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好书推荐:兔形日本文化的深意

ウサギ译 2015-03-15 00:45

■かわいい!の奥に深い事実

■可爱当中蕴含的深奥涵义

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お皿、文房具、お菓子など、うさぎ柄やうさぎをかたどった品物はたくさんある。うさぎは、かわいい雑貨のデザインとしてのみならず、飾りとして兜(かぶと)に乗っかっていたり、日本画に描かれたりと、ほうぼうに登場する。

盘子、文具、点心等,很多物品都有兔子图案或兔子造型。兔子不仅作为可爱杂货的设计,作为头盔的装饰、或者被画在日本画里,各处都能找到它的身影。

なぜ日本では、これほどうさぎが愛されているのか。人々は「うさぎ」をどう認識し、「うさぎ」はなにを象徴してきたのか。「うさぎ=かわいい!」と、つい条件反射で思ってしまいがちだが、実は日本人とうさぎのつきあいは、もっと深く豊かなものだった。その事実を、うさぎという「かたち」を通し、多くの図版を使って多面的に掘り下げた本だ。

本书写到了为什么兔子在日本如此受到喜爱,人们是如何认知“兔子”,“兔子”又象征着什么。人们很容易条件反射般的产生“兔子=可爱!”的想法,其实日本人与兔子的羁绊有着更深更丰富的内涵,作者就以兔子的“形式”,并通过海量插图做了多角度深入挖掘。

特におもしろいのが、江戸時代中期の画家、葛蛇玉(かつじゃぎょく)の「雪夜松兎梅鴉図屏風(せつやしょうとばいあずびょうぶ)」を解釈しなおす項だ。この屏風には、うさぎとカラスが描かれているのだが、従来はうさぎが右に、カラスが左になる形で屏風を置き、展示してきた。しかし著者は、屏風の置きかたが逆なのではないかと指摘する。

书中最有意思的是对江户时代中期画家葛蛇玉的“雪夜松兔鸦图屏风”重新解释的一节。该屏风绘有兔子和乌鸦,向来放置屏风都是兔子在右,乌鸦在左。不过作者却指出屏风应该反过来放。

指摘の根拠は、非常に明快で理にかなったものだと私には思われる。詳しくはぜひ本書をお読みいただきたいが、ヒントは「古来、中国をはじめとする東アジア世界では、うさぎは月を、カラスは太陽を象徴している」事実だ。うさぎという「かたち」に着目するだけで、絵画への理解がぐんと広がり、深まる。

我认为这一看法的依据相当明确清晰且在理,详情务请阅读本书,其关键就在“自古以来以中国为首的东亚世界皆以兔子象征月亮,乌鸦象征太阳”。仅需着眼兔子这一“形”,就让人对绘画的理解瞬间得以拓展并深入。

本書のおかげで、うさぎが登場する日本画や工芸品を、これからは新たな目で眺めることができそうだ。うさぎ好きとしては感に堪えない

多亏了本书,看来我今后能以全新的视角去看待有兔子登场的日本画及工艺品了,作为爱兔人真是分外激动。

ちなみに本書の著者は、「兎好き(ウサギマニア)」ではないそうだ。こんなにうさぎグッズを集め、これほど真剣にうさぎの「かたち」と向きあっているのに!?ほんとはうさぎ好きのくせに(勝手に断定)、あくまでクールさを装いつつ、情熱的にうさぎの秘密に迫る著者の研究者としての姿勢に、好感と信頼を覚えた。

顺便说一下,本书作者似乎并非“爱兔人”,收集了这么多兔子相关产品,如此认真地研究兔子的“形”却不爱兔?!这位其实是喜欢兔子(妄加臆断),却故作冷酷,实际是带着热情探索兔子秘密的研究者,这让我产生了好感与信赖。

◇東京大学出版会・2940円/いまはし・りこ 64年生まれ。学習院女子大学教授。『江戸の動物画』など。

◇东京大学出版会·2940日元/今桥理子  64年生,学习院女子大学教授。著有《江户动物画》等。

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