沪江

闲聊日语中的称呼习惯(附例解说)

kyon译 2013-10-29 06:30

広辞苑で「おとうさん」の項を引くと、「明治末期の国定教科書に使われて以後広まった語」とある。

在广辞苑查“おとうさん”词条,写着“该词在明治末期的国家教科书使用后普及开来”。

なるほど。してみるとそれ以前はどのような言い方だったのだろう?

原来如此。那么在之前又用的什么叫法呢?

テレビの時代劇などでは息子が父親に向かって「父上!」とかしこまって呼びかけているけれども、あれがスタンダードだったのだろうか?

电视上的时代剧里,儿子会恭恭敬敬地叫父亲“父亲大人!”,这就是标准叫法吗?

神田の桶職人せがれも「父上!」と言ったのだろうか?
播磨国黍田村の百姓の娘も「父上!」と呼んだのだろうか?

那神田木桶工匠的小崽子也叫“父亲大人!”?
播磨国黍田村百姓的女儿也叫“父亲大人!”?

ちがうような気もするけれど、実際はどうなのだろう?それから「おとうさん」が標準の言い方として採用されるにあたってはそれなりの前史があったはずだけれど、「おとうさん」の起源も知りたいところだ。

感觉应该不对吧,那么实际是怎样的呢?而且“おとうさん”被采用作为标准说法,应该有着一定的渊源,我也想知道“おとうさん”的起源。

ところで日本語の世界では、「おとうさん」、「おにいさん」、「おじいさん」、「おじさん」などの呼びかけ用の親族呼称は親族以外にも転用される。

话说回来,在日语世界里,“おとうさん”、“おにいさん”、“おじいさん”、“おじさん”等称呼也可用于非亲属。

たとえば、しょぼくれた中年男が繁華街を歩いていると「ちょいとそこのおとうさん、寄っていきなよ!」と声をかけられたりする。その男性がもう少し若ければ、「ちょいとそこのおにいさん!」になる。

比如,没精打采的中年男子走在繁华路段上可能会被搭讪说“那位大叔进来看看嘛!”。如果该男子年轻点,就会称之为“那儿的小哥!”。

「おじいさん」、「おじさん」も同様に中高年男性一般への呼びかけに用いられる。また、このことは女性の親族呼称についても同じである。

“おじいさん”、“おじさん”是同样用于中老年男性的一般性称呼。这一规则对于女性亲属称呼也适用。

ただし「むすこ」や「おとうと」や「おい」などの年少者用の親族呼称は呼びかけには使えないので、この転用の現象は生じない。

不过“儿子”、“弟弟”和“侄子”等年轻人亲属不能用于称呼,不会产生转用现象。

外国語でもこうした現象は見られるのだろうか?英和辞典には、高齢男性に向かって「おじいさん!」と呼びかけるときに「ファザー」を用いることがある、と出ているがどの程度一般的なのだろう?

外语是否也能见到此类现象呢?英日词典里载有称呼老年男性“おじいさん!”时用“father”,这种用法有多大普遍性呢?

また、アメリカではカジュアルな表現として「ちょっと、そこのおねえさん!」と呼びかけるときに「シスター」を使うことがある、とも解説されている。これもどの程度一般的な言いかただろう?

此外,该词典还说美国在日常表达中说“ちょっと、そこのおねえさん(等等,那位姐姐)!”时有用“sister”的。这又具有多大程度的普遍性呢?

これまで親族呼称の親族以外への転用は日本語特有の現象と思っていたけれど、上のように必ずしもそうではなさそうだ。また、日本語では家族内の最年少者を基準にして親族呼称を人称代名詞として用いることがある。

一直以来我都以为将亲属称呼转用到非亲属身上是日语特有的现象,不过看上面的例子也不一定。此外,日语里还会以家庭里最年少者为标准来使用亲属间的人称代词。

「おとうさんはな、おまえの将来を思って…」
「それ、おねえちゃんの靴でしょ、しかられるわよ」

“爸爸我也是考虑到你的将来……”
“那是姐姐的鞋子吧,会被骂哟”

英語では自分のことを「ファザー」言ったり自分の娘のことを「シスター」と言うことはないと思う。しかし日本語だけに見られる現象なのかどうか。

我想英语里不会自称“father”,或者叫自己女儿“sister”。不过不知道这种现象是否仅限日语。

たとえば中国語やフランス語、クメール語など他の諸言語ではどうなのだろう?かくして知りたがり屋の欲求は際限なく広がってゆく。

比如汉语、法语和高棉语等其他语言又是什么情况呢?求知欲强的人就这么无限地扩展着。

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