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第163届芥川奖候选小说推荐:三木三奈—《秋》

鱼儿 整译 2020-10-24 00:00

翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

第125回文學界新人賞受賞作品、第163回芥川賞候補作品—三木三奈『アキちゃん』。「憎しみ」が描かれた物語。

第125届文学界新人奖获奖作品、第163届芥川文学奖候选作品—三木三奈《秋》。一个充满“恨意”的故事。

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日文书名:アキちゃん

中文书名:暂无官方译名

作者:三木三奈

类型:校园;情感

本书简介:

小学生のころ、主人公「わたし」には「アキちゃん」と呼ばれる大嫌いな友達がいた。「アキちゃん」は、ほかの女の子の前ではどこか媚びへつらうような態度を取るけれど、「わたし」に対しては暴言を吐いたりつねったりするような二面性を持っていました。「わたし」は「アキちゃん」の横暴なふるまいに憎しみをたぎらせながらも、「やめて」と言うくらいの反抗しかできません。「わたし」が反抗しないことをいいことに、「アキちゃん」のふるまいは横暴さを増してゆきます。「わたし」は憎しみに耐え切れず、クラスメイトに「アキちゃん」に呪いをかける方法を聞きに行きます。やがて「わたし」は転校することになり、「アキちゃん」との悪縁は切れます。およそ十年後、大学生になってから「アキちゃん」のその後のてんまつを少しだけ知ることになる「わたし」は、なんともふくざつな思いを抱くのです。

在“我”上小学的时候,班上有一位令“我”很反感的同学“秋”。他是个两面派,对其他的女生总是一副讨好的态度,唯独对“我”恶语相加更甚时会动手拧拽。“我”对“秋”的暴力行径厌烦到了极点,但也只能嘴上喊着“别这样”进行反抗。“我”的懦弱促使了“秋”对“我”更加肆无忌惮的霸凌。忍无可忍的“我”向同班同学打听可以诅咒“秋”的方法。终于我俩的孽缘以“我”转学而宣告结束。十年后已经升为大学生的“我”打听到了些许“秋”的消息,内心也随之掀起了阵阵波澜。

推荐理由

この物語はすでに成人した「わたし」視点から当時を振り返り、小学五年生の「わたし」の幼さ、不器用さを分析しながら「わたし」の「アキちゃん」への揺らがない「憎しみ」が描かれてゆきます。この物語の不思議なところは、「憎しみ」を描き上げた物語なのに、「毒気」のようなものをあまり感じないところです。

本书以第一人称叙写并用成年人回顾童年的视角来讲述小学五年级时“我”的幼稚与软弱以及“我”对“秋”强烈的“憎恶”。不可思议之处是,这虽然是个充满“恨意”的故事但字里行间毫无戾气。

過去語りの距離感、「わたし」と「アキちゃん」の関係性をどこまで明かすかというバランス、「アキちゃん」の重大な問題、そして「アキちゃん」のその後のエピソード、どれもわたしの「憎しみ」を邪魔しない程度に描かれると感じました。「憎しみ」をすくい上げるバランス感覚が絶妙で秀逸な作品だと感じました。

往事的距离感,“我”与“秋”二人之间尴尬关系的平衡感,“秋”自身的重大秘密,以及“秋”多年之后的轶事,每一个情节的描写都夹杂了“我”对“”秋”强烈的“恨意”。作者在书中将“恨”娓娓道来但不失稳重大气,是一部能够给予读者绝妙感观的优秀作品。

 

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