沪江

“铁饭碗”在日本不吃香?!日本年轻人正在“逃离霞关”!

鱼儿 译 2022-04-06 06:15

3月18日から、2022年度の国家公務員採用試験の申込みが始まる。

3月18日起,2022年日本国家公务员报考申请正式启动。

しかし、霞が関の現状は厳しい。中央省庁の幹部候補を採用する国家公務員採用総合職試験の受験者数は5年連続で減少している。

但霞关(中央省厅所在地)的情况并不乐观。国家公务员采用综合入职考试是中央省厅选拔候补干部人才的官方考试,但报考人数已连续5年下跌。

2021年度の申込者数(春・秋合計)は、前年度比2515人減(12.6%減)の1万7411人で、現在の試験の形になった2012年度以降では、最大の落ち込みだった。

2021年度的申请人数(春·秋合计)为1万7411人,较2020年减少了2515人(减少12.6%),这是自2012年考试改革之后,下降幅度最大的一次。

歯止めが効かない「人気低下」に、危機感を募らせる霞が関。人事院は国家公務員の志望者を確保するため、新たな策を講じているものの、学生を振り向かせるのは簡単ではない。

“人气持续滑坡”,霞关的危机感也愈加强烈。虽然日本人事院(内阁特设行政机关)正在采取新的政策以保证报考国家公务员考生人数,但实际结果并不如意。

人事院「危機的な状況」

人事院“形势严峻”

「5年連続で申込数が減少している危機的状況であります。申込者数をいかにして増やすかという観点から検討を進めています」。人事院の試験課長・澤田晃一氏は2022年3月11日、国家公務員採用試験に関する記者会見でそう話した。

人事院的考试课课长·泽田晃一在2022年3月11日召开的国家公务员采用入职考试相关新闻发布会上这样说道,“现在的形势很不乐观,报考人数已经连续5年下降了。我们正在讨论制定将报考人数提升上去的切实举措”。

人事院では受験者を増やすための対策として、2022年度から二つの取り組みを実施する。

人事院为了提高报考人数,从2022年起实施以下两项措施。

まずは総合職試験の申込み受付を1週間前倒し、受け付け期間を1週間拡大する(応募はインターネットで3月18日~4月4日に受け付ける)。

首先是将综合入职考试的申报时间提前1周,截止时间错后1周(可于3月18日~4月4日在线申请报考)。

二つ目の取り組みは、理系の学生が試験を受けやすくするため新たな試験区分「デジタル区分」を設けること。

第二项措施是设立新的考试项目即“数字化科目”,主要是面向理科学生。

「情報系学問を専攻している学生は従来、『工学』の試験区分を受けていた。今回『デジタル』区分が新設されることで、自分が専攻している分野で受験が可能になる試験を受けやすくなる」(人事院担当者)

“情报学专业的考生,以往都是报考参加‘工学’科目考试。今年新增的‘数字化’科目,更贴合他们本专业内容,较之以往也更容易一些”(人事院负责人)

ただ、民間企業でもデジタル知識をもつ理系人材の新卒採用を強化しており、理系人材は売り手市場が続いている。受験区分の新設によって、理系人材からの申し込みがどの程度増えるのかは未知数だ。

但与此同时,民营企业为了吸引更多掌握数字化知识的应届理科人才,同样推出了很多诱人的雇用条件,选择权依旧掌握在理科毕业生自己的手里。所以,这项措施具体效果如何,目前还尚无定论。

「試験を変えただけでは…」

“只在考试方面做出改革是远远不够的…”

人事院が作成した大学生らを対象にした採用パンフレットでは、男性育休を含めたワークライフバランスに関する制度説明や、海外留学など人材育成の紹介にもページを割いている。

在人事院制作的面向大学生的招聘宣传册中,还对包括男性育儿假在内的‘生活工作调和制度’进行了说明,甚至占用一整个页面介绍了人才培养计划,如海外留学等等。 

「より魅力的な勤務環境を創出するような努力をしている。また先輩職員たちがどのように働いているのかを紹介しながら魅力を伝えることで、申込者数を増やしていきたい」(人事院担当者)

“我们努力创造出一个更具竞争力的工作环境。此外,我们还将公开介绍优秀职员的精彩工作事例,以来调动大学生们的热情,进而增加报考人数”(人事院负责人)

