万叶恋歌 「-樁之章-」(石田彰) 04 自己的命运
授業が早めに終わった俺はいつもより早く生徒会室に来ていた。
「は~あいつ、くるかなぁ……我ながら、ちょっと強引過ぎたか?いや、でも、あそこで声をかけなかったら、もう二度と会えないような気がしたし。」
その時、生徒会室のドアが開いて、一人の女子が入って来た。
「あ!来たか。まぁ~空いてるの席に座れ。」
席を勧めても、彼女はすぐに帰るからと言って座らなかった。沈黙に我慢できなくなった俺は、自分から小さい頃の話を切り出した。
「お前……俺を見て、何にか思い出さないか?」
「そんなところからじゃ見えないだろう。ほら、もっと俺の近くに来い!俺の目を見て!」
「どうだ?何か思い出さないか?雪だるまとか……」
「何?何のことか分らない?あ、そっか……はぁ、いや、何でもないんだ。そんな大したことじゃないから。」
俺の言葉に彼女は考え込むように黙ってしまった。もしかしたら、心の中ではこう思っていたのかもしれない。
---道の辺の草深百合の花へ笑みに笑みしがからに妻と言べしや---
笑いかけたことに深く意味はない。ほんの少し笑いかけただけで、勘違いしないで。
彼女が思い出せないのは仕方ない。俺だって、彼女が初恋の人じゃなかったら、今まで覚えてなかった。でも、俺は彼女がどう思うと、一度会えて嬉しかった。確証なんてないけど。俺は少しでいいから、自分の運命を信じてみたい……
「なぁ~おまえー、生徒会とか興味ないか?文化祭の準備をしてるんだけど、人が足りないんだ。よかったら、入ってみないか?」
彼女が顔を上げて、少し考えてみると答えた。
早早的结束课程,我比平时更早地到了学生会室。
“啊~她会来吧……连我自己都觉得有点霸道了。但是,总感觉如果那时不说,就再也没有机会见面了。”
就在这时,学生会室的门打开了,一位女生走了进来。
“啊!你来了。嘛~找个空位坐吧”
虽然我给她让座,可她还是说“很快就回去了”,并没坐下。无法忍受沉默的我,自顾自地说起了小时候的故事。
“你……看到我,没想起什么吗?”
“在那里的话什么都看不到吧。来,再靠我近一些!看着我的眼睛!”
“怎么样?想起什么了吗?像雪人之类的……”
“什么?不明白我在说什么?啊,这样啊……哈,不,没什么。也不是什么重要的事情。”
对于我的话,她像是陷入了思考,一直没有做声。或许,是因为她的心中也是这么认为的吧。
『路边草丛,百合花放;只凭付之一笑,即可称妻房?』
脸上带着笑容并没有特别的意味。只是稍微笑一下而已,请不要误会。
她想不起来也是没办法的事。就算是我,若她不是我的初恋,也不会到今天都一直记得。但是,不管她怎么想,能再度相见,我还是很开心。虽然没什么证据,我还是想试着相信自己的命运,一点点就好……
“呐,你对学生会有兴趣吗?因为要准备文化祭,正缺人手,可以的话要不要加入看看?”
她抬起头,回答说:我考虑一下。