングをスタート。運動経験がないので怪我をせず効率よく動けるようにとプライベートコーチについてもらったのだが、そのコーチと恋に落ちた。はじめは「若くてかわいい先生だな。ちょっと世間知らずだけど真面目な人」という印象で、いきなり恋愛モードで見ていたわけではなかったという。

过了45岁后真美子开始注意到自己的体重逐渐增加,于是半年前开始跑步。因为没有运动经验为避免受伤,她请了私人教练陪跑,结果和那个教练坠入了爱河。一开始给人的印象是“年轻可爱的老师,虽然有点不谙世事但是很认真的人”,并没有一下子就进入到恋爱模式。

しかし、練習が終わってから一緒にランチやお茶をして帰ることが増えて、話しているうちに「あれ?」と思うようになったのだそうだ。

但是,练习结束后一起吃午饭或喝茶后再回家的情况增加,聊着聊着就觉得“诶?”的疑惑。

親子ほど年も離れているし、慣れない運動でいよいよ自分の脳がバグり始めたのかと思ったそうだが、彼の笑顔に癒される自分には嘘が付けなかったという。真美子さん自身は、交際を申し込むつもりはなく、韓国アイドルを応援するような「推し活」の一環ととらえていたのだが、レッスンスタートから3ヵ月が経った頃に、彼のほうから交際の申し出があったそうだ。

有如母子般的年龄差距,不习惯运动觉得自己终于开始大脑发晕,但被他的笑容治愈这点无法骗自己。真美子自己并没有想过要和他交往,只是把这当成是应援韩国偶像“粉丝行为”的一环,在课程开始经过3个月左右,据说是他主动提出了交往。

年下の上司に優しくされて

被比我年轻的上司温柔对待

10年ほど前までは、10歳年下の旦那様や6歳年下の彼氏と聞いただけで、「うっそー!」となっていたが、このところ40歳以降、更にはアラフィフ女性の年下彼氏はまるで珍しくない。

直到10年前,只要听到小自己10岁的丈夫或小自己6岁的男朋友,就会说“不会吧!”,但是如今40岁以后,特别是年近50的女性是年下男友的已经并不稀奇。

実際、筆者の周りにも、54歳バツ1で子どもが32歳、彼氏が34歳という人もいれば、20歳年下の28歳の男性と再婚したことをSNSで発表し、祝福コメントの嵐を受けている人もいる。

实际上,笔者身边也有54岁离过1次婚,孩子32岁,男朋友是34岁的人,也有的人和比自己小20岁的28岁男性在SNS上发表了再婚消息,受到了众多祝福的评论

そんな「年の差」の恋を楽しんでいる女性をもう一人、紹介しよう。

再来介绍一位享受这种“年龄差”恋爱的女性吧。

加奈さん(52歳)は外資企業に勤めるキャリアウーマンだったが、職場結婚をし、出産をきっかけに、夫から「家にいて欲しい」と言われ専業主婦に転身。その後、子どもが小学校高学年になる頃から、週に3日だけパートタイムで経理の仕事を行っていた。

加奈女士(52岁)原本是在外企工作的职业女性,在职场结婚后,以生孩子为契机,丈夫对她说“希望你在家里”于是当起了家庭主妇。之后,从孩子上小学高年级的时候开始,每周做三天兼职会计的工作。

港区の一等地にある高級マンションで誰もが羨む順風満帆の生活と思いきや、夫とは息子を出産してから“疎遠”になっている上に、専業主婦時代に、「俺が食わせてやってんだからお前は家政婦をしていればいい」という夫からのモラハラ発言でとっくに気持ちが冷めてしまっていた。

本以为在港区黄金地段的高级公寓里过着谁都羡慕的一帆风顺的生活,没想到自从生了儿子之后,丈夫就和她“疏远”了,而且在做家庭主妇的时候,丈夫的“因为是我在养活你,你做好保姆工作就行了”这类情感暴力言论早已让她心灰意冷。

そして昨年、息子の大学入学が決まったと同時に、いよいよ離婚に踏み切った。一人で中野区の小さなアパートに引っ越し、生活を立て直すため正社員募集している都内の中小企業へ転職。そこで運命の出会いが待っていた。18歳年下の上司の康介さん(34歳)だ。

