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【日本民间故事】比山还高的男子

小尾巴译 2011-09-25 06:30

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むかしむかし、山よりも大きな大男がいました。

很久很久以前,有个魁梧的男子比山还高大。

「小さい、小さい。どんな山でもおれより小さいな。この世には、おれよりも大きなものはいないのだ」と、いつもいばっていましたが、ある日の事、大男は自分よりも大きな富士山という山を見つけたのです。

“太小了。太小了。不管什么山都比我小。这世上,没什么比我还大的了。”他总以此自以为傲,可是有一天,大个子发现了比自己还大的富士山。

「むむむっ、おれよりも大きいとはなまいきな。ええい!海のまん中へ持って行って、しずめてやるわ!」

“呜哇哇哇,比我还大,真是太嚣张了。额!把它扛到海里去埋掉!”

大男はまわりにあったフジツルをかき集めると、それをたばねてなわにして富士山にグルグルとまきつけ、海まで引っ張っていこうとしました。

大个子收集了周围的藤蔓,再捆成绳子,把富士山一层层地缠上,决定把它拖到海里去。

しかし、さすがは日本一の富士山です。大男がいくら引っ張っても、ビクともしません。

可是,不愧是日本第一的富士山。大个子不管怎么拉,都纹丝不动。

「えい、なまいきな山め!」大男はフジツルのなわを体にまきつけると、「えい!」と、力まかせに引っぱりました。

“呀,真是座嚣张的大山啊!”大个子将藤蔓绳缠在自己身上,大喊一声“啊!”将全身的力气都使上了。

すると、ブチッ!!あまりの力に、フジツルのなわが切れてしまいました。

这是,只听扑哧一声,由于用力过度,藤蔓绳断了。

「これはいかん。今度は、もっと丈夫なやつを」

“这可不行。这次找个更结实点的。”

大男は、もっと太いなわを作ろうとフジツルを探しましたが、もうどこにもありません。「ぐおおおっ、なんだ今日は、腹の立つ事ばかりだ!フジツルめ、もうここには生えるな!」

大个子想做根更粗的绳子,可是到处找藤蔓都找不到。“呜哇哇,今天怎么尽是些让人发火的事啊!藤蔓,别想再在这里生长了!”

大男は大きな足で地面をうちぬいて大きな穴を開けると、そのままどこかへいってしまいました。

大个子用他的大脚将地面踩出了个大洞,然后就不知道去哪里了。

それからそのふきん(相模野一帯)では、フジツルは生えないといいます。

之后,在那附近(相模野一带),藤蔓生存不了。

そして大男が足で開けた穴は沼となって残り、鹿沼(かぬま)、しょうぶ沼が、それだと言われているのです。

据说那大个子用脚踩出来的大洞成了泥潭,称为鹿沼,菖蒲沼。

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