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闲聊经典日语:“祸从口出”背后的故事

橘子译 2015-02-24 06:30

物いえば唇寂し

読 み:ものいえばくちびるさむし
意 味:余計なことを言うと、それが原因となって災いを招く。
解 説:人の短所を言ったあとは、むなしい気分になることから転じて 。
出典: 松尾芭蕉の句。
類義語:「言わぬが花」「口は禍の門」「災いは口よい出ず」

たまには、こんな言葉も~良いかも!この言葉、聞いた事があるでしょうネ。学校の教科書にも、載っているのでは??あまりにも~有名過ぎて…私が言う事もないだろう。

这种话偶尔听听也不错!不知道大家有没有听过呢?学校教科书上应该有的吧?这话实在太出名了……估计都轮不到我来讲。

物いえば唇寒し…あなたも、いや誰でも経験する事だろう。次は止めよう~もう止めようと思いながら~何度も、何度も繰り返す。その度に、物いえば唇寂を実感してしまうのだ。先人が…それも凄い人が、教えているに…また繰り返す。生かされていないのだ。

祸从口出……你也经历过这样的事情吧,不对,谁都应该经历过。告诉自己下次不要再这样了~没下次了~结果不知不觉还是一次次重蹈覆辙。每当这个时候,就会痛感言多必失。前人都警告过我们了,况且还是那么个伟人……结果人们依然没有吸取教训,好了伤疤忘了痛。

しかし物いえば唇寂し…こんな句を詠うとは~~芭蕉自身も経験したと言う事だろう。その辺りが、救われるところだ。自分も経験したから詠める。。。想像だけで~~こんな句が詠める訳が無い。何度となく、自分もそんな思いをしたのだろう。「物いえば唇寂し秋の風」から出たものだが…数百年たった今でも、そのまま使えてしまう。使えてしまうのだ。あまりの情けなさに、秋の風…物悲しくなってくる。

“物いえば唇寂し”,既然芭蕉先生作出了这样的诗句,想必他自己也经历过吧。正是这一点,让人觉得有了希望。亲身经历过才能下笔写出如此内容,光靠想象不可能出来这种绝句。我自己也不知多少次栽过同样的跟头。这句话出自“物いえば唇寂し秋の風(ものいえばくちびるさむしあきのかぜ)”,数百年过去了,大家依然就这么用着,不知不觉中就用到了……真是悲哀,如同秋日凉风般……让人惆怅。

この句には、座右の銘として~「人の短をいふ事なかれ己が長をとく事なかれ」と書かれているらしい。人の短所、欠点を言うことなく…自分の自慢話などするなっ、と言う事か?あの芭蕉でさえ、肝に銘じている。

据说这俳句附了这样一句座右铭,“人の短をいふ事なかれ己が長をとく事なかれ”,是说莫揭短,莫自大之类的意思吧?就连芭蕉先生也将其铭记在心。

注:<人の短をいふ事なかれ己が長をとく事なかれ> 人の欠点をあばかず、自慢せず。非難も自慢も心が貧しくなるだけ。

どれだけ経とうが~~人間心理は、変わらないと言う事なのか??私の場合、芭蕉の句を読むと~~いつも思ってしまう。勿論凄い人と言うのは、誰もが承知している。

也就是说,不管时间过去多久,人的心理还是不变的么??就我个人来说,每次读芭蕉的俳句,总是会这么觉得。当然谁都知道他是一位伟人。

が…しかし。それ以上に卓越したものを、感じさせるのだ。旅をしながら、いつの日か~もしかしたら~悟ってたのではないだろうか??悟りを開くと言えば~お釈迦さまが有名だが…芭蕉もその一人、そんな気がしてならない。

只是……他的俳句给人一种更超然的感觉。他是不是行走在外,某日突然顿悟了呢?说到大彻大悟,释迦摩尼很有名,而芭蕉先生总给人感觉也是这样一个人。

閑さや岩にしみ入る蝉の声(しずけさやいわにしみいるせみのこえ)

万籁俱静,蝉鸣声声浸入石

注:<閑さや岩にしみ入る蝉の声>解釈は「ひっそりと静まり返った中で鳴き出した蝉の声は、まるで岩々にしみこんでいるかのように感じられる。」ということだそうです。

この句などは、一番そう感じさせる。私だけかも??岩にしみ入るなど、考えられない表現…凡人とは、違う世界が見えているのだろう。お~~っと、、、またも話しがズレかけて来ました。話しを戻します。

这个俳句最让人有如此感触。也许只是我一个人这么想?岩にしみ入る……这种表达让人无法想象,莫非是看到了凡人看不到的另一个世界?哎哟哟……又扯远了。回到原来的话题。

物いえば唇寒し…そう、自分に返ってくるのだ。心に隙ま風でも通るように返ってくる。天に唾するようなもの・・・数百年も前の人が教えているのだ。

注:<天に唾(つば)する>解釈は「天に唾する=天を仰ぎて唾す」、他人を害しようとしてかえって自身が災いを招くことのたとえ。天に唾して己が面にかかる。

祸从口出……对,会有报应落在自己头上,如同凉风透心寒,这种感觉类似于“对天吐口水”……前人在数百年前就这样告诫我们了。

物いえば唇寒し

何かを言ったあとに心が寒々とする、物悲しさを感じてしまう。それは何故だろう~何故かと言えば…発した言葉が悪口嫌みだったから~良心がとがめているのだ。

一些话说出口后心里就凉飕飕的,莫名惆怅。这是为什么呢?说到理由……还不是因为说了那些坏话,良心受到了谴责。

物いえば唇寒し、、自分の心に痛みが返ってくる。自分の痛みだけで済めば~~~まだましかも??相手の心を傷つけ、恨まれてしまう事にもなるだろう。

祸从口出……自己的内心也总有一天会感受到痛楚。如果只是这样那还算好了~~~搞到最后也许还会伤了对方的心,遭人怨恨吧。

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