沪江

【日本民间故事】向龙祈雨

小尾巴译 2011-06-23 06:30

むかしむかし、帷子(かたびら)というところが毎日の日照り続きで、村人たちは困っていました。

很久很久以前,在一个叫做帷子的地方,每天都是阳光明媚的,村民们很是困扰。

そこで村人たちは、来る日も来る日も薬師堂にこもって、雨ごいのお祈りをしていたのです。

于是村民们每天每天都聚集在药师堂祈求下雨。

そんなある日の事、一人の老人が、ふと上を見上げて、高梁(たかばり)に彫られた竜を見つめました。「ほう。さすがは名人といわれた林市衛門と玉置吉兵衛が作っただけの事はあるのう」

有一天,一个老人忽然抬头一看的时候,发现柱子上雕刻着的龙。“啊,不愧是有名的林市卫门和玉置吉兵卫雕刻的作品啊。”

すると、ほめられたのがうれしかったのか、下り竜の舌がペロペロと動き、上り竜の尾がピクピクと動いたのです。

这时,不知道是不是因为受了表扬而比较高兴,往下的龙的舌头啪嗒啪嗒地动了起来,往上的龙的尾巴噼啪噼啪得拍了几下。

それを見た老人は、思わず竜に手を合わせて言いました。「竜よ、心あるなら聞いておくれ。この村はな、もう一ヶ月も雨が降らんのじゃ。もう、何もかも枯れてしまい、このままでは村は全滅じゃ。お前たちが本当に水を呼ぶ事が出来るのなら、どうか雨を恵んでくだされ」

看到这一幕的老人,情不自禁地双手合拢对着龙说道:“龙啊,如果你有心的话,那就请听我说啊。这个村子,已经一个月没有下雨了。什么都已经枯萎了,再这样下去的话村子就要灭亡了。如果你们真的能呼风唤雨的话,那么请赏赐点雨吧。”

すると不思議な事に、晴れ渡っていた空に黒雲がひろがって稲妻が光ると、いきなり、ものすごい雨がザーザーと降り出したのです。

不可思议的事发生了,晴朗的天空霎时乌云满布,电闪雷鸣,不一会就沙沙沙地下起了大雨。

「おおっ、雨だ!竜が雨を降らせてくれたぞ!」村人たちは飛び上がって喜びましたが、今度はその雨があまりにも振り過ぎたために、大水で田畑が流されそうになったのです。

“噢噢,下雨了!龙为我们降雨了!”村民们高兴地跳了起来,可是这次又因为下了太多的雨,大水快要淹没田地了。

するとあの老人は、また薬師堂へ行って竜に手を合わせました。「いくら雨が欲しいと言っても、これでは田畑も家も大水に押し流されてしまう。どうか、雨をやませて下され」

于是那个老人再次来到药师堂向着龙双手合拢说道:“虽说很需要雨,可是再这样下雨,田地和房子都要被大水冲走了。拜托,请让雨停吧。”

すると、たちまち雷鳴はおさまって、空は青く晴れ渡ったのです。

不一会,雷鸣就停止了,天空又放晴了。

この大雨のおかげで、死にかけていた田畑は生きかえりました。

多亏了这场大雨,田地死而复生。

そこで村人たちは、再び薬師堂にお礼のお参りをしたのです。

于是村民们再次来到药师堂参拜。

そして、ふと高梁の竜を見上げてみると、不思議な事に下り竜の片目がつぶれていたということです。

然后,突然抬头看柱子上的龙的时候,发现不可思议的是往下的龙的一只眼睛居然瞎了。

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