然后去年,在儿子考上大学的同时,她终于下定离婚的决心。一个人搬到中野区的小公寓,为了重新生活跳槽到了东京都内中小企业招聘的正式职员工作。在那里命运的邂逅在等待着她。是比自己小18岁的上司康介(34岁)。

約20年ぶりのフルタイムの仕事は心身にこたえる。周りをみれば同世代の女性はバリバリと仕事をこなし、若い頃のように仕事の覚えがなかなかうまくいかない加奈さんにきつく当たってくる。この先やっていけるのかと日々不安と悔しさで、家に帰れば自然と涙が溢れていた。そんな様子を察してか、ある日、康介さんから飲みに行きましょうと誘われた。

20多年来的第一次全职工作让她身心都很疲惫。环顾周围同时代的女性都在拼命工作,加奈已经不像年轻时那样对工作没法立马上手而痛苦不已。每天都在担心和懊恼自己今后能不能走下去,回到家眼泪自然而然地就流出来了。康介察觉到了我的情况,某天邀请我去喝酒。

「加奈さん毎日頑張ってますよね。年下の僕が言うのもなんですが、はじめから上手く行くことなんてないので、一緒に頑張りましょう!」

“加奈小姐每天都很努力。虽然我比你小,说这个话有点不好意思,刚开始一般不会太顺利,我们一起努力吧!”

孤独を感じていた加奈さんにとって、「一緒頑張りましょう」という一言にとても癒しを感じ、“お兄さん”に見えたと言う。

对于感到孤独的加奈来说,“一起加油吧”这句话让她很治愈,看起来就像“哥哥”说的话。

その後、康介さんからの慰めの言葉がモチベーションになり、必死で仕事をこなしていった。月に1度飲みに行っていたのが月に2度になり、メッセージのやりとりも増えていった。

之后,康介的安慰话语成为了她的动力,她拼命投入工作。从一个月去喝一次酒变成了一个月两次,彼此间的信息交流也越来越多。

「今週飲みに行きましょうって言われたんだけど、日にちを決めてなかったので、いつ連絡がくるのかとスマホを握りしめて待っている自分がいるんです。年甲斐もないですが、正直苦しくて……」

“虽然他说这周一起去喝酒,但是因为没有定好日期,所以我会一直握着手机静等着,想知道他什么时候会联系我。一把年纪了,说实话这种事让很痛苦……”

「ギャップ」に魅かれる30代男性

被“反差”所吸引的30多岁男性

年上と付き合う男性の話も聞いてみよう。最近6年ぶりに彼女ができたという池袋在住の准さん(仮名33歳)。准さんは自宅近くの飲食店に勤務し、毎日夜遅くまで働いている。趣味はダンスというだけあって広背筋と胸筋がほどよく鍛えられ、手足も長く、洋服越しにでもスタイルの良さが分かる。

我们也来听听和年长的男性交往的故事吧。住在池袋的准先生(化名33岁)时隔6年终于交到了女朋友。准先生在家附近的餐厅上班,每天工作到很晚。兴趣就是是跳舞,因此背阔肌和胸肌得到了适当的锻炼,手脚也很长,透过衣服也能看出身材很好。

いかにもモテそうな准さんだが、めっぽう女性の扱いは苦手で、自分から声をかけるということはないそうだ。そんな准さんの6年ぶりの彼女は14歳年上だという。

看起来很受欢迎的准,其实特别不擅长和女性打交道,据说不会自己主动打招呼。据说如此性格的准时隔6年交到的女朋友比他大14岁。

「年上の女性に対するあこがれは昔からありました。でも、これまで交際してきた女性は年下ばかりでした。一度、8歳年上の女性と付き合ったことがありますが、結婚や妊娠が差し迫った感じというか、相手があまりに前のめりだったので別れてしまいました。自分で言うのもなんですが、僕は“ゆとり草食世代"。結婚だ子どもだと追い詰められるのが苦手なんです」

“我从以前憧憬年长女性的,但是到现在为止交往的女性都是比自己小的。我曾经和一个比我大8岁的女性交往过,但因为对方太过积极,有种得要结婚和怀孕的压迫感,所以就分手了。虽然自己说有点过,我是“宽松草食世代”。不擅长应对被逼迫结婚生子的情况。”

