日本初の字幕スーパー付き洋画は1931年公開の「モロッコ」だそう。その後、テレビ放送の始まった1950年代に吹き替え映画が生まれたと言われています。映画館ではまだまだ字幕上映のほうが多いようですが、吹き替え版の割合は年々増加し、なかには一大センセーションを巻き起こした作品も。さて、字幕と吹き替え、みなさんどっち派なのでしょうか? 100人に聞いてみました。
日本最初带有字幕的西方电影是1931年上映的《摩洛哥》。据说此后在电视放送诞生的20世纪50年代,配音电影出现了。虽然在电影院上映的仍以字幕版居多,但配音版的比例正逐年增加,其中还包含了曾经引起过大轰动的作品。那么,字幕还是配音,大家属于哪一派呢?我们询问了100人。
Q. 海外映画を観るなら字幕?吹き替え?
问:观看海外电影的话您是看字幕版还是配音版?
結果は字幕派が過半数を占めましたが、これは昨今の字幕版・吹き替え版の上映割合とほぼ一致。吹き替え版の上映数は年々増えているそうなので、いつか字幕派と吹き替え派の割合が逆転することもあるかもしれないですね。では、それぞれのこだわりはどんなところにあるのでしょう?
结果是,虽然字幕派占了总人数的一半以上,但这与近来字幕版电影和配音版电影上映比例基本一致。因为配音版电影数量正年年增加,说不定哪天配音版电影比例就会反超字幕版呢。接下来就让我们看一下双方支持者的理由吧。
【字幕派】
「字幕だと、俳優のオリジナルの声が聞けるので字幕派です。吹き替えだとオリジナルの声ではなくなるので、ちょっと寂しい気がします」(山口・30歳女性)
“看字幕版的话能听到演员原本的声音,所以我是字幕派。如果看配音版的话就听不到原版的音效了,感觉会有点寂寞。”(山口 30岁女性)
「演じている人の声が聞きたいし、声も演技のうちだと思うので、吹き替えでなく字幕がいい」(静岡・36歳女性)
“首先我想听到演员自己的声音,其次我认为声音也是演技的一部分,所以比起配音我还是更喜欢字幕。”(静岗 36岁女性)
「その俳優さんのそのままの声や感情を聞きたいのでやっぱり字幕で観るほうが好きです」(福岡・38歳女性)
“我想听到演员在演戏时的声音和情感,因此我果然还是比较喜欢看字幕版电影。”(福冈 38岁女性)
「作品によっては、役者さんと吹き替えの声のイメージがかなり違うこともあるので、字幕の方が好きです」(広島・36歳女性)
“有的作品里配音的声音会与角色的印象有很大差别,因此我喜欢字幕版。”(广岛 36岁女性)
字幕で見ると回答した54人のうち、半数近い23人が俳優の生の声が聞きたい! と回答。息づかいや声色も演技のうち。セリフの言い回しや間合いから伝わる臨場感って確かにありますものね。吹き替えだと声のイメージの違いに加え、不自然な言い回しに違和感を覚えるという意見もありました。たとえ言葉が分からなくても、俳優の表現がダイレクトに伝わるほうが感情移入しやすいのかもしれません。
在答案是“看字幕版”的54人中,有23人回答的理由是想听演员原本的声音,超过了总数的一半。呼吸、声色也是演技的一种。台词的表达方式、在适当时机产生的临场感,这些的确是我们能在字幕版电影中看到的。也有人认为,配音版电影中声音与印象不符,还会对一些不自然的表达方式产生违和感。即便是听不懂外语,但从演员的表现中直接传达出来的感情,使观众更容易进行情感代入。
続いて、吹き替え派の意見をご紹介。
接下来向大家介绍一下配音派的意见。
【吹き替え派】
【配音派】
「字幕だとスピードが速くて読むのが大変だし、目もとっても疲れるから」(東京・47歳女性)
“如果是看字幕版的话, 快速阅读对我来说很难,眼睛也会非常的疲惫。”(东京 47岁女性)
「吹き替えの海外映画を、いつも観ています。字幕だと、目が疲れて、しばらくすると眠くなってきますので、困ります」(奈良・70歳男性)
“我一直是看配音版的外国电影。看字幕的话,眼睛会感到疲劳,稍微看一下就会想睡觉,因此让我觉得很困扰。”(奈良 70岁男性)
「映像の隅々にまで注目したいので、字幕を読んでる暇がないから吹き替えがいい」(滋賀・35歳女性)
“因为我想关注到电影的每一个细节,没有时间去看字幕,因此我觉得配音版好。”(滋贺 35岁女性)
「文字と映像を同時に見ることが出来ないから。文字を追っているとストーリーが全く分からなくなってしまいます」(島根・43歳女性)
“因为我做不到同时看文字和画面。如果去看文字的话就完全跟不上故事情节的发展。”(岛根 43岁女性)
「個人的には吹き替えの方が画面をずっと見ていなくて済むので楽です」(北海道・33歳女性)
“我个人认为,配音版电影不用一直盯着画面看,因此会轻松一些。”(北海道 33岁女性)
吹き替え派の半数近くの方が、字幕と映像を同時に見ることを苦にしているようです。文字を追うのに集中しすぎて大事なシーンを見落とすなんてことも? 長時間になればなるほど目も疲れてくるでしょうから。
占配音派半数以上的人认为同时看字幕和画面的话会很累。忙于看文字注意力都放在字幕上的话搞不好还会错过重要的场景。长时间盯着屏幕的话怪不得眼睛会感到疲惫。
最後に、「作品による」と回答した方の意見。
最后,让我们来看看回答“根据作品而定”的意见。
【作品による】
【根据作品而定】
「作品を問わず、好きな声優さんや役者さんが吹き替えに参加しているものであれば吹き替えを優先する」(宮城・23歳女性)
“不论作品,要是有我喜欢的声优或者演员参加配音的话,我就会优先看配音版。”(宫城 23岁女性)
「以前は字幕派だったのですが、旦那が吹き替え派で、半々くらいになりました」(東京・30歳女性)
“我以前是字幕派,但因为老公是配音派,所以现在变成一半一半了。”(东京 30岁女性)
「個人的には演じる俳優の声なども楽しみたいので字幕派ですが、子供達と楽しむための映画であれば吹き替えがいいので作品によります」(沖縄・39歳男性)
“我个人比较享受演员的声音,所以是字幕派,但如果是和孩子们一起看的电影,还是配音版比较好,因此我要根据作品决定。”(冲绳 39岁男性)
「アニメやCGなら、吹き替え。アナと雪の女王も吹き替えで観ました。松たか子さんの歌もすごく良かった」(福岡・44歳女性)
“如果是看动漫或者CG的话,我会看配音版。《冰雪女王》我也是看的配音版。松隆子的歌也十分好听呢。”(福冈 44岁女性)
作品の世界観に浸りたい、余すところなく楽しみたい、声の演技も堪能したい…映画の楽しみ方は本当に十人十色。もしかすると、両方を見比べてみることで、改めて気づく作品の魅力もあるかもしれませんね。絶対に字幕! 絶対に吹き替え! と決めている方も、たまには逆の選択をしてみると意外な発見があるかもしれません。
想沉浸在作品的世界观之中,想要不留余地地享受,想要尽情享受声音的演技…享受电影的方法真是各不相同。或许可以试着字幕版、配音版两者都看再比较,说不懂能够重新察觉到作品的魅力。“绝对是字幕!”、“绝对是配音!”,一直这样认为的亲们也可以偶尔尝试相反的选择,这样的话说不定能够有意外的发现哦。
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