沪江

“烦恼顾问”安藤桃子:进入社会后如何和高中老朋友相处?

Paz译 2022-10-08 11:44

読売新聞・大手小町のお悩み相談では、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答しています。今回は映画監督の安藤桃子さんです。

读卖新闻大手小町板块会邀请人生经验丰富的“烦恼顾问”为工作女性解答职场、恋爱、兼顾工作和育儿等烦恼,此次邀请的是电影导演安藤桃子。

30代、会社員の男性です。高校時代の友人たちと定期的に飲み会が開かれます。メンバーは10人近くいますが、仲が良かったのはその中の数人です。メンバーには苦手な人もいて、正直関わりたくない人もいます。仲が良かった人も環境が変わったせいか、共通の話題も少なく表面上の話に終止してしまいます。

一位30多岁的男性上班族提问:我定期和高中时期的朋友们喝酒,虽然成员有快10个人,但里面只有几个关系很好。这些人里有的人我不太会相处,有的人不想接触,关系很好的朋友也因为所处环境不同,共同话题变少了,只能停留在表面。

10年以上の付き合いもあり、縁を完全に切るのもどうかと思うのですが、会が終わったあとに参加する意味があるのかと自問してしまう自分がいます。もっと適当に受け入れてやっていけたらと思うのですが、それができない狭量な自分が嫌になります。

因为已经有十多年的交情了,完全绝交也不太好,和他们喝完酒后经常扪心自问,参加这种活动是否有意义。如果我能更包容点就好了,但我做不到,讨厌这样小气的自己。

距離をおいたほうがいいのか、ある程度受け入れてやっていくべきか、昔の友人との付き合い方について何かアドバイスをいただけると幸いです。(ハンドルネーム・ぽん)

是应该保持距离吗?还是某种程度上应该接受现状?如何和过去的朋友相处,希望老师能给我一些建议。

安藤桃子:友情は繋(つな)ごうとしなくても、もとから繋がっています。「友人」とはなんだろう?と、考えたことがあります。

安藤桃子:友谊是即使不联系也会一直维系的情感。我之前思考过“朋友”到底是什么。

友と言っても色々な関係がありますが、幼なじみや学生時代の友人は、ちょっと特別。学校内での同じ時間と空間をほぼ毎日共有し、そこには利害関係や忖度(そんたく)は発生しておらず、好きか嫌いか、合うか合わないかのリトマス試験紙だけ。そして、同じ方向の「好き」と「嫌い」を繰り返しながら思い出をつくっていきます。

朋友也有很多种,发小或学生时期的朋友有点特别。几乎每天都一起待在学校,也没有利益关系和偏见,喜欢不喜欢、合得来合不来就像石蕊试纸一样清晰分明。然后,在同一方向的“喜欢”和“讨厌”之间反复跳跃的同时创造回忆。

しかし、社会人になると同じ空間にもいないし、ずっと同じ時間を過ごすわけではありません。友情を現状のままつなぎ止めようとしても接着剤は劣化しますし、しょっちゅう塗り直していくうちにくっつきにくくなったりもします。でも、友情は繋ごうとしなくても、もとから繋がっています。

但是,进入社会后大家不处于同一空间,也不是一直在一起。即使试图维系友谊,但两者之间也会自然而然疏远,如果经常联系可能会疏远地慢一些。但友谊是即使不联系也会一直维系的情感。

大人になって環境や表面的なことは変わっても、学生時代の“素”の友人、その人の持って生まれた根源たる心は変わるものではありません。

即使进入社会大家所处的环境和外在都变化了,但学生时期“纯粹”的朋友,他的心不会改变。

少し極端ですが、例えばみんなに優しかった友人が、社会に出て厳しさに触れて人生色々、つらい、しんどい経験をし、「誰も信じない! この世に優しさなんてない!」と思って豹変(ひょうへん)したとします。それでも、人のあたたかさに触れると、本来の自分の優しさを取り戻せます。そのように、“素”の友人、その本質を知っているからこそ、変化に違和感があったり、今の状況を少し残念にも感じたりするかも知れません。

举个极端的例子,比如说本来性格很和善的朋友,进入社会后历经艰辛,就会突然变得不相信任何人,不相信这个世界上有善良。但只要一接触到人性的温暖,就会回到原来和善的样子。所以,正因为知道“纯粹”朋友的本质,才对他的改变难以适从,对于这种情况可能有些遗憾。

私は、高知に移住してから、なかなか同級生の集まりに参加できず、直接連絡も取れていません。でも、Facebookやインスタグラムなどでフォローし合っているので、近況は互いに認識し合えています。

我搬到高知后,基本不会参加同学会,也不直接联络,但因为互关了脸书和Ins,还是互相知道近况。

学生時代の友人は不思議なもので、逆に何年もの距離があっても、本質を知ってくれているという安心感からか、会うと瞬時になじめます。私の経験だと、10年会わなくても人の縁というのは「え~!こんなところで!」というような不思議なタイミングで繋がったり、学生時代は苦手だった友と年月を重ねて再会したらすごく仲良くなった、なんてことも。

学生时代的朋友特别神奇,因为都了解本质很安心,即使多年不见,一见面就能迅速熟起来。就我个人经验来说,即使十年不见,但大家会在某些出人意料的时机节点联系到一起,即使是学生时期合不来的朋友,在经历漫长岁月重逢后也会变得很亲密。

もしかしたら、定期的に会うことで日々成長している、成功している自分を見せなければ!と、みんな素直になれなくなっているのかも?

或许定期见面是为了见证自己的成长和成功?让大家都不能坦率地面对对方。

友や仲間とは、何かあった時はすぐ駆けつける相手。純粋にキラキラした時代を知っている同級生とは、互いが「素」に戻れる存在です。どんな状況で、どれだけ長い時間距離が空いていても、変わりません。

一有事情,朋友和伙伴会最先赶到。同学们互相知根知底,共同度过了纯粹美好的学生时代,双方都是能让人回归“纯粹”的存在。无论多远多久,无论什么情况,这份友谊都不会改变。

飲み会に参加するか否かは、その時々の気持ちで判断されたらどうでしょうか? 行きたいなと思う時に参加するスタンスでも、縁が切れることはないと思います。

关于是否参加饮酒会,就按照当时的感觉来决定吧?想去就去,我想这样也不会影响友谊。

安藤 桃子(あんどう・ももこ)

映画監督 

电影导演

1982年、東京都生まれ。高校時代よりイギリスに留学し、ロンドン大学芸術学部を卒業。その後、ニューヨークで映画作りを学び、助監督を経て2010年「カケラ」で監督・脚本デビュー。

1982年,出生于东京。高中开始去英国留学,毕业于伦敦大学艺术学院。随后去纽约学习电影创作,当过副导演后,2010年担任《碎片》的导演和编剧,正式出道。

本内容为沪江日语原创翻译,严禁转载。

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