沪江

北京人和上海人 VS 东京人和大阪人

忘川译 2015-04-15 06:30

現在、多くの中国人が日本に旅行で訪れているが、中国人はおそらく自分で思うほど、日本のことを知っているわけではない。たとえば、多くの中国人は日本が小さな国だと思っているが、これは間違いだ。人口でいうと日本は1億2800万人で、欧州の主要国と比べてもずっと多く、世界約200の国と地域の中で、日本は第9位にランクインしている。

现在有很多中国人都选择到日本旅游,不过中国人可能并没有自己想象中那么了解日本。举个栗子,很多中国人都觉得日本是一个小小的国家,这个观点是不对的。从人口的角度来讲,日本拥有1亿2800万人,比欧洲的主要国家的人口数更多,在世界约200个国家和地区中,日本排名第9位。

どんな人でも、外国人を見るとみんな同じように見えるものだ。しかし、実際には1つの国にこんなに多くの人口がいれば、それぞれの地方にはそれぞれ異なる性格が生まれる。北京人は絶対に自分たちを上海人と同じようには考えていない。同様に、日本の大阪人も絶対に自分たちを東京人と同じだとは見ていない。

不管是怎样性格的人,在外国人的眼里都是一样的。但是,实际上一个国家能孕育出这么多的人口,就会出现不同地区的人们有着迥异性格特征的现象。北京人绝对不会把自己等同于上海人,同样,日本的大阪人也绝对不会把自己等同于东京人一般看待。

聞くところによると、多くの上海人は北京人のことが嫌いだという。大阪人も東京人のことをあまり好んでいない。東京に住む大阪人はわざわざ「反東京会」と銘打った飲み会を開催して、大阪人が発明したカラオケを歌っている。

听说,很多上海人都不喜欢北京人。大阪人也不怎么喜欢东京人。在东京居住的大阪人会会专门举行名为“反东京会”的酒会,用大阪人自己发明的卡拉ok放声歌唱。

中国で生活してきた十数年で面白いと感じたのは、大阪人の特徴は一般的な日本人の目に映る中国人の印象と似ていることだ。

在中国生活了数十年,令人觉得最有趣的地方就是,在普通日本人眼中对中国人的印象与大阪人的特征十分相似。

たとえば、大阪人は食べることが大好きだ。大阪では、「飲み食いに贅沢をして、貧乏になる」という意味の「食い倒れ」という言葉があるほどだ。私が中国にこんなに長く住んでいる理由も、ここでは美味しいものが食べられるからだ。

比如说,大阪人最喜欢吃。在大阪有一个“吃穷”的词汇,它表示“在吃吃喝喝上过于奢侈,以至于把家产败光。”我能在中国居住这么长时间,也是因为在这里能吃到美味的食物。

大阪人は商人の街として知られており、今もなお商業文化が色濃く息づいている。大阪人の間の「もうかりまっか?」と聞かれて、「ぼちぼちでんなぁ」と答える定番の挨拶は、中国独特の「ご飯食べた?」という挨拶に似ている。

大阪人作为商人的街道被大家熟知,现在的商业气息更加浓重。大阪人的同伴之间会有这样固定形式的问答,“生意还好吗?”“慢慢来吧。”就像是中国独特的打招呼方式“吃了吗?”一般。

大阪人は冗談を言うのが好きだ。これも、中国の漫才「相声」のボケと突っ込みに似ている。たとえば、街角で大阪の女性を呼び止めて尋ねてみる。「山口百恵ですか?」。すると女性は、すぐにこの冗談に反応して、「なんで私だってわかったの?」と返す。大阪では、冗談を言えない男性は、女性にはモテない。

大阪人喜欢开玩笑。这就像中国的漫才“相声”的逗哏和捧哏一样。比如说,在街头叫住一位大阪的女性进行询问。如果搭话道,“请问是山口百惠小姐吗?”那名女性很快就反应过来这是一个玩笑,于是回答说,“你怎么知道是我呢?”在大阪,不会开玩笑的男性不受女性欢迎。

外国人が中国で遭遇する気まずいことの1つに、中国人から多くの質問を投げかけられることがある。たとえば、会ったばかりなのに、年齢や結婚の有無、さらには給料の額まで聞かれたりする。大阪人もまさにこのような性格をしている。また、大阪人はおせっかいなので、もし彼女がいないと言えば、きっと「紹介してあげようか?」とあなたに言うだろう。

外国人在中国遭受的不愉快的事情之一便是,会被中国人问很多很多问题。比如,明明才刚认识,就会询问年龄、婚否甚至还会问道工资的数额。大阪人也正是这样的性格。并且,大阪人非常爱管闲事,如果你说没有女朋友的话,一定会被说“要不要介绍给你一个啊?”

