沪江

【日本民间故事】死而复生的鳅

小尾巴译 2011-07-26 06:00

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むかしむかし、富山のある村で、村人が川原に集まって春祭りをしていました。

很久很久以前,在富山的某个村子里,村民们聚集在川原举行春祭。

この日は朝から村人たちが野菜やおみそなどを持ちよって、男たちが川でとったカジカと一緒に煮て、おいしい『カジカ汁』をつくって食べるのです。

那一天,村民们拿着蔬菜和酱,再用来和男人们在河里抓来的鳅一起煮,做成美味的“鳅汤”喝。

料理は簡単で、包丁の先でカジカのお腹をすこし裂き、そこから腹わたを取り出して野菜と一緒にみそ汁にするのです。

菜式比较简单,就是用刀尖稍微剖开点鳅的肚子,把内脏取出,再和蔬菜一起做成酱汤。

みんなが楽しそうに料理をしていると、一人の旅人が通りかかりました。「お前たち、何をしておるんだ?今日が何の日か、知らんのか?」

正在大家开心地做着料理时,有个过路人经过。“你们在干什么?今天是什么日子,你们不知道吗?”

「何の日って、今日は村の春祭りの日じゃ。春祭りには、毎年こうして村中でカジカ汁を食うことになっとるんじゃ。体が温まって、おいしいぞ。もうすぐ出来るから、あんたも一杯、食っていったらどうじゃ」

“什么日子,今天不就是村里的春祭嘛。春祭的话,每年都是这样,村子里都要喝鳅汤啊。身体还是暖的,而且很好喝的哦。很快就可以做好了,你也喝一碗吧。”

何匹ものカジカのお腹を包丁の先で裂いていた男が言うと、旅人が声高に言いました。「馬鹿者!今日は二十八日。親鶯上人(しんらんしょうにん)という、偉いお坊さんの月のご命日ぞ。その日に生き物を殺すとは何事か!」

这个男子已经用刀尖剖开了好几条鳅的肚子,他这样一说,游人便大声说道:“混蛋!今天是二十八日,是一个叫做亲莺上人的伟大的和尚的忌辰。在这一天杀生算是怎么回事!”

男はびっくりして、包丁から手をはなしました。

男子吃了一惊,手放开了刀。

するとお腹を裂かれてまな板の上にのっていたカジカがみんな生き返って、ピチピチとはねだしたのです。

这时裂开着肚子,放在砧板上的鳅都死而复生了,啪嗒啪嗒地跳了起来。

「大変だ。はやくカジカを川へ戻すんだ!」村人たちは、急いでカジカを川へ逃がしました。

“不好了。快把鳅放到河里去!”村民们急急忙忙地把鳅放回到了河里去。

この事があってから、この村の川に住むカジカは、みんなお腹に切られたようなくぼみがあるそうです。

听说自从这件事后,在这个村子的河里住着的鳅肚子上都有了被刀切过一般的凹痕。

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