沪江

从日剧台词追溯日本人的国民性

2015-01-06 06:30

2011年に東日本大震災が発生したのを機に、人間のより暗い部分を見せることが多かった映画監督・園子温監督の作風がソフトになった。例えば、「ヒミズ」(12年)では、ヒロインの茶沢景子が住田祐一と走りながら「住田がんばれ」と何度も叫ぶラストシーンが、127分にわたるどんよりとした空気を一変させた。

2011年日本3·11大地震后,即便是向来以暗黑风格著称的导演园子温,也变得柔软。影片《庸才》的最后,女主角景子一遍遍喊着:“住田,加油!”跟着男主角一路飞奔,整部电影延续了127分钟的沉重晦暗,因为这句“加油”,在最后一分钟变得明亮。

日本の映画やドラマで、人を励ます時によく使われる言葉が「がんばれ」だ。女性作家・新井一二三は、日本人の特徴に関して、「重要な事ほど、言葉で表現しようとしない。日本には互いの心から心に伝わるという意味の『以心伝心』という言葉がある通りだ。これは武士道の精神の影響だろう。『沈黙は金なり』は、今でも日本人が最も好きなことわざの一つだ」と指摘している。そのため、窮地に陥った時でも、「がんばれ」の一言で、全ての思いを伝えようとするのだ。

很多时候,在日本电影和电视剧里,我们听到最多,也最振奋人心的,就是这句“加油”,但日本女作家新井一二三也说,日本是个非语言化的民族,“越是重要的事情,他们越不用语言去表达,反而靠日语所谓的‘以心传心’,即心领神会。这恐怕是受武士道精神的影响,‘沉默是金’仍然是日本人最喜欢的谚语之一”,所以,哪怕在最灰暗的时刻,也唯有说一声平平常常的“加油”,传递出全部的温度。

しかし、時代によって「がんばれ」の意味も異なる。1983年に放送されたNHK連続テレビ小説「おしん」の田中裕子演じる田倉しんのセリフ「がんばれ」は、角度を変えて考えると、戦後に日本経済が急速に発展したことへの称賛が含まれる一方、2012年の映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」(山崎貴監督)で、吉岡秀隆演じる茶川竜之介が叫ぶ「がんばれ」は、バブル経済崩壊を経験した日本への「なぐさめ」が含まれている。簡単な一言「がんばれ」も、時代や経済の状況によって、威勢のいい励ましの言葉から、低迷する現実を受け入れ自信を取り戻すための言葉へと変化するのだ。

可是,岁月神偷,就像1983年电视剧《阿信》里田中裕子说出的那句“加油”,换个角度看,是对战后日本经济腾飞的一种礼赞;但到了2012年的《永远的三丁目的夕阳1964》,男一号吉冈秀隆高呼的那声“加油”,就成了对身处后泡沫经济时代的日本观众最大的安慰。简简单单的一句“加油”,在不同的时代经济背景下,从几十年前底气十足的励志,降格为眼下直面现实后的信心重建。

地震が発生した11年の世相を表す漢字として、「」が選ばれた。「癒し系」が流行するにつれ、日本の映画やドラマに、「絆」の温かさを感じることが多くなった。「絆」の意味を、13年のドラマ「リミット」中のセリフ「人はちっぽけな存在で、一人になることを恐れる。それでも、他の人と助け合い、励まし合う絆の中で、評価してもらうことができる」を使って考えてみよう。「ちっぽけ」と「絆」の対比に、日本人が心の奥底で終始感じている危機感を見ることができる。自然災害の多い島国である日本では、「絆」がどれほど貴重かは言うまでもない。経済の低迷や東日本大震災が長期にわたって大きな影響を及ぼしている日本で、「絆」はさらに重要になっている。

2011年,“绊”字(絆)当选为日本该年的年度汉字,更多时候,我们把它译作“羁绊”(意指人与人之间的情感牵绊),但随着治愈系流行,在越来越多日本的影视作品中,可触摸到“羁绊”的暖意。要说“羁绊”的内涵,也许可以引用去年一部日剧《Limit》里的一句台词来解释,“人是弱小的存在,因而会恐惧孤单,但却能在与他人相互帮助、相互支撑,那种被称为羁绊的存在中,受到赞许”——弱小与羁绊的对比,多少说出了日本人心底始终涌动的危机感,而对一个多灾多难的岛国来说,羁绊有多珍贵,你懂的。着眼当下,对羁绊的借重,正是在金融海啸、福岛地震给日本投下冗长阴影的大背景下。

06年のスペシャルドラマ「氷点」でも、「絆があるから、生きていける」というセリフがあった。また、10年のドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」でも、IQ201の天才捜査官・当麻紗綾の「私がこれから生きていきたい人生は、未詳の仲間との人生。その絆が壊れるくらいなら、何もいらない」という名台詞があった。

就像日剧《冰点》里说,“正因为彼此之间存在羁绊,所以才能活下去啊”,看看《SPEC》里拥有超能力的当麻,她在剧中最动人的表白,就是那份对羁绊的珍重:今后的人生,需要未详的同伴们相随,如果这羁绊被破坏,我宁愿什么都不要……

そのほか、日本のドラマの中で、長年最も癒し系の言葉になっているのは「幸せにね」だろう。「幸せにね」は、恋人の別れのシーンでも良く耳にする。例えば、08年のドラマ「ラスト・フレンズ」で、自身が暴力を振るっていた恋人の美知留の支えにはなれないことを悟った及川宗佑は、自殺を決意し、遺書に「さよなら。美知留。幸せにね」と書いた。また、11年の香取慎吾主演のドラマは主題が「幸せになろうよ」だった。「幸せにね」は、「絆」と同じく、将来に期待すると同時に、将来への不安を暗示している。これは、平和な時にも困難危機に備える日本人の国民性とマッチしている。

请一定要幸福啊”大概也算这么多年来,日本荧屏上最典型的一句治愈系对白。常常出现于恋人别离时,比如在日剧《最后的朋友》里,“恶男”宗佑就在遗书里郑重写道:“永别了,美知留,一定要幸福啊”。而三年前香取慎吾领衔的那部日剧,片名干脆就叫《一定要幸福》。在方法论上,这句祝福和羁绊类似,相信未来的背后,隐约展露出的正是对未来的疑虑惶惑,这跟日本人居安思危的国民性格,正好合拍。

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