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日本民间故事:猴酒的传说

小尾巴译 2011-07-30 06:00

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むかしむかし、府内(ふない→大分市)に、中屋玄通(なかやげんつう)という貧しい商人がいました。

很久很久以前,在府内(大分市),有个叫中屋玄通的穷商人。

あるとき玄通は、浦辺へ酒を売りに行こうと、高崎山(たかさきやま)のふもとを歩いていました。

有一次,玄通去浦边卖酒,走过高崎山的山脚下。

すると、どこからか、「キーッ、キーッ」と、苦しそうな声が聞こえてきたのです。

这时,不知从哪传来“吱,吱”的声音,听着很是痛苦。

「なんだ、あの声は!」玄通が急いで声のする方へ行ってみると、サルが地面を転げ回っていたのです。

“这声音是怎么回事!”玄通急急忙忙往有声音的方向去,看到猴子在地上打滚。

見てみると大きな力二がサルの片足を、ギューッとはさんでいるのでした。

仔细一看,才发现是一只大螃蟹夹在猴子的一只脚上了。

かわいそうに思った玄通は、急いで力二を取ってやりました。

玄通觉得猴子很可怜就急忙把螃蟹拿了下来。

そしてサルに、「よしよし。さぞ痛かったろう。だけどな、カニもお前やわしと同じ生き物なんじゃ。許しておやり」と、言い聞かせるように言うと、カニも放してやりました。

然后像是在劝说猴子一般,对着它说道:“好了好了。一定很痛吧。不过螃蟹和你和我一样都是生物,所以就放过它吧。”然后就把螃蟹放了。

さて次の日、いつものように玄通は高崎山のふもとを通って酒を売りに行くと、「キキーッ、キーッ」と、またサルの声がします。

到了第二天,玄通像往常一样经过高崎山的山脚去卖酒时,又听到了猴子“吱,吱”的叫声。

見ると昨日のサルが、しきりに玄通を誘っているようです。

一看是昨天的那只猴子不停地在向玄通发出邀请。

「なんじゃ、わしに来て欲しいのか?」玄通は不思議に思いながらも、サルについて行きました。

“什么,是希望我过来?”玄通虽然觉得不可思议,可还是跟着猴子走了过去。

するとそのうち、清水がわき出る大きな岩の前に出ました。

过了一会后,就来到了涌出清水的大石头前面。

「キキーッ、キキーッ」サルがその水を指さすので、何気なくなめてみた玄通は、あっと声をあげました。「こっ、これは酒じゃ。しかも上等の酒じゃ」

“吱吱,吱吱”猴子指着那水,玄通无意间尝了一口后叫了一声:“这,这是酒啊。而且是上等的酒啊。”

なんとその清水は水ではなく、天然の酒だったのです。

那清水居然不是水,而是天然的酒啊。

サルは助けてもらったお礼に、サル仲間に伝わる秘密の酒を玄通に教えてくれたのでした。

原来是猴子为了报告之前的救命之恩,把流传在猴子之间的秘密酒告诉了玄通。

こうして玄通はその酒を売って歩き、やがては九州一の酒長者になったのです。

就这样玄通把那酒拿去卖,不久就成了九州的第一酒富翁。

そしてその酒は『サル酒』と呼ばれて、今でも高崎山ではこの伝説にちなんでサル酒が売られているそうです。

那酒就被称为“猴酒”,而且就算是现在的高崎山,和这传说相关的猴酒也还在卖。

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