人見知りの“草食”だという准さんだが、今の相手に交際の申し出をしたのは自身だという。交際の申し出に踏み込むまでには、キャリアウーマンの彼女と自分なんかが釣り合うのかと随分葛藤はあったそうだ。

准先生是认生的“草食”男,不过,据说向现在的对象提出交往的是自己。在提出交往之前,他还为自己和身为职业女性的她是否般配而纠结了很久。

彼女はあまりの突然の出来事に驚いでフリーズしていたそうだが、すぐにOKをしてくれた。交際がスタートしてからは週に1度のペースで一緒に映画館に行ったり、博物館へ行ったり、いわゆる普通のデートを楽しんでいるという。

她被这突如其来的交往请求吓得僵住了,但很快就答应了。开始交往后,两人以每周一次的频率一起去电影院、去博物馆,享受着所谓的普通约会。

准さんがつき合っているバブル世代の女性と言えば、寿退社かキャリアかの二択を迫られた世代だ。特にキャリアの道を選んで突き進んできた人は、経済的には余裕があっても、男社会で突っ走ってきただけに、精神的疲労と甘えられる場所がないという心の隙間があるケースが多い。これには筆者も共感するところがある。

说到准交往的泡沫时代的女性,是被迫在“离职结婚”和“继续职业生涯”二选一的时代。特别是那些选择了职业道路并一路向前的人,即使经济上很宽裕,但因为一直在男性社会里摸爬滚打,精神上疲劳和没有可以依靠的地方,很多人都会有心理上的裂缝。对此笔者也深有同感。

一方、迫られることが苦手だというゆとり男子にとっては、経済的にも生活的にも依存されることのないキャリア女性に居心地の良さを感じるようだ。

另一方面,对于不擅长被逼迫的宽松男子来说,在经济上和生活上都需要依赖的职业女性会让他们感到很舒服。

「力強く生きている彼女を見ていると、のほほんともしていられないなって刺激をもらいますね。仕事をしている姿を見ていると、かっこいいな、綺麗だなって感じますし、かと思えば、仕事から離れると年齢も社会的地位も関係なく“ただの甘えん坊の女の子”みたいで可愛いんです。そのギャップにまた癒されるんです」

“看到坚强活着的她,就会被激励而无法游手好闲。看着她工作的样子,就会觉得很帅、很漂亮,但一脱离工作,就会觉得她和年龄、社会地位无关,只是个‘爱撒娇的女孩子’,很可爱。于是又被这种反差萌治愈了。”

皆さんのお話を伺っていると、年下彼氏のいる女性たちは共通して自分の意思を強く持った生き方をしているゆえに癒しを求めている印象だ。また、その彼氏たちも彼女たちの包容力に癒されている。

听了大家的话,我发现有年下男友的女性们都有着强烈的自我意识渴望得到治愈的印象。而且,那些男朋友们也被她们的包容心给治愈了。

また、内面性だけでなく彼女たちの共通点はいくつかある。清潔感のある身だしなみに、ナチュラルメイク、体型や健康面にも余念がなくヨガやランニング、食事の管理もきちんとしている。ひと昔前に比べて、40歳以降の女性の美容に対する意識が高くなり、見た目年齢が若年化してきているということも「年の差」という壁をなくしている一つの要因になっているのは違いない。

另外,不仅是内在,她们还有一些共同点。整洁的仪容、自然的妆容、专注于体形和健康方面的瑜伽和跑步、饮食管理也很到位。与以前相比,40岁以后的女性对美容的意识提高了,外观年龄也趋于年轻化,这无疑是消除“年龄差”这道阻隔的原因之一。

若い女性が、経済力や包容力のある男性に魅かれるのは昔からある話だ。同じ理由で、今どきの男性は年上の女性に惹かれるのかもしれない。ジェンダー格差の縮小が招いた当然の結果だろう。

自古以来,年轻女性会被有经济能力和包容心的男性所吸引。同样的理由,现在的男性也可能会被年长的女性所吸引。这是性别差距缩小的必然结果吧。

いずれにしても、「世間体」などという見えない壁は崩壊しつつある。

不管怎样,“面子”这道看不见的墙在逐渐瓦解。

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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