ただ、こうした取り組みについて30代の若手官僚はこう語る。

但是,30来岁的在职官员却有着不同的看法。

「まずは若手の職員が辞めてしまっている霞が関を変えないといけない。試験を変えただけでは、学生へのインパクトはない」

“最重要的是改变霞关,现在有大批的年轻职员离职,选择逃离这里。只在选拔考试方面做出改革是远远不够的,毕业生们还是会敬而远之” 

この若手官僚が指摘するように、志望者の減少だけでなく、霞が関が抱える大きな課題の一つが官僚の人材流出だ。

正如这位年轻官员所说的那样,霞关面临的不仅仅是报考人数的减少,还有一大问题就是人才流出。

内閣人事局が2019年11月~12月、国家公務員に実施したアンケート調査では、30歳未満の男性国家公務員では7人に1人(14.7%)が「数年以内」に辞職意向と答えており、若手の離職問題が深刻化している。

根据内阁人事局于2019年11月~12月期间对国家公务员进行的问卷调查显示,每7名30岁以下的男性国家公务员中就有1人(14.7%)有意向“在之后几年”离职,这无疑表明年轻人‘逃离体制’的现象越发严重。

アンケートでは「数年以内に離職意向がある」とした職員に、その理由を質問。顕著だったのは「もっと自己成長できる魅力的な仕事に就きたい」(男性が49.4%、女性が約44.4%)と「長時間労働で仕事と家庭の両立が難しい」(男性が34%、女性が47%)という結果だった。

该项调查还向‘之后几年内有离职意向’职员进一步询问了原因。最为突出的回答是“想从事更能提升自己、更具魅力的工作”(男性有49.4%,女性约有44.4%),“工作时间长,很难兼顾家庭”(男性有34%,女性有47%)。

人事院らの若手チーム結成

人事院组建年轻官员小组

若手官僚の離職に加え、学生の官僚離れが進む一方で、霞が関の働き方を変えようとする若手官僚もいる。

一部分年轻官员想要离职,而毕业生们则更是敬而远之。但也有年轻官员想从根本上解决这个问题,他们要改变霞关的工作现状。

人事局と内閣人事局で働く官僚8人による「未来の公務を考える若手チーム」もその一つ。このチームは2021年10月、当時の国家公務員制度担当相・河野太郎氏と人事院総裁の川本裕子氏が設置した。

由来自人事局及内阁人事局的8位官员组成了“未来公务事业计划年轻小组”。该小组于2021年10月由当时的国家公务员制度担当·河野太郎和人事院院长·川本裕子组建。

若手チームの構成メンバーはほぼ30代前半で、彼らの年代は「離職する若手職員のボリュームゾーン」でもあるという。

该小组成员年龄基本在30~35岁左右,他们与“有意向离职的年轻职员”是同龄人。

若手チームではこれまで、「なぜ離職に至ったのか」など、40人以上の元官僚にヒアリングを続けてきた。若手チームメンバーの一人はこう話す。

到目前为止,该小组已经对40余位已离职的官员进行了采访,询问他们“离职的原因”。一位组员说道:

「離職してしまった官僚は、組織が変わらないことへの絶望を感じていました。私たち官僚にとっては他人事ではなく、一歩でも前に進まないといけないと感じています」

“离职的官员们都认为在体制内工作数十年如一日,枯燥无味。在这件事情上,我们不是旁观者而是当事人,哪怕向前迈进一步也好,都必须有所改进”

若手チームは2022年3月11日、二之湯智・国家公務員制度担当相と人事院総裁の川本氏に、これまでの検討内容について中間報告を実施。取材に応じた二之湯大臣は記者団にこう話した。

该小组已于2022年3月11日向现任国家公务员制度担当·向二之汤智和人事院院长川本氏提交了中间报告。二之汤大臣就此召开了记者见面会。

「新しく公務員を目指す人が少なくなってきている。公務員試験を受けようかと思えるような、提言を出してもらいたい。彼ら(若手チーム)自身も危機感を持っている。その危機感をもって霞が関を変えていってもらいたい」

“致力于成为公务员的人在变少。希望‘年轻小组’能献计献策,提高报考人数。他们(年轻小组)本身也有着危机感。希望在这种危机感的敦促下,带领霞关走向新的时代”

本内容为沪江日语原创翻译,严禁转载。

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