沪江

为什么大阪人喜欢随身带着糖?

思蕾 译 2018-12-17 06:30

大阪のおばちゃんは、本当に「あめちゃん」を持っているのか-。こんな素朴な疑問に、子育て情報紙「お母さん業界新聞」大阪版編集部(大阪市平野区)が大阪在住の女性112人を対象にしたアンケートを実施。実に53%に当たる59人が「いつもあめを携帯している」と回答した。近所付き合いが希薄になり、子供にあめをあげる光景も過去のものになりつつあると思いきや、「出かける際には必ず専用ポーチを持っている」との答えも。その一方で、最近は「もらってもらえなくなった」という新たな“あめちゃん事情”も明らかになった。(上岡由美)

育儿报纸《妈妈业界新闻》大阪版编辑部就“大阪的大妈们真的都会随身带着糖果吗?”这样朴素的问题,向大阪在住的112名女性进行了调查。调查显示53%,即59人回答“总是随身带着糖果”。虽然如今邻里关系较为疏远,长辈给孩子们糖果也逐渐不复过去,但很多人表示“出门的时候会带专门放糖果的包”。另一方面,也有人告知“糖果新情况”即“不再能收到糖果了”。

今年7月末、本部にエリア編集長が集まった際の雑談から調査が始まった。「大阪の人は、みんなあめを持っている?」と聞かれた大阪版編集部の宇賀佐智子編集長(53)が「私らは持っていますよ。集まりとかで誰かが咳(せき)をすると、みんなカバンをゴソゴソしてあめを探しはじめます」と答えると、「大阪って面白いね」などと話が盛り上がったという。

这个调查开始于今年七月末,各地区主编聚集时的杂谈。被问“大阪人真的会带着糖果出门吗?”时,大阪版主编宇贺佐智子(53岁)回答“我们都会带着糖。聚会的时候谁咳嗽了的话,大家都会翻包找润喉糖给他。”听到这里,大家反响热烈,都表示“大阪好有意思”。

「あめを持ち歩くのは大阪独特の習慣かも。でも、実際にどれぐらいの人が携帯しているのか?」と疑問を持った宇賀編集長は、9月号の「大阪の食」コーナーで特集することに決めた。

“也许带糖果出门是大阪人特有的习惯。但实际上有多少人会这样做呢?”带着这样的疑问,宇贺主编在9月《食在大阪》的版块里做了特集。

まずは「いつもあめを携帯しているか」という質問に対して、59人(約53%)が「持っている」、53人(約47%)が「持っていない」と回答し、あめを持ち歩いている女性が過半数を占めていることがわかった。理由については「口さみしいから」「おなかがすいた時にこっそり食べられる」「眠いときに役立つ」などの声があがっていた。「知らない人にあめをあげたり、もらったりしたことはあるか」という問いには、さまざまな意見が寄せられた。

首先对“平时会带着糖果出门吗?”进行提问,其中59人(约53%)表示“会带”,53人(约47%)表示“不会”,会带糖果出门的人中女性占半数以上。理由大多是“嘴馋”、“饿的时候吃一块”、“提神醒脑”等等。而对“会不会给不认识的人糖果,有没有收到过陌生人的糖果”这个问题,出现了各种各样的意见。

あめちゃん文化に肯定的な意見としては、「子供をおとなしくさせるため」「ちょっと席を替わったり、道を教えたりしたときによくポケットに入れられた」「コミュニケーションツールになる」などの声があった。「自分用と他人用に分けてバッグに入れている」との回答もかなりあった。なかには「お出かけする際にはあめちゃんポーチを必ず持参している」と話す“あめちゃん歴”30年のおばちゃんもいた。

肯定糖果文化的人表示“为了让孩子安静些”、“遇到别人让座、指路等等情况经常会给对方糖果”、“为了方便交流”。回答“会把自己吃的和给别人的糖分开放。”的人也不少。这其中也有“出门一定会带放糖的包包”,带糖出门已经30年的老阿姨。

一方で、「不審者と思われる」「子供がアトピーなので、あめをもらったらうれしいけど、食べさせられず困った」「電車の中で泣いている子供にあめをあげようとしたら、母親から『食べさせないで!』と止められた」などと、あめをあげるのを躊躇(ちゅうちょ)する人も少なくなかった。

另一方面,“会觉得对方不怀好意”、“孩子是过敏体质,收到糖即使很高兴也不敢吃”、“电车上给哭泣的孩子糖,母亲却阻止孩子‘不许吃’”等等,犹豫要不要给孩子糖的人也不在少数。

なぜ、このような“あめちゃん”文化が大阪に根づいているのだろうか。手がかりを探ると、江戸時代までさかのぼる。「天下の台所」と呼ばれた当時の大坂には、あめの原料である砂糖や水あめが集まり、あめ作りが盛んだった。現在でも、明治5年創業の「豊下製菓」(阿倍野区)、「UHA味覚糖」(中央区)、「扇雀飴本舗」(同区)などあめの専業メーカーが多く、レジの横にあめを置いている飲食店や美容室もある。業界関係者は「大阪人はサービス精神が旺盛で、昔からのお裾分け文化も影響しているのでは」と分析している。

为什么大阪会有这样的“糖果文化”呢?寻找线索,会发现这种文化要追溯到江户时代。当时被称为“天下厨房”的大阪,制作糖果的原料砂糖和水不少,糖果市场繁盛。
即使到了如今,明治五年创业的“丰下制果”、“UHA味觉糖”、“扇雀糖本铺”等大阪市内知名的制糖店家也不少,此外许多餐厅、美容店会在收银台处摆上糖果。业界分析认为“大阪人的服务精神旺盛,也是深受以前的馈赠文化影响。”

一方で「非常食としてのあめちゃん」にも注目が集まっていることがわかった。今年は大阪北部地震の発生や台風の関西襲来などの災害によく見舞われたこともあって「電車内で缶詰状態になったときにあめを持っていると安心」「夏は塩あめ。熱中症予防に黒砂糖あめを携帯していた」などと緊急時に役立つと考えている声も。宇賀編集長は「他人への気遣いを伝える手段があめちゃん。これって地域の子育て文化だと思いますし、あめをもらって素直に『ありがとう』と言える社会が住みやすい街なのでは」と強調した。

另外“糖作为应急食品”也备受瞩目。今年大阪北部受到了地震、台风的袭击,糖果也起到很大作用“电车这种封闭空间里,身边有糖会比较安心。”、“夏天就吃咸味糖。为预防中暑带着黑糖”等等不少人认为糖果有应急之用。也许今后在流浪汉聚集的地方,随身带着糖的人也会增多吧。宇贺主编强调道:“糖果也是向他人传达自己情感的表达方式。我想这也是一种地域育儿文化吧,收到糖,坦率说声谢谢,也会拉近人与人之间的距离,让城市更温暖。”

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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