沪江

是你会玩:村上春树风炒面制作说明

松饭译 2016-05-23 06:30

気作家である村上春樹先生、独特の世界観が人気で「ハルキスト」と呼ばれる熱狂的ファンがおられることで有名です。

人气作家村上春树先生,因其独特的世界观倍受欢迎,统称为“harukisuto”的狂热粉丝也十分出名。

世界からも注目される村上先生が、もし「あの説明文」を書かれたらどうなるのかと、想像される人がいました。

备受世界瞩目的村上先生,如果由他来写“那个说明文”的话会怎么样?有人做了这样的想象。

「あの説明文」とは…焼きそばの作り方

所谓的“那个说明文”, …其实是炒面的做法。

・インスタント焼きそばの作り方

・ 即食炒面(干拌面)的做法

①将盖子从⑴开始掀开至⑵的位置,取出液体调味酱包。

②将热水倒入至内侧划线部分,盖上盖子静待1分钟。

③将盖子从⑶开始沿虚线掀开,留作出水口。手持碗慢慢倾斜,将热水沿出水口倒出。

④加入液体调味酱包,与炒面拌匀后即可食用。

インスタント焼きそばといえば、加薬を入れて、お湯を注いで…という流れがよくパッケージに書かれています。しかし、焼きそばの作り方なんてとても簡単ですし、誰が書いても変わらないように思いますが…。

说起即食炒面,包装上面标示的无非就是撒入调味料,加入热水…之类的流程。但是,当我们以为炒面的做法那么简单,任谁写都没什么大变化的时候….(出现了↓) 

・ その説明文がこちら

・那份说明文如下

好吃的做法

①关于你想吃即食炒面这件事,我一点兴趣都没有,也没有发言的权利。

②随便将液体调味酱包和调料粉拿出来,往容器内加入热水等待三分钟就好。那个期间,你想干什么都是你的自由。

③打开读到一半的书,或者听一听刚买来的唱片都行。再者倾听一下同居人无趣的聊天,也是不错的选择。

④只是,想说一点。

⑤完美的滤水网是不存在的,就跟没有完美的绝望是一个道理。

>>在推特引发话题

这样的想象在推特上引发了话题

「完璧な湯切は存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」

“完美的滤水网是不存在的,就跟没有完美的绝望是一个道理。”

焼きそばなのにカッコ良すぎ!

明明只是炒面,也太帅气了吧!

この焼きそばと村上先生の意外なコラボレーションを考案されたツイート主さんの発想力が素晴らしいですね。もちろん村上先生本人が書かれたわけではなく、村上先生風に書いてみたというだけなのですが、村上作品を読まれている方にはたまらない面白さ!このツイートには1万5千以上のリツイートが寄せられています。

将炒面和村上先生联系起来的推主真是想象力爆棚。当然这不是村上先生本人写的,只是尝试着以“村上体”的形式写出来而已,然而对于看过村上作品的人来说却十分有趣!这一条推特更是达到了一万五千条以上的转发量。

・ さすが村上春樹!

・真不愧是村上春树!

この焼きそばの説明文を読んで「これぞ村上先生だ!」「わかる!」と反応された方が多くいらっしゃいました。

看了这份炒面说明文之后,不少人都纷纷回应“这就是村上先生!”、“太懂了!”。

・めっちゃわかる

・简直秒懂

言葉まわしがまさに村上先生。

措辞完全就是村上先生。

・ 笑った

・ 笑了

焼きそばの説明文でも村上先生風に書けるだなんて、予想外すぎて笑いますよね。

用“村上体”来写炒面的说明文,脑洞实在太大看了都不禁会心一笑。

 

今回の焼きそばの説明文には驚きましたが、人を引き付ける文章を書く村上先生の作風について皆様はご存知でしょうか。

这次的炒面说明文虽说令人吃惊,但是对其文章让人欲罢不能的村上先生,他的文风大家知道多少呢?

平易で親しみやすい文章は村上がデビュー当時から意識して行ったことであり、村上によれば「敷居の低さ」で「心に訴えかける」文章は、アメリカ作家からの影響だという。「文章はリズムがいちばん大事」とは村上がよく話す言葉だが、そう思うに至った理由を次のように説明している。「何しろ七年ほど朝から晩までジャズの店をやってましたからね、頭のなかにはずっとエルヴィン・ジョーンズのハイハットが鳴ってるんですよね。」

浅显易懂是村上自出道的时候开始就下意识在做的,村上表示“门槛低”且“向读者内心倾诉”的文章,是受到了美国作家的影响,“节奏感是文章中最重要的东西。”这是村上经常说的话,理由是“毕竟有将近七年的时间从早到晚都在爵士乐酒吧工作,脑袋中一直回响着埃尔温•琼斯的High hat。”

一方、文章の平易さに対して作品のストーリーはしばしば難解だとされる。村上自身はこの「物語の難解さ」について、「論理」ではなく「物語」としてテクストを理解するよう読者に促している。物語中の理解しがたい出来事や現象を、村上は「激しい隠喩」とし、魂の深い部分の暗い領域を理解するためには、明るい領域の論理では不足だと説明している。

另一方面,相对于文字的浅显易懂,作品中的故事却常常被认为晦涩难懂。村上本人对于“故事的晦涩”这一点,敦促读者不将其看作“理论”而是作为“故事”来理解文章大纲。故事中难以理解的事情和现象,村上将其作为“激烈的隐喻”,为了让读者理解到灵魂深处黑暗的领域,而将光明领域理论的不足加以说明。

このような「平易な文体で高度な内容を取り扱い、現実世界から非現実の異界へとシームレスに(=つなぎ目なく)移動する」という作風は日本国内だけでなく海外にも「春樹チルドレン」と呼ばれる、村上の影響下にある作家たちを生んでいる。

像这样“浅显的文体与深度的内容相糅合,从现实世界到非现实世界的无缝隙移动”的写作风格影响了许多人,不只在日本,甚至在海外也有被称为“春树追随者”的一批批作家逐渐诞生。

読みやすい文章の裏側には難解なストーリーが広がっている。そんな世界観が多くの人の心をつかんでいるのですね。ジャズ店を経営されていたことから「文章はリズムが一番大事」と文章と音楽をリンクさせているところも興味深いです。

阅读起来十分简单的文章里,却蕴含着晦涩难解的故事,这样的世界观抓住了不少读者的心。从经营爵士乐酒吧的经验中发现“节奏感是文章中最重要的东西”,将文章和音乐连接起来,这一点也令人兴趣盎然。

声明:本双语文章的中文翻译系沪江日语原创内容,转载请注明出处。中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。

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