中国人は赤や金色が好きだが、大阪人も鮮やかな色が好きだ。中国人は声が大きいが、大阪人も声が非常に大きい。私の大阪の友人は中国のカフェにいても、声が大きいと注意されたほどだ。

中国人喜欢红色或者金色,大阪人也喜欢鲜艳的颜色。中国人的嗓门很大,大阪人的声音也很大。我的一个大阪朋友在中国的咖啡店还大声喧哗,已经到了需要被提醒注意的程度。

北京人が上海人から指摘される悪口を認めないのと同じように、東京で生まれ育った東京人である私も「東京は魅力が一つもない場所」という大阪人の言い分には絶対に同意することはできない。

与北京人在受到上海人指责的时候死不承认同样,就算在东京出生并成长起来的东京人的我也绝对无法认同“东京毫无魅力之处”大阪人类似于这样的说辞。

東京は本来2つの地域に分かれていた。一つは、南西部を中心とする山の手で、もう一つは江戸最大の繁華街であった浅草を中心とした東部の下町だ。山の手は、19世紀後半にサラリーマンの居住地として発展し、下町は17世紀から繁華街の商人や職人たちが住む東京独特の文化の発信地だった。ここに住む人は、江戸っ子と呼ばれる。私の祖母も浅草に住んでおり、私も3代続く東京の江戸っ子だ。

东京本来分为两大区域。一是西南部为中心的靠山地带,另一个是以江户最大的繁华街浅草为中心的东部平民区。靠山区域在19世纪后半由于工薪阶层居住逐渐发展起来,平民区从17世纪以来居住着繁华街的商人或职人形成了东京独特的文化发源地。在这里居住的人,被称为江户孩子。我的祖母也在浅草居住,我已经是连续第3代的东京江户孩子。
 

もし正真正銘の江戸っ子を見つけたければ、一番いい方法は近代の名作文学を読むことだ。例えば、夏目漱石の小説「坊ちゃん」や映画「男はつらいよ」シリーズなどだ。江戸っ子は、気前が良くて太っ腹、情に厚く、時に涙もろく、金銭に執着しない気質を持つ。

如果想要寻找地道的江户孩子,最好的方法就是阅读近代的文学名著。例如,夏目漱石的小说《哥儿》、电影《寅次郎的故事》系列等。江户孩子有着大度的胸襟、性情温厚、偶尔还会落泪,不执著于金钱的特质。

残念なのは本当の「江戸っ子」の数がどんどん減っていることだ。現在、東京に住んでいる人のほとんどが最近地方から移って来た1代目、2代目の人ばかりで、私の祖母のように生粋の江戸っ子はますます少なくなっている。私の世代は、もう祖母のような江戸弁はしゃべれない。(江戸弁のヒの発音は、シになる)。江戸っ子は絶滅の危機に瀕していると言ってもいい。

遗憾的是真正的“江户孩子”却在不停的减少。现在,在东京居住的人几乎都是从近郊移居过来的初代、或是第2代。像我祖母一样的地道的江户孩子愈发少了。到了我这一代,已经不会说祖母那样的江户方言(江户方言中ヒ发シ音)。也可以说江户孩子已经面临濒临灭绝的危机。

ついでに言うと、中国の多くの地方の人々の特徴は、日本でも当てはまる地域を見つけることができる。例えば、中国の重慶は白い肌の美女を数多く輩出していることで有名だが、これは日本の東北地方の秋田県に似ている。中国の東北地域と上海の主婦の気の強さは有名だが、これは東京近辺の群馬県や四国の高知県の気の強い主婦と似ている。さらに、中国の北方の男性は亭主関白の傾向が強いが、これは九州の男性に似ている。中国のどの地方の人の特徴もまるで鏡のようにそれぞれの日本の地方の人々の中に見つけることができる。

接下来要说的是,中国很多地方的人们的特征也可以在日本当地找到相同类型。比如,中国的重庆以多出肌肤白皙的美女闻名,这和日本的东北地区的秋天县很相似。中国的东北地区还有上海人以主妇很厉害闻名,这和东京周边的群马县、四国的高知县气势很强大的主妇相似。并且,中国北方的男性有着更强的大男子主义倾向,这和九州很类似。无论中国哪个地区的人们的特征都能像镜子一般在日本的地方的人身上找到镜像。

まじめに言えば、日本の唯一の欠点は、仕事が終わった後、買い物をして、ご飯を作って我々女性を待っている上海の男性がいないことだろう。

严肃的说,日本唯一缺乏的就是没有上班结束后会买菜做饭招待我们女性的上海男人。

声明:本双语文章的中文翻译系沪江日语原创内容,转载请注明出处。中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。

展开剩余