沪江

精彩日文晨读II 59、脖颈

2011-07-28 09:17
选自《精彩日文晨读II-触动心底的幸福》
うなじ 若い女性が髪を上に掻き上げた時、首の後のあたりが、誠に美しい。これは男性にはない美しさだ。耳の後から、髪の生えぎわ、この辺のことをうなじと言うのだろう。漢字では「項」と書くが、これは堅苦しくて、私のいううなじとは似合わない。平仮名のほうが美しい。 顔が美しいのはいいが、ともすれば、表情がうるさく、煩わしく、いつも変わっているので、かえって良く見えないのだが、うなじは何気なく、さりげなく美しい。時には妖艶にさえ見える。だから、顔の美しさはその後にあるうなじが支えているのではないかと思うことがある。 私が一度友人と釣りに行ったときのこと。遅くまで釣りをしたので、帰りは夜になった。 真っ暗な山道を自動車で帰る途中、渓流沿いの細い林道の道端で、女の人を見た。 人家の全くない山奥の人の通るはずのない暗がりの道に、浴衣を着た若い女の人が立っていた。ヘッドライトの中に照らされたその人は、後向きになって自動車を避けていた。 素足に日和下駄を履いて、白い浴衣に紅い帯、私たちみんなが見たから、幽霊ではない。 闇の中に白く浮き出たその人の白いうなじが、私の目に鮮明に残った。 濡れているような、そのうなじの美しさはありありと目に見える。 その人は顔をそむけていたのだが、とても美しい人だと思った。友人もその顔を見てはいないのだが、あの夜の浴衣の美人とみんなそう言っている。ドキッとしたが、怖いというのとは違う。 顔を見ないで、美人というのは、おかしいようだが、あの人はきっと、すごいほどの美人だったと、私たちは信じている。 あれは、渓流に棲む山女魚の化身だったのかもしれない。
脖颈 年轻的女孩儿把头发往上撩起,露出了脖子稍微靠后的地方,真是太迷人了。那是男性所不具备的美。耳朵往后,到头发根处,那一块儿地方,叫做“脖颈”。文语叫做“项”,但是太生硬,没有一点我所谓的“脖颈”的味道,所以还是平假名写出来的“脖颈”感觉更美。 五官长的漂亮当然好,但是人的表情过于丰富,简直像个晴雨表,变化无常,而脖颈就不一样了,她总是那样若无其事的,静静的美丽着。有时甚至美得妖艳。所以我有时在想,脸的美丽,可能是靠脖颈的支撑与衬托的。 那是我有一次跟朋友们出去钓鱼的时候遇到的事。由于大家玩到很晚,回去的时候天已经黑了。 汽车在漆黑的山路中摸索着前行。途中,在沿着溪流的山路上,出现了一个少女的身影。 在渺无人烟的深山里,在不该有行人路过的漆黑的山路上,站着一个身穿白色浴衣的少女。车灯掠过路的两旁,少女背对着我们,躲开前行中的汽车。 她赤足穿着木屐,在白色的浴衣上配着红色的飘带。我们一行人看得清清楚楚。那不是幽灵。 在黑暗中飘现出的那件白色的浴衣,还有她的脖颈,都清晰的印在了我的眼睛里。 就好像刚刚出水的芙蓉,娇嫩欲滴,就那样活生生的印在了我的眼睛里。 虽然少女背对着我们,但是我仍然觉得她是那样的美丽。朋友们也没有看到少女的脸,但是“山间的浴衣美女”, 就这样成为了我们以后的话题。心中突然一颤,但我知道,那不是恐惧。 连脸都没看到,却认为是美女,听起来似乎很可笑。但是我们都坚信,她是超乎寻常的美。 那大概就是溪中美人鱼的化身吧。
展开剩余