沪江

日本看中国:中国人真的喜欢加班?

大默默子 2015-04-10 06:30

 仕事中毒の国とも言われる日本だが、国民の休暇取得を強制する措置を検討している。日本政府は、国会に間もなく提出される議案で、従業員による少なくとも年5日の有給休暇取得を義務付け、違反には罰則を科す方針を打ち出している。

被称为工作狂的国家日本,正在研讨强制国民取得休假的措施。日本政府即将在国会中提出,有义务给予从业人员每年至少五天的有薪休假,推出违反的处罚方针。

政府がこうした手段を強いられたのは、日本人があまりにも「自発的」に残業をするためである。日本IBMで専務執行役員を務めたある女性は、入社したばかりの頃、一般女性社員に深夜の残業が禁じられていたため、女子トイレでこっそり残業して仕事を終わらせていたという。上層管理職になったこの女性は、晴れて深夜の残業が許される身分となった。「男女雇用機会均等法」が施行されると、女性社員も男性社員と差別なく残業が許されることとなった。

政府之所以采取这么强硬的手段是因为,日本人过于“自发性”的加班。在日本IBM任职专务执行董事的女性,刚进公司开始,因为禁止一般女性职员加班到深夜,所以会在女厕悄悄加班到工作完成为止。成为上层管理人员的女性,被认为是拥有了允许加班到天亮的身份。“男女雇佣机会均等法”的施行,女职员也好男职员也好都允许无差别的加班。

数多くの国の法律やグローバル企業の内規では、残業時間に制限が設けられている。このことは休息権の保護という進歩的な措置と言える。さらに重要と考えられるのは、革新的なアイデアの創出や能率の向上には休息が必要であることを、人々が認識し始めたことである。

在大多数国家的法律和集团企业的内部规定中,加班时间是被设限的。这可以说是一个保证休息权的进步措施。更重要是人们开始意识到,革新性创意的创造和效率的提升是需要必要的休息的。

日本は「山の日」という新たな祝日の導入を決めた。来年8月11日から実施されるこの祝日は、日本の山が持つ重要な文化的意義を認識することがねらいだという。日本が新たな祝日を設けているのは、日本人のがむしゃらな働き方を改め、自己と外部世界にもう一度目を向けさせるためだとする分析もある。

日本决定导入叫“山之日”的新节日。明年8月11日开始实施这个节日,目的是让人们认识到日本的山所具有的重要文化意义。日本新节日的设立,可以分析为日本想要改变日本人冒失的工作方法,以及想要重新审视自己和外部世界的目光。

 戦後の高度成長時代において、日本人の勤勉さは「輸出ブランド」となった。これはちょうど、中国人の勤勉さが現在、世界で評判となっているのに似ている。当時の英米メディアの日本報道も、中国人の働き方を伝える現在の報道と重なる。米タイム誌は「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に「中国人労働者」をノミネートし、世界経済を支える中国人労働者の役割を高く評価した。中国人の勤勉さは評判にもなったが、「働いてばかり」という固いイメージもできた。

在战后高速成长的时代,日本的人勤勉成了“输出品牌”。这正像现在中国人的勤勉受到世界好评般。当时的英美国家媒体对的日本报道,和现在的传达中国人工作方法的报道相重合。美国TIME杂志“person of the year”上提名了“中国劳动者”,高度评价了支撑着世界经济的中国劳动者的作用。中国人的勤勉既受到好评,也建立了“只顾工作”的顽固印象。

中国人と外国人を対比するエピソードがよく聞かれる。オーストラリアの工事現場では、労働者は終業のベルが鳴ったら、クレーンのアームも宙吊りのまま帰ってしまう。中国人が来ると、残業を続けて2倍の速さでプロジェクトを終わらせてしまう。ロシアのバス運転手は退勤時間が来たらバスを路上に停めてさっさと帰ってしまう。中国人なら、風の日も雪の日も、休日になっても客を載せて走り続ける。ドイツでは、中国人が廃工場に臨時宿舎を立て、一週間7日、毎日12時間のぶっ通しで仕事をしていた。ドイツの当局から注意され、現地の法律に合わせてやむなく一週間に1日だけ休むようになった。

常常听到将中国人和外国人对比的趣闻。在澳大利亚的施工现场,劳动者在收工铃声响起之后,起重机的手臂就悬在半空中的状态回去了。中国人来的话,连续加班2倍的速度使项目完成。亚洲的公交司机到了下班时间会把车停在路上很快回家。中国人的话,无论风雪,即使是休息日也要载着客人跑完。在德国的话,中国人会在废弃工厂建立临时宿舍,一周 7天,每天12小时不间断的工作。被德国当局提醒,要配合当地法律,不得已变成一周休息一天。

勤勉さは栄光を勝ち取るために必要な要素であり、これを捨て去ってしまうべきではない。だが未来のために現在を犠牲にし、休暇の非取得や待遇の抑制を勤勉さと取り違え、労使の対話や国際入札、プロジェクト交渉などでこの「勤勉さ」に頼ってしまうとすれば、反省が必要となる。

勤勉是取得荣耀的必要因素,不能丢弃这个。但是为了未来牺牲现在,将不休假及待遇的抑制和勤勉搞错,在劳资对话及国际招标、项目交涉中托付于这个“勤勉”的话,是有必要反省的。

日本はここ十数年、仕事中毒という対外イメージを変えようと努力し、起業や革新が重んじられる時代に新たなイメージを樹立しようとしてきた。中国も同様の課題に直面している。家庭での厳しい教育や社会での激しい競争にさらされた中国人は「自発的な残業」という習慣を身につけようとしている。だが経済が「新常態」に入り、産業の転換・アップグレードが進む中、中国人は、勤勉さという伝統を残しつつ、能率と生活の質を高めることを求められている。

日本人在近十几年努力改变对外的工作狂的印象,树立注重创业创新的新时代印象。中国也面临着同样的难题。家庭的严格教育和社会的激烈竞争使中国人养成了“自发加班”的习惯。但是经济进入“新常态”、产业的转换・升级的进行中,中国人残留着勤勉的传统、追求更高效率和高品质的生活。

中国人にはたくさんの長所がある。元駐赤道ギニア大使からこんなエピソードを聞いた。同国周辺のアフリカ諸国では、飼料や生き餌は十分あるのに、鶏が卵を産まなかった。大使らは出張のたびに国外で卵を食べて食欲を満たしていた。中国人はその謎を解き、気候の暑さが原因であることを突き止めた。労働者らが養殖場を高原に移すと、鶏はすぐに、大きく丸い卵を産むようになった。

中国人有很多的优点。我从原驻赤道几内亚大使处听到了这样的趣闻。

该国周边的非洲诸国,饲料和活饲料相当充分,但鸡却不下蛋。大使们每次出差都会在国外吃够鸡蛋满足食欲。中国人解开了这个谜题,查明了原因是气候炎热。劳动者们把养殖场移向高原,鸡马上生产了又大又圆的鸡蛋。

中華民族は「勤勉で、勇敢で、知恵に満ちた民族」と言われる。だが世界は現在、第2次産業革命、第3次産業革命を断行し、「インダストリー4.0」というコンセプトも出現している。キーワードの順番を入れ替え、中華民族は「知恵に満ち、勇敢で、勤勉な民族」と言うべき時が来ているのかもしれない。

中华民族被认为是“勤勉、勇敢、充满智慧的民族”。但是现在世界断然实行了第2次产业革命,第3次产业革命,也出现了「产业4.0」的概念。可能到了改变关键词顺序,说中华民族是“充满智慧、勇敢、勤勉的民族”的时